変わるために歩いてく
結局、宿題はみんなと一緒にやった。
(変わるって決めたから)
それでも、魔法で終わらせようって気持ちは出てくる。
だから、パッキーちゃんにお願いしてブレスレットを空にしてもらった。
楽な道を選ぶ自分にさようならして、あえて苦労する道を行く。
(こっちのほうが変わったってことが実感できるはずだから)
頭を悩ませる問題が出てくるたびに、人に頼った。
ノート見せて、をここで引っかかるんだよねに変えてみる。
一緒に勉強してるコリスちゃんやパッキーちゃんは快く教えてくれた。
「ありがとう、コリスちゃんパッキーちゃん」
一緒に勉強してくれたのは、コリスちゃんとパッキーちゃん。
二人のおかげで、お盆が終わるころには宿題は全部終えることができた。
「終わったー!」
あとは自由時間だから、コリスちゃんやクラスメイトと遊ぶ。
遊びながら、町にある自然を感じる。
日の光を。木々を。草花を。夜空を。真夏の空を。
「おじいちゃんたちに会いに行こうか」
おひげを生やしたおじいちゃんと眼鏡をかけたおばあちゃんが出迎える。
スイカを食べ、きゅうりをかじる。打ち上げ花火を見て、夏を楽しむ。
おじいちゃんの家の近くにある酒蔵に見学に行こうとした。
「朝、ヨーグルトと夏みかん食べたから、今日はやめとこうね」
日本酒も発酵食品なので、立ち寄るなら食事に気を付けようと教わった。
いろんなことを学んでいく。
私のやりたいことや将来の夢、それはまだ先のことだから後にする。
(まずは魔法の世界に行くんだ!そのあとのことはそれから考えよう)
幼い頃に夢見たことを叶えるために、少しずつ自分を変えていく。




