蜘蛛について
クモの巣
蜘蛛...くもー。
誰かの声がする
これは、人間の声だ
うわ!蜘蛛だ!
私が現れると人間はビックリするようだ
威嚇でもしようか、それとも糞をしようか、それか...飛び付いてやろうか、そんなことを考えたりもするが...そんなことをしたら人間に嫌われてしまう
ただでさえ嫌われる存在である私たちは、嫌われないように気を付けている
ほら、ここに虫が居るだろ? 我々はこれを食べたりするんだよって人間に教える
まぁこやつは、子供らしい
人間の子供だろう
蜘蛛の子供とは違って、話すし、身体も大きいし、手と足も長い。
蜘蛛も足とかは長いが、人間はそんなものではない
もっと長い...この手で我々が潰されたりすると考えるとゾッとする
だから、そっとしといてくれたら蜘蛛は嬉しいんだ
くもー。出てきてよー
また人間が呼んでいる
ただ、人間に必要以上に関わる必要はないのを知っているので、我々は帰っていく。
そんな日常さ。
今日もクモの巣を張って、明日には新しい新居に住む
1日に3回ぐらいは引っ越していると思う
人間が怖がってしまうから、一部例外も居るが、そのときはそこにお邪魔している
人間にも怖がらない奴もおるらしいから、そういう時はそこにお邪魔して長期間お世話になることがある。
なんなら捕まえられる...こちらからすると、ちょっと怖い...そんなことも考える。
何てこんなくだらない話をしてごめんなさい
日本に住んでるから、蜘蛛も日本人と同じで最初に謝り癖が付いている
海外の蜘蛛は、訪ねるときとかは何も謝ったりしない
場所によって蜘蛛も方言があるんだ
皆違う世界に住んでいるから当然だ
ふふふっ蜘蛛の世界も人間と〃なんだよ
それを知ってもらえたら嬉しいな
おわり