雛菊ちゃんと大空動物園へ①
「動物園?」
『うん。隣町にある大空動物園。前一緒にハシビロコウ調べたじゃない?実際にいろいろな動物を見たくて周辺の動物園を調べていたの。大空動物園にはねアライグマやフラミンゴもいるの。見てみたくないかしら?』
「へぇ、近くにそんな場所があるんだ」
さらに気温も上がりそろそろ夏本番、夏休みも身近に迫ったある日雛菊ちゃんと電話で話してると動物園の話題になる。
『今度の土曜日一種に行かない?』
「いいよ。電車で行くの?」
『ううん。自転車で行きましょう』
「え?雛菊ちゃん乗れるの?」
『うん。最寄り駅で集合ね』
「わかった」
電話を切った後すぐにリビングへ向かう。
「お父さん、パソコン使わして」
「いいけど何に使うんだ?」
「今度雛菊ちゃんと大空動物園に行くから、行き方を調べたいんだ」
「手伝おうか?」
「自分で頑張ってみる。何かあったら聞きに来るね」
お父さんから許可をもらった後自分の部屋にノートとメモ帳を持ってパソコンが置いてある書斎へ向かう。
パラパラ
パソコンの前に座りノートをめくってパソコンの使い方を確認する・・・よし、インターネットを開くとこまでできたぞ。まずは『大空動物園』と入力して場所を確認。ふむふむ、大体図書館と同じ距離だね。大通りも近いから安全運転を心がければ大丈夫そう。えーとこのプログラムでこの地図画面を切り取って保存。これをコピー機に転送すれば
うぃーーーん
よし地図の印刷は終了。次は天気予報だね・・・
そして土曜日11時ごろ、最寄り駅の日陰で待っていると
「お待たせしました」
雛菊ちゃんが水色の自転車をこいでやってくる。今日の格好は下はジーパン、上は薄手の長袖のTシャツ。帽子もかぶって日焼け対策はばっちしだ。
「水筒はちゃんと持ってきた?」
「うん。水とスポーツドリンク・タオルを巻いた凍ったペットボトルも持ってきてるわ。帰りの日焼け止めもあるわ」
「じゃあ、行こう」
大道路をメインに走っていく。
「昨日はよく眠れた?」
「うん。ぐっすり眠って体調は万全よ。それにしても風が気持ちいわね」
「だね。今日はそこそこ雲もあって日差しも遮ってくれるし絶好のサイクリング日和。でも雛菊ちゃんが自転車乗れるなんて知らなかった」
「実は私も4年生嫌いまでに乗れたらいいかなって考えてたんだけど、大地君の乗ってる姿を見たら乗ってみたいなと思って練習してたのよ(ボソッ)一緒にどこかへ出かけてみたいって言うのも目的なんだけど」
「最後何か言った?」
「ううん。何にもないよ」
そのまま順調に進む僕たち。時折
「水分とろうか?」
「うん」
大目に水分を取り熱中症対策を済ませつつ、動物園近くのファミレスにつく。ここで昼食をとった後動物園に向かう。




