第三話
感想、評価お待ちしてます。
キャロットの挿絵を追加しました。あくまでもイメージですので今後デザインが変わる可能性があります。
目の前に身長140cmぐらいの女の子が立ってる。物凄く美人。
髪は銀髪でセミロング。肌は浅黒くてジト目。白目の部分が黒く、瞳は金色。そして結構際どい服装だ。
そして何より、おっぱいがデカい。ロリ巨乳である。
前世じゃあ空想の産物だったがここでお目にかかれるとは。なんとかして仲良くならないとあきまへんなぁ!
グヘヘ、ここら辺には危ない植物やモンスターが沢山いるんだ。おじさんと一緒に安全な所に行こう。
冗談はこの辺にして...とりあえず第一声は大切だ。
「おっぱい大きいね。」(こんにちは今日もいい天気ですね。)
「...」
しっ、しまった!つい心の声を口に出してしまった!事案?事案かこれ?異世界来て直ぐに逮捕か?
不味いな、この世界に防犯ブザーに似たような物があったらすぐに国家暴力がダッシュしてくるだろう。
やっ、ヤベぇ!眠そうな顔が若干怯えてないか?な、泣くのか?泣き叫ぶ+防犯ブザーのコンボを決められてしまうのか?
非常に不味いぞ!...こうなりゃ意味不明な事を言って今思っている感情(通報したろ!)をかき消すナリ!
「パンはパンでも食べれないパンってな〜んだ?」
「....」
そう!なぞなぞ!!相手の考えてる思考を消したい時は更に疑問を投げかければいい!この年の女の子がフライパンやパンダを思いつくのに2〜3分はかかる筈だ。その間に逮捕回避のアイデアを捻り出す!
考えろ!この時間に全てを賭けるんだ!
...美人な少女に生殺与奪を握られて、何かを賭けるって状況なんか興奮しない?今の俺だったら賭ける物がないから文字通りケツ毛までむしり取られる可能性まであるってk
「ねえ「ケツ毛でいいですか?」」
「...」
「ケツ毛でいいですか?」
「.........」
ちょっと待て、一旦冷静になろう。
俺の脳内スパコンの性能が良すぎて相手の考えを先読みして気まずい空気になることは前世でも偶にあった。ロリ巨乳ちゃんに出会えてテンションが上がってるせいもある。
でも出会って間もない美少女に、
「おっぱい大きいね。」
「パンはパンでも食べれないパンってな〜んだ。」
「ケツ毛でいいですか?」
は、あまりにも会話のキャッチボールができていない気がしてならない。...いや、俺の考え過ぎか?
まぁいいや。考えるの面倒になってきた。今度は相手の出方を伺おうじゃないか。それに今のなぞなぞとケツ毛で通報のことなど頭にあるまい。
...............。
もう5分ぐらい無言で、2人とも立ち尽くしている。
は〜、コミュ力ないな最近の若いもんは。どれ、おじさんに任せなさi
「...あなたは、...あなたは、東の魔人?」
?
....?
次回ロリ巨乳ちゃん視点