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[1-18] ドラゴン追跡隊 報告3

19:50

山中で休憩中、見張りから緊急連絡。ドラゴンの羽音らしき音を聞いたとのこと。


19:55

上空を飛行しているドラゴンを確認。こんな場所にドラゴンが何頭もいるとは思えないので、我々が追跡中のドラゴンとみて間違いないだろう。

高度が高く攻撃は不可能なため、全隊に待機を指示。観察を続ける。


20:10

しばらく観察を続けたが、このまま飛び去る気はないらしい。不規則に旋回を繰り返しながら、一定の範囲内にとどまっている。地上の何かを捜索あるいは観察している?


20:22

ドラゴンが、少し高度を下げ始めたように見える。


20:35

ドラゴンは、ゆっくりと降下を続けている。全隊に対空戦闘に備えるように指示。


20:40

ドラゴンがかなり低いところまで降りてきた。着地地点に移動するため、準備を指示。


20:43

どうやら移動する必要はないようだ。ドラゴンは降下しながら、こちらへと接近して来る。では、上空を旋回していたのは、我々を探すためだったのか?


20:46

高速で接近してきたドラゴンは、着地と同時に我々のいる方向に向けて一本の巨木を押し倒した。

予想外の攻撃だったが、木は我々より数メートル手前に倒れたので負傷者は出さずに済んだ。


20:47

全隊に待避を指示。今回は攻撃を断念し、距離をとることにする。

これまでは我々の攻撃に対して逃げたりかわしたりといった反応だったドラゴンだが、ついに積極的な反撃に転じたようだ。我々の執拗な追跡にかなり苛立っているのだろう。

まだ警告程度の段階と思われるが、今後の追跡はこれまでより危険な任務となるかもしれない。


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