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Soul Limit  作者: 零零
序章 動き出す運命
1/9

遅刻の極み

 世界はどれだけ理不尽にできているかわからない。

 だがそれを救うための勇者がこの世に入る。

 今は平和かもしれない。

 だがまたいつかこの世界が闇に飲まれそうになった時、

「新たな勇者が目覚める、か……」


 THE END


 太陽が暗闇が包んでいた日本を照らし、只今の時刻は8時00分ジャスト。

 PCのファンの音とクーラーの音が響き渡る部屋で邦橋慎吾は最近発売したRPGゲーム『世界の勇者様24』と呼ばれる過去24年の歴史のある色々間違ったゲームをクリアしたところだった。

「これで、昨日発売したゲームは終わりか。にしてもやっぱクソゲーだな、世勇シリーズは。どれだけの金をつぎ込めばこんなクソゲーが生まれるのやら……」

 ハァ、とため息をつきPCをシャットダウンするため、ゲームを閉じる。

「ふわぁ…ん?メールか……?」

 大きなあくびをし、PCの隣にある携帯を手に取る。

 誰からだろう、と少し疑問に思うがこの時間に送ってくるのはやつしかいない。

『起きてるかい慎吾。今の時刻は8時00分ジャストだよ。それに今日は始業式だよ(^0^)/

ついでに言うと、始まるのは8時30分ごろかな(笑)あと今日は例の美人が挨拶するらしいよw

                                    by智樹     』

「そういえば、今日始業式だったな……」

 自分の頭をぐしゃぐしゃにかき分け眠気を覚まそうとする。だがゲームをやり始めて約25時間、飲食は取ったものの睡眠だけはとっていない。なので今は死ぬほど目が痛いしクラクラする。

「一応メール返しておくか……」

「『まぁゲームはしてたよ。あと始業式は多分遅れていくと思う。先生に言っていてくれ。吐き気と頭痛って』っと」

 送信、と携帯の小さいモニタに表示されすぐにPCの脇に置く。

「さてと、腹は減ってないし、持ってくものはないしバッグだけ持っていくか……」

 と何も持っていくものがないので適当に財布やゲーム、携帯等をスクールバッグに放り投げる。

 暇だったので少しだけテレビを見ようと思い電源を付ける。

『ただいま、8時15分、朝のニュースをお伝えします。』

 朝に聞き慣れたニュース番組が始まった。

 この番組の占いはなぜか的中しまくりでそれ以来この占いが怖くなったの、というのは誰にも言っていない。

『今日の最下位は天秤座のあなた。何か不幸なことに巻き込まれるかも』

「マジかよ……」

 始業式初日からついてねぇ、と思うがこれは日常茶番時のこと。なぜかわからないが、今までで占いが1位だったのは10回の一度くらい。なのでほとんどがビリかそのちょっと上くらいだった。

『だけどそんなあなたに素敵な出会いがあるかも!それはとても可愛い女子かもよ……?』

 やけに具体的だな、と思うが当たった時の景品は小さくないんじゃないないだろうかと心のどこかで邦橋は思った。

 現在の時刻は8時20分。そろそろ行かなければ始業式どころかHRにすら間に合わないかもしれない。

 邦橋はほとんど何も入っていないスクールバッグを肩にぶら下げ家を出る。

「行ってきまーす……」

 誰も居ない家になぜか鮮明に響き渡る。邦橋はそれを気にすることなく学校へと向かう。

まだ初心者でうまく書けてない部分がありますがよろしくお願いします。もし意見や直したほうがいい場所等があった場合言ってもらえると嬉しいです。

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