雛菊ちゃんの家初訪問②
「明日香さん、美人だね。上品なマダムって感じ」
「ありがとうございます。愛さんもお母様とは違うタイプだですがすっごい美人でしたよ」
「そう?確かに母さんは美人だと思うけど明日香さんには負けるよ」
なんて会話をしていると
「ここが私の部屋です」
雛菊ちゃんが自分の部屋の扉を開け中に入っていく。僕も雛菊ちゃんの後を追い中に入る。雛菊ちゃんの部屋は僕の部屋の3倍近く広く、配置されているベッドや本棚・テレビ。クローゼットなども巨大だ。
「あ!」
「よし」
大きなテレビ画面に僕の操作しているクジャクのキャラクターが雛菊ちゃんの操作するクマのキャラクターにつかまり必殺技演出が入る。
『爪牙大車輪』
空中に投げ飛ばされたクジャクに向けて連続ひっかきを放ち、そのままクジャクの腕をつかみぐるぐる回転して思いっきり地面に叩きつけられ
『KO』
「もう一回」
「いいですよ」
今雛菊ちゃんとやっているのは様々な特殊能力を持った動物を操って戦う対戦ゲーム『奇怪なジャングルフェスティバル』。戦績としては五分五分、雛具区ちゃんは格ゲーも得意なんだ。やっぱり実際に遊んでみないと何が好きかなんてわからないよね?
コンコン
「はい」
「二人とも、おやつ持ってきたわよ」
扉を開き明日香さんが料理を運ぶカートを押しながら部屋の中に入ってくる。
「大地君はチョコが好きって雛ちゃんから聞いていますよ。なので今日はプリンアラモードを用意しました」
「うわぁ、おいしそう」
「ゆっくり味わってね。じゃあ失礼します」
「ありがとうございます」
「ありがとう、お母様」
明日香さんはそのまま部屋から出ていく。明日香さんが持ってきてくれたのはチョコプリンとチョコアイス・いろいろなフルーツとチョコクリームを添えた豪華仕様。それといくつかの果物と紅茶。
「いただきます」
「いただきます」
まずはチョコプリンの部分。スプーンで掬うとスッとおたまの部分が入る。や、柔らかい。前お店で買ったチョコプリンはもっと堅かったのに。そのまま口にもっていくと濃厚なチョコムースの味が広がっていく。次にチョコアイス。ところどころにチョコチップが入っている。こっちも口に含むとすぐに溶けて口中に広がり、後味としてチョコチップの濃い別のチョコの味が広がっていく。
「美味しい」
「口に合ってよかったです。これお母様の手作りで、私もこれくらいは作りたいとおもってるんです」




