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依頼2

久しぶりに投稿


どうぞ。

 アマンダに剣を作ってから、早くも3ヶ月が経過している今日この頃、アイラはやはり工房にこもっていた。


 今日受けた依頼、『アンドラスさん御用達の矢』×50の作成のためである。

 普段から矢の節約につとめてもらい、一度使った矢でも、壊れていないならもう一度使ったりしてもらっていたし、定期的に補充もしていたが、今回は話が難しくなりそうである。


『アンドラスさん御用達の矢』は、獲物の警戒網の外から射殺せるよう、張力を上げた弓の力に耐えるために、羽以外、総身鉄でできている。

 鉄製の矢に変えたことによる、飛距離、威力が減らないように、あらゆる工夫が凝らされている。

 かなり高度な技術のため、現在はアイラ限定でしか作れない一品である。


 まぁ、今問題なのは作ることではない。


 では、何が問題なのか?


「あぁ~、材料きらしてた……」


 アイラの漏らす呟きが、全てを物語っていた。





◇◆◇◆◇





 アンドラスの依頼の時期を読み、何時もなら材料を揃えておくのだが、アマンダと色々やり取りしていたら忘れてしまっていた。

 ただの鉄の矢なら問題なく作れるのだが、あの矢は飛距離を稼ぐために特殊な素材を用いて作成するため、少々手間がかかるのである。 材料切れには気を付けていたはずだが、それだけ同世代の友人が出来たことが嬉しかったのだろう。


 切れてしまった材料は2つ、『バートの逆羽(さかばね)』と『ファントムの霊気』である。

『バートの逆羽』は、なんの問題もなく手にはいる品なのでいいのだが、もう1つはそうも行かない。



 ――『ファントムの霊気』


 ファントム自体は世界中どこにでもいるモンスターだし、精神への攻撃しか出来ないモンスターなので、人が教われて死ぬことはない上に、銀製の物ならば、スプーンであっても討伐できるほど弱いモンスターなのだが、その霊気を具現化したアイテムは超レアドロップ品として知られている。

 ファントムを6000体狩って1つ手にはいれば、"激運"の持ち主と言われるほど、滅多なことでは姿を見せない代物なのだ。

 コレクターのコレクションであったり、貴族のステータス(滅多なことでは市場に出ないので、多く持つほど金=力のある貴族だと認識される)のために部屋に飾られる位の品である。

 値段の割にとりわけ美しい訳でもなく、アイテムとしては何ら使える物ではない。




 だが、それを矢に混ぜると効果は激変する。


 何処にでもいるモンスターの気配を纏った矢は、厳重な警戒網を持つバートの警戒網すら潜り抜けるし、刺されば精神攻撃により、生物の生きる気力を奪う。

 ファントムが持つ特性により、鉄の矢を軽くし、暴風の中でも霊気の力により安定して矢が飛ぶので、飛距離、威力等も何ら損なうことがない。

 正に魔物を狩るために存在するようなアイテムである。


 そんな重要な役割をもったアイテムを切らしてしまっているのだ。


「まぁ、切らしてるものは仕方ないか。 今回、少し多目に採取しておけば問題ないでしょう」


「さて、臨時休業を取って採取に行きますか」


 超激レアアイテムをあっさり採取しに行こうという、聞く人が聞けばありえない様なことをつぶやき、アイラは店を後にした。

 店の前に"材料調達中"の看板を下げるのは忘れなかった。




◇◆◇◆◇




 アイラがよく使うファントムの狩場へ向かう途中、リルの村に来ようとしていたアマンダを、半ば無理矢理お供につけて、アイラはマテウン山に来ていた。

 マテウン山は、サミャークン山脈の山々のなかで、五番目に大きい山である。


 リルの村から少し(と言っても馬車で一日はかかる)の所にあるサミャークン山脈は、最も高いモラチョマン山を筆頭に、レベエトス山、ウポテーン山、ヤマジーフ山、マテウン山と古くから踏破不能と呼ばれるほど、高く険しい山々が多く存在し、周囲を強力なモンスターで固められた『天然の要塞』として広く知られている。

 マテウン山は、サミャークン山脈内でも有数の資源を誇る素晴らしい山であるが、ボスモンスター『轟く鬼熊(ロアライズ・ベアー)(咆哮を聞くと死人が出ると言われている熊型モンスター)』をはじめ、災害指定レベルA級を誇る強力なモンスターが多く蔓延(はびこ)っている。

 強力な武具を求め、多くの冒険者が採取に訪れたが、無傷で帰って来たものは一人もいなかった。

 いい素材を手に入れた冒険者ほど、強力なモンスターに襲われ、冒険者を続けられないほどの怪我を負ってくるのである。


 そんなマテウン山に、やって来たアイラご一行は、あまりにも異色のパーティーであるだろう。

 片や、大剣を振り回し、片っ端からモンスターを殲滅していく冒険者風の美女。

 もう一方は、出てきたモンスターをすべて平手打ちで追い返していくラフな格好の美女。

 そんな二人の美女は、あり得ないほどの速度で、マテウン山を踏破していく。




◇◆◇◆◇




 ――やはり只者ではなかった。


 それが私の素直な感想である。


 ギルドランクがやっとSランクに上がったので、その報告と改めて剣作成のお礼のためにリルの村まで向かう最中、急にやって来たアイラは、そのまま強引にマテウン山まで私を連れてきた。


 マテウン山までの道のりは、けっして楽なものではないはずであるが、ピクニックに行く気安さでサクサク進んできたのである。

 サミャークン山脈周辺が、異常なまでに強いモンスターに囲まれていることは歴史的にも有名であったし、つい最近も歴戦のAランク冒険者『疾風のトドメス』殿が命からがら逃げ帰ってきた事も有り、今まさにギルド内で”最も危険な場所”として、話題の中心地である。 そんなマテウン山にまさかこんなに簡単に連れてこられるなんて……。 しかも、道中では災害指定B級以上のモンスターが続々と現れるし、まさか普通に『巨大象(ビッグ・マンモス)(すごく……大きいです……な象型モンスター)』なんて大物まで出てくるとは……。 しかも二体も同時に……。


 あの時ほど死を覚悟したことはなかった……。


 しかし、それも隣の女性の前では可愛いものであった。

 其処らの女性よりも力があることは、この大剣を作ってもらった際にわかっていたが、まさか体長6メートル、重さは数十トンと言われるビッグ・マンモスを、2メートルほどかち上げるとは……。 最早人間技とは思えないな。


 マテウン山に登りはじめてからもそれは同じで、出てくるモンスター全てを平手打ちで追い返していってる。

 まさか、ロアライズ・ベアーまでビンタ一発とは……。 しかもビンタされたロアライズ・ベアーは、微妙に嬉しそうに去っていったし……。 なんだ、夢でも見ているのだろうか?



 ……ああ、次はなんだろうか? 驚くほどアイラの行動を気にしてしまっているようだ。


 近づいて来た『シザーズ・ラット(鋭い歯で獲物を切り刻む少し大きなネズミ型モンスター)』を蹴散らしながら私はアイラの動きに注目していた。

  



◇◆◇◆◇




 コロンッと音をたててそれは地面に転がった。


 転がったものは、――『ファントムの霊気』


 今まで、積極的に戦うことがなかったアイラが、急に駆け出したことにより興味を引かれたアマンダが、最初に見た光景である。


 驚愕するアマンダをよそにアイテムを拾ったアイラは、しげしげとそのアイテムを眺め、


「あ、違うや」


と、呟き、まさに『ポイッ!』と、言う効果音が適当であると言えるほど、無造作にその超ド級レアアイテムを投げ捨てた。


 一部始終を眺めていたアマンダは、当然のことながら目を限界まで見開き、その超レアアイテムが投げ捨てられ、『消えていく』(世界が作り出すモンスターからのドロップ品は捨てられたと判断すると世界に還元され消えていく。 俗に世界に還すと呼ばれる)のを見ていた。 最早、驚かされることは早々ないだろうと思っていた矢先の出来事に、アマンダはなんとか声を絞りだし、アイラに訊ねた。


「……あ、アイラ?」

「ん?」

「い、今のは……」

「?」


 声をかけても不思議そうな聞き返しの言葉しか聞こえず、なんだか自分が間違えているかのように錯覚してしまうアマンダ。 それでもめげずに質問する。



「今のは……、『ファントムの霊気』よね?」

「うん、そうよ。 今回、マテウン山に来た目的の品でもあるわね。 今のは欲しいものとは違ったから捨てちゃったけど……、もしかして必要だった?」

「え、ええ、貰えるならほしいけど……。 ……次に出てくるのは何日後なのよ?」


 軽く、それこそご近所間での道具の貸し借りレベルで超レアアイテムを必要か問われ、どもるアマンダ。 ボソッと呟いた本音はどうやら相手にとどかなかったようだ。

 そんなアマンダには目もくれずアイラの話は続く。


「なんだ、必要なら言ってくれれば良いのに……。 普通の人が使っても意味がないアイテムだから要らないかと思って、世界に還しちゃったじゃない。 次から違ったらあげるよ。 でも、なんに使うの?」


 『何に使うの?』や『何が違ったの?』など聞きたいことがたくさんあったが、それより先にアイラに聞かれてしまって答えに困ってしまうアマンダ。

 まさか、「貴族に売り払って大金を手にするために必要なのよ!!」なんてことは口が裂けても言えそうになかった。 しょうがなく当たり障りのない回答を、脳をフル回転させ導き出し、アイラに答える。


「……い、いえ、ちょっと何かに使えないか研究中で……」

「なんだ、そういうこと。 なら……、はい、これも私が欲しい奴とは違ったからあげるね」

「……え?」


 どう考えても無理やり絞り出した感のある、頭の悪いアマンダの回答を、まったく気に止めることもなくまるっと信用し、さらにはいつの間に手にしていたのか、ファントムの霊気を三つも一気に手渡すアイラ。

 『一体いつの間に?』やら『どうしてこんなに?』などと言う疑問が浮かぶよりも早く、一気に手に入った超ド級のレアアイテムにアマンダの思考はパンクを迎えた。


「研究ってどれぐらい必要なのかな? 二、三十個あれば足りる?」

「……え、いy……!!!!!」


 聞き捨てならないセリフが聞こえたと思い、再起動を果たすアマンダの目の前には先ほどをはるかに超える驚愕の光景が広がっていた。




◇◆◇◆◇




「……」


 開いた口が塞がらないとはまさにこのことをいうのではないだろうか?


 今、私の目の前には、超レアドロップアイテムが……、



 ”ゴロゴロ”転がっている!!!!!!


 いやいや、ちょっと待とう、おつちこう!! レアドロップですよ!? 激運の持ち主でも一年で二つ見つけられれば運を使い果たすと言われている超レアドロップアイテムですよ!!!?

 それが、”ゴロゴロ”とか!! いやいや、落ち着いてなんかいられないよ!!?


「どれくらい必要? 一応、私の方は必要数は確保したけど……」

「……」


 アイラの手に握られているのは、たった三つの『ファントムの霊気』。 目の前には軽く数十は超えるであろう『ファントムの霊気』。

 いやいやいやいや、落ち着こう。 三つでも十分驚異的な数字だ。 いやいやいや、それよりも、いやいやいやいや……。


「まだもう少しいるの? 持って帰るの辛くなるよ?」


 アイラの一言にハッと我に返る。 手に三つの『ファントムの霊気』を持っているが……、


「いや~、ははッ、研究中だから一つでいいかな~なんて……」


 手に一つだけ残し、他を世界に還した。 自分でもビックリするほどの発言&行動だった。

 大量の超レアドロップアイテムを前にビビってしまったのか……、意外にヘタレだったのだな私は……。


「そうなの? じゃあ全部、世界に還すね」

「ああ、そうね……」


 アイラの手により世界に還され、目の前の超レアドロップアイテムが消えていくのを呆然と眺める。




◇◆◇◆◇




 ズーン……と気が重くなるような暗い雰囲気をまとったアマンダと一緒にゆっくりと山を降りていくアイラ。 今回の収穫はなかなかよかった。 あの辺りではいつもなら一つ手に入ればいい方なのである。

 多分、アマンダとパーティを組んだことによるパーティ効果(パーティを組むと、なぜかドロップ品が良くなったりする。 理由は不明。 良くなるものは良くなるのでみんなOKらしい)であろう。

 いつもより早く帰れるのはアマンダのおかげであるので、お礼をしたいという気持ちと、気が重くなるような雰囲気をまとうアマンダをなんとかしたいと言う気持ちが相まって、アイラは行動を開始した。


「ちょっと休憩しましょう!!」


 まったく疲れていない声で休憩を申し立てるアイラに、一切の疑問を挟まずアマンダは、


「そうね……、そうしましょう」


と、今にも崩れ落ちそうなほどか細い声で答えた。


 マテウン山の麓から少し上がった位置にある開けた場所(景色が素晴らしい)で、休憩を取ったアイラご一行。

 いつもより元気のいいアイラの行動と、準備段階での仕事の少なさから、アマンダはアイラが自分を気にかけて行動してくれていることがわかった。 アイラの行動により、少しずついつもの調子を取り戻していったアマンダは、ずっと気にかけていたことをアイラに訪ねた。


「そういえば……、『ファントムの霊気』を選んでいたみたいだけど何か違いがあるの?」


 ずっと、「あれ違う」、「これ違う」とポイポイ『ファントムの霊気』を投げ捨てていくアイラを見ていたので疑問に思っていたのだ。


「ん? 違うわよ? 私が欲しかったのは、『”無色”のファントムの霊気』っていうアイテムね」


 アイラの口から聞きなれない単語が飛び出した。


「”無色”?」

「そう、”無色”。 霊気などのオーラ系のアイテムには全て色がついているのよ。 色によって効果が変わるから集めるのが難しいの」


 まったく初めて聞く内容であった。 しかし、逆に興味もわいてしまう。


「例えば?」

「そうね~、今回は矢の作成時に混ぜて使うのだけれど、あっ、オーラ系のアイテムは武器に混ぜるといろんな効果を発揮するの、まぁ常識よね。 それで……、黄色なら矢が軽くなり、飛距離が伸びる代わりに、精神への攻撃が弱くなるわね。 黒だと精神への攻撃は強くなるのだけど、矢が重くなってしまう。 なんて具合ね」


 常識を語るアイラであったが、アマンダはそんなこと一度も聞いたことがなかった。 まぁ、アイラの中での常識は世間一般からずれていることは、ここ数カ月の付き合いですでに知っているので気にはしないが……。


「へ~、”無色”を使う理由は?」

「”無色”にはプラスもマイナスも無いの。 オーラの持つ効果を全て発揮できると考えてOKね。 だけど”無色”なんてほとんどないから五十個に一個ぐらいの確率なのよね」

「あはは~、そうなんだ……。(6000体狩って出れば激運の持ち主と呼ばれるアイテムで五十個に一個って……)」


 軽く言ってはいるが、もはや確率が天文学的な数字になりつつある。 アイラは自分がどれほど激運の持ち主か解っていないようだった。

 アマンダはもう考えることを止め始めていた。 「アイラだから」が最もしっくりくる言葉になりつつある。


 驚愕の真実と、新しい常識を植えつけられて、アマンダの初マテウン山登山は終了した。

 滞在期間二日。 リーガルからリルの村へ行く半分の日数もかからず終了した今回の登山は、災害指定S級のボスモンスターとの出会いや、災害指定A級のモンスターに囲まれていたことがどれほど危険だったかということを一切感じさせず終了してしまった。

 数年後、別パーティでマテウン山を訪れたアマンダは、敵の多さ、強さに驚くことになる。 が、それは別のお話。




◇◆◇◆◇




 ここに、一本の矢がある。


無音の(サイレント・)(アロー)


 いつからかそう呼ばれるようになった作者不明のこの矢は、そのあまりの必殺性の高さゆえに、暗殺の場でよく使われることとなる。

 とある遺跡から発掘された当初は、なんのへんてつもないただの矢と認識されていたが、徐々に普通の鉄の矢とは違うことがわかってきた。

 そして、時の国王『リヒトマン12世』が暗殺された際、用いられたのがこの矢で、様々な国の要人暗殺に使われたのもこの矢の姉妹矢であるらしい。

 なぜこんなにも気配を消すことができるのか、同じく鉄でできた普通の矢と比べ軽いのか、は未だに謎に包まれている。

 現在、現存するのは国立文化博物館にあるこの一本のみ。

 矢の形式上、伝説の女戦士、アマンダ・アマダが生きた時代のものと見られている。


「と、まぁ謎の多い武器の一つだ。 アマンダ・アマダが生きた時代にはこういった不思議な武器、現在でも解析が進まない武具なんかが沢山ある。 ロマンだろう? アマンダの没後に自然消滅した『ロード・オブ・アマンダ』や、現在でも王国で使われている、『斬りたいものだけ(ジャッジング)斬りましょう(ソード)等、いろいろな武具があるぞ。 あぁそれと『サイレント・アロー』については、次のテストに出すので、しっかり復習しておくように」


 生徒たちの上げる悲鳴を聞きながら、満足げに微笑む 武器大好き熱血教師『ヒロフミ・カズヤマ』の姿があった。




◇◆◇◆◇




 アンドラスさん御用達の矢は、必殺の矢として、本来の目的を大きく外れた使い方をされてしまった。 まぁこれも作られた武器たちの向かう先、製作者の意図など使う側に伝わるはずもないのである。

 さてさて、次はどんな武具たちのその後のお話だろうか? もっともっと、アイラの作った武器の行く末を見ていこう。

ざっと書いて投稿しましたので、

間違いや指摘があるかも……。


優しい言葉でご指摘願います。(笑)

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