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不器用サラリーマンは異世界で器用になったようです  作者: 水島 鏡
第2章 エントリオン公国
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魔法を覚えよう!

以前のカイルは魔法に対する適性がなかったため

魔法を使うことが出来なかったが今は違う

巧の与えられたスキルを保持したカイルは

以前とは違う自信に満ち溢れていた


ヴァサイット家の邸宅は街の外れに位置しており

すぐ近くには城門があった

カイルは城門を抜けた先の森を突っ切って

平原に出た

見渡す限りの平原を走り少し小高い所まで来て

石に腰を据えた


そこでカイルは持ってきた魔術書を開き

ひとしきり読み耽った


この世界には魔術は大きくわけて五種類の系統が存在する


一つ目は`赤の魔法`これは威力は高い魔術や自身を強化する

魔術が分類されている


2つ目は`青の魔法`赤の魔法に比べると威力は劣るが

連射を得意とし命中度は5つの系統で一番高いとされる


3つ目は`緑の魔法`これは相手にデバフを与えたり

動きを拘束するのに長けた魔術だ


4つ目は`黄色の魔法`この系統は使いこなすのに少々

癖があるが習得すればかなりの使い手になれるらしい


五つ目は`特質系`と呼ばれるものでこの系統に対する適性を

持っている人間は少なくおよそ1億人に1人の確率らしい


カイルは魔術書を閉じあたりを見回した

そのには地平線のかなたまで草地が続いている

のがはっきりとわかるが所々に小さな泉が点在していた


カイルはそのひとつに向かって丘を駆け下りて向かった


巧は魔術が使えたら絶対に使ってみたい系統があった

それは火の魔法だ


それらしい理由はないが強いて言うなら


かっこいいからだろう


カイルは魔術書で読んだ手本通りにことを進める


まず、右腕を前に突き出し左手をそれに添える

そして魔術書に書いてあった言葉からその魔術の着弾状況を

イメージする


カイルが放つ魔法は、赤の下位魔法「ファイアボール」


カイルのファイアボールの叫びとともに手の中に暖かな

光がともり放出された

そのままファイアボールは一直線に進んでゆき

対岸の岩に当たって小さな火柱をあげた


カイルは一瞬固まりながらも自らの手を見て


大きな声で喜びの雄叫びをあげた

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