性器安全保障法案
世間では草食系男子、二次元にしか興味のない男が増えてしまった。
その結果、社会問題化しているのが少子化である・・・。
そのため、ときの政府は女性の社会進出を狙ったが、現実は逆効果となり、少子化は急激に加速した。
ここに歯止めをかけるべく政府は対策を取るべく隙間のない少子化対策を考えた。
これはどういうものかというと、成人に番号を割り振ってお見合い、生殖させるというプログラムである。
このモデルははじめは穏やかなものだった。
市町村自治体がお見合いを支援して、カップルを成立させるという程度である。
ところが、女性の社会進出により所謂「モテない女性」が権力の中枢に入り始め、
始めて女性首相が誕生すると全く事情が大きく変わってきた。
まずアダルトビデオのモザイクを解禁、結婚年齢を男女ともに16歳へ、同性婚の解禁、
女性側が声をあげ、規律の撤廃を始めると、古代ギリシャの様な性の乱れがでてきた。
またそれをよしとする風潮すらうまれた。
女子高生に「ちんコレ」というゲームで生殖器に慣れさせるゲームも流行った。
これを中高生がやるのは性の乱れだ、という新聞の投書があったが、もはや権力を握った彼女たちの耳には入らなかった。
そして、きわめつけはこの性器安全保障法案である。
これは少子化対策の切り札らしいが、相手の性器の安全をコントロールとかケアするという法案というわけのわからない法律だ。
実はこの法案はオール女性閣僚と女性官僚が携わり、反対派はほぼ草食系男子が占めている。
そこまで女性の社会進出はすすんでおり、その流れに男はなすすべがなかったのだ。
国会議事堂では「ちんぽ法案」とか「ちんぽをまもれー」とか
ビッチだのなんだのプラカードを掲げで抗議活動をしている。
中にはラブドールを担いで「メイクラブ」なんて書いてる人もいる。
二次元オタクの草食系男子にしてみれば「○○は俺の嫁」が管理されるのだからこの法案はたまったものではない。
しかし、結局与党の自明党は審議を尽くしたとして、少子化対策の分け目ともいわれる性器安全保障法案は反対を押し切る形で可決してしまった。
この法案によって政府は隙間のない少子化対策に取り組むことができたと強調し
反対派(草食系男子)は女の下請けになって精子を提供するのは人権を無視する行為だと主張する。
そして今日も、選ばれた男女は一斉に「妊活」に励む。