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Dear You...  作者: みぃこ
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思い出

16歳。


今では普通になったSNSでの出会い。


10月23日。


貴方と出会いました。


斉藤さんで。


「誕生日おめでとう。」


繋がった瞬間私は言った。


プロフィールに誕生日が書かれてたからね。


25歳になったばかりの貴方と私は出会いました。


可愛らしさを含んだ高めの声。


そこからLINEしたよね。


アイコンの写真が気に入ったからしたみたいなもの。


私はそう思っていた。


すぐに関係は終わると思っていたのに…。


お互い普通に日常会話で盛り上がったから、長く続いたんだと思う。


となりの県だったし、方言などで苦しむこともなかった。


ただ、毎日が楽しかった。


そして、だんだん好きになった。


彼が休みの度電話した。


優しい声を求めて…


……………………………………………………


彼のことをカズって呼んだ。


私はみぃって呼ばれた。


カズは25歳のアパレルスタッフだった。


背は過去の2人ほど高くないが、顔は私の友人が皆口を揃えて言うほどイケメンだった。


どのLINEでも絵文字、顔文字は欠かさずついていた。


どんな馬鹿げた内容でも丁寧に返信してくれた。


あの時の壊れた私には、彼が生きがいだった。


LINEが来るのを待っていた。


あの時は何事にも頑張れていただろうな。


パワーの源。





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