詩全集2 色被 作者: 那須茄子 掲載日:2024/10/25 遠くに見えるのは青くぼけた僕ら 空と海の中 憧れは水平線 足をつければ裸のままでいられた 告げる鐘は思い出の時間を確かめる 今でもそう 初恋が滲むように 絶対に離れず消えることのない距離を いつまでも測らせていて 描いた白色を褪せさせないで 染まるアスファルトの上をただ駆けるの 動き出して行く 止まることを知らない世界を 『届きますように』 そう想いながら 繋いだ手と手 そこにうるさいほどの光が差し込む 眩しくて瞬いて 色被れを起こしていた