これから先と小テスト
翌月になると、授業も小テストが頻繁に行われるようになった。
今日も英語の小テストがあり、答案を提出した。
授業が終わって、腕を伸ばして、机に突っ伏す。
「お疲れー、小テストどうだった?」
後ろの席にいるコリスちゃんが声をかけてきた。
「ちょっと引っかかるがところあったよ。そこ以外は大丈夫だよ」
「そっか。そこは学年末に出るかもだね」
「えー……後で復習しておくよ」
「そうだね。それが良いかも。終わったら買い物に行こうよ」
コリスちゃんが気分転換をかねてか、話を切り出してきた。
「なにか買うの?」
「チョコを手作りしようかなって」
パッキーちゃんの質問にコリスちゃんが答える。
ちなみに去年はコリスちゃんとお店のチョコを買って交換していた。
「あたしも作ってみたい」
パッキーちゃんが楽しそうに言う。もちろん私も。
「ならみんなで作ろうよ。チョコレートケーキとか大きめのやつ」
コリスちゃんも楽しそうに話し、週末に約束した。
あくる日、日直日誌を取りに行くと、英語の先生に呼ばれた。
「ちょっと確認取らせてね。昨日の小テストで解答欄が白紙だったよね」
「はい。shouldとかmustとか命令文を訳せってところですか?」
「そう。どうしたのかなって。難しかった?」
先生に聞かれてどうこたえようか考える。
「ちょっと苦手なんです」
少し考えてから素直に答えた。
「こう『すべきである』とか『しなければ』とか命令口調とかが」
そう言ってから、白紙で出した部分の答えを口で先生に伝える。
「正解です。ただ、白紙で出すと誤解されますから、注意してくださいね」
先生は私の目を見て、それだけを話す。
(苦手なものを文字や言葉にするのって、すごく難しいよね)
職員室から教室に向かうながら、試験で出たらどうしようと頭を悩ませた。




