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詩全集2

色被

作者: 那須茄子

遠くに見えるのは青くぼけた僕ら  

空と海の中  


憧れは水平線

足をつければ裸のままでいられた  


告げる鐘は思い出の時間を確かめる

 

今でもそう 

初恋が滲むように



絶対に離れず消えることのない距離を

いつまでも測らせていて


描いた白色を褪せさせないで

染まるアスファルトの上をただ駆けるの



動き出して行く

止まることを知らない世界を


『届きますように』  

そう想いながら


繋いだ手と手

そこにうるさいほどの光が差し込む

眩しくて瞬いて

色被れを起こしていた





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