暑さが残る季節です
気がつくと日が傾いていた。
魔法の世界へ行く道の調べ物は中断する。
また今度魔法を教えるから、手伝ってとパッキーちゃんと約束した。
「ほかの人には勉強会って言っておいてね」
「わかった。二人だけの秘密ね」
内緒の約束をして、家路を急ぐ。
「私は私のできることをしよう」
家では魔法を練習して、どんな魔法がどれぐらいの時間なのかを調べていく。
月日が流れ、お彼岸が過ぎて、秋分の日が過ぎて、月が替わる。
暑さも少しずつ収まってきた。
(とはいうもののまだ暑いんだよね……)
秋って短いよねと思いつつ、カレンダーを新しいものに変える。
「音楽は今日から合唱コンクールの練習になります」
担任の先生から課題曲と自由曲の連絡がきた。
ピアノはコリスちゃん、指揮はパッキーちゃんが担当する。
そのあと部活でも発表会があると連絡を受け、忙しさが増す。
「天文部の発表会って何やるんですか」
「星座の説明とかプラネタリウムコーナーとかあと何かひとつ」
先輩から説明を受ける、
「何か一つってのは、みんなで作る創作話とか演劇部と合同で演劇とかかな」
過去どんなことやっていたか、顧問の先生が記録が持ってきてくれた。
「やること一気に増えたね。部活も毎日だって」
下校時間を迎え、パッキーちゃんと一緒に帰る。
「日も短くなってきたし、魔法の練習は調べものと一緒に土日かな」
「今は部活と合唱が優先かな」
「そうだね。指揮も部活も調べ物も全部やり遂げてみせるから」
パッキーちゃんはいつも以上にやる気に満ちていた。




