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異世界文化倶楽部  作者: 海布賀麻布朗
序章
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序章

 (ああ、気が重い)

 学は周囲を見回しながらそう思った。どんよりとした雲と眼前に見える中途半端に小高い山がそれに拍車をかけている。しかも、学校行事で来ているのだ。楽しみにしているのはほんのひと握りだろう。

 学の通っている高校では、2年に進級した直後にクラスの親睦を深めるという名目で、遠足ともハイキングともつかぬ行事があるのだ。

 (ただ山を登って飯を食って山を降りるだけじゃないか。それのどこが面白いんだか。)

 そう思っても口には出さない。言ったところでどうしようもないからだ。ただ黙ってこの強制参加の行事をすませれば良い。

 ちなみに、サボりがばれると体育とHRがそれぞれ5時間ずつ欠席扱いになるので、よほどのチャレンジャーでもなければサボらないだろう。

 気が重い理由がもうひとつ、クラスでいくつかの班に別かれて行動し点呼などを行うのだが、その班長になってしまった事だ。

 「それじゃぁ、点呼を取るんで名前を呼んだら返事をして。」

 周りを見ながら順に名前を呼び反応があれば名簿にチェックをしていく。

 「うー」とも「あー」ともつかない声を出して反応するならまだマシな方で、黙ってうなづいている者や気力なく手を挙げている者もいる。

 みんな乗り気でないのは一目瞭然だった。なにしろ、この班のメンバーの大半が運動が苦手なタイプなのだ。一部、運動能力の高い者もいるが、彼らも性格的にスポーツや競技という物が苦手だったりする。

 進級直後であり、1年時に他のクラスだった者もいるので誰が何の部活をやっているかまでは把握出来ていない。しかし、類友というか解るのだ。なんとなく内向的でオタク気質であるという事が。

 そんな連中だから、班に別れる時も積極的に動こうとはせず、結局あぶれてしまった者が寄り集まった。そして、あぶれ者の集まりなのに一番人数も多い。5人前後でという事だったが、2人組にしかならなかった者が4組となり『みんな一緒で良いんじゃない?』という担任の投げやりな言葉のせいだ。

 「じゃぁ、出発しようか。」

 言われて学年ジャージに各々リュックや手荷物の集団がダラダラと進んでいく。学たちの班はクラスどころか学年でも最後の出発である。

 もちろん、意図的に最後にしたのだ。先着を競うという趣旨のものでもないし、のんびり行ってもちゃんと予定通りに行程を済ます事が出来るのが確認してある。メンツの事を考えたら変なタイミングで出発して他の生徒と関わったりしない方が良いだろう。

 (そんな事まで考えてるから班長なんかにされちゃうんだな。)

 学は文化部でオタク気質ではあるが怠惰ではない。几帳面で物事は計画通りに進めないと気が済まない質なのだ。

 「おい、[科学]。張り切ってるな。」

 長身でキツイ顔のイケメンが声をかける。

 「別に張り切ってる訳じゃないよ。面倒くさい事は何も考えずに黙々とこなすのが良いんだよ。」

 声を掛けてきた相手に答える。去年も同じクラスで同じかがく部の光輝だ。

 [科学]とは学のあだ名である。保科学で「かがく部」なので[科学]と呼ばれている。

 学の通っている学校は何代前の先輩たちがやったのか解らないが、部員の減少に依る部の消滅を防ぐために、似たような活動をする部活はまとめて一つの部活という事にされている。

 学は科学系であるが、同じ「かがく部」でも光輝は天文学系である。他に化学系も物理学系も生物学系も地質学系も全て「かがく部」である。部内での交流もあるし、人手の足りない時には相互に手伝いもする。

 声を掛けたてきた光輝は物事に対して一歩引いたところがあるが、学とは読書傾向が似ているという事で1年時から何くれとなく話してた間だ。

 「[科学]らしいな。しかし、今日はこれから雨になりそうだぞ。」

 天文学、主に天体観測をメインにしている光輝ではあるが、現在は気象予報士の資格を取るべく勉強しているらしい。気象予報の精度はそこそこ高い。

 「まじで?雨なんか降ったらうちのメンバーはテンションだだ下がりだよ。」

 と、伸び上がって山の方を見ると、薄曇りだが日差しは無くなっているようだ。

 「本当に雨降る?」

 学と光輝の会話を耳にしたのか、少し前を歩いてた大きなリュックを担いだ生徒が光輝に問いかける。

 「まぁ、素人判断だし山の天気は変わりやすいって言うからね。絶対とは言い切れないけど、そういう事もあるかもしれないっていう気持ちの準備くらいにね。」

 「解った。」

 その生徒はそう言うと二人から離れて前を歩く。リュックには反射する板の様な物を大量に付けている。

 「あれは・・・ソーラーパネル?」

 光輝が学に尋ねる。

 「そうらしい。昼間に屋外に出るなんて事はあまりないから性能を確認したいんだってさ。」

 学は事前に聞かされていた事をそのまま答える。

 「なるほど、それで天候が気になるのか。それにしても大荷物だな。こんなハイキングに毛の生えたようなとこに本格的な登山でもするようなリュックで。」

 下手すれば手ぶらの様な生徒もいる中で一人だけ大荷物である。

 「情通技の備品らしいよ。そして毎年一人二人はあの手のことをやる部員がいるんだってさ。」

 情通技とは情報通信技術部の事だ。基板をいじる事からプログラミングやネットワークまで、ハードもソフトもこなす部である。

 「私物の申請で担任に確認したら『今年もいるのか』って呆れてたよ。」

 学は担任の呆れ顔を思い出してクスクスと笑う。

 「例年よりも凄いってさ。あのパネルの他にいろんな端末とか大量の充電池とか、ノーパソも2台入ってるらしいよ。」

 光輝も呆れ顔になった。

 「なんだそりゃ?彼は山の上で何をしたいんだ?」

 「まったくだね。」

 その生徒、小白は私物に関しては全て自己責任であるという念書を書いているので、よほどの事がなければ学に迷惑のかかるような事も無いだろう。押し付けられた班長でそんな事まで責任を負わされたのではたまったものではない。

 小白は班内の他の生徒に追いつき話をしているのでおそらくこちらの会話は聞こえてはいなかっただろう。

 見ると、他の班員も各々同好の士との会話に夢中になっている。外部に対しては寡黙だが仲間意識を持った相手だと雄弁になるのはオタク気質故か。進行速度も大差は無いし、似たもの同士が集まったこの班別けは、ある意味丁度良かったのかも知れない。


  * * * * * * * * * 


 山の中腹まで進んだ辺りで、道の脇に女子生徒がひとり横になっている。倒れているというよりは寝ているといった感じだ。

 「蓮見さん、どうしたの?」

 学が声をかける。

 「う〜ん、食休み。」

 と、女子生徒は答えた。

 彼女は蓮見珠恵と言って、クラスの中ではわりと有名な女子生徒である。黙ってきちっとしていれば美少女でも通る容姿をしているのだが、見た目を気にかけない上に基本的に怠惰である。そのせいか陰では『残念美少女』と言われている。

 「いや、食休みって・・・」

 昼食は山頂を少し過ぎた辺りの広場で12時30分頃に取る予定になっている。まだまだ1時間半もある。

 「昼ごはん、もう食べちゃったの?」

 思わず学が訊ねる。

 「わたしのはあるよ〜。みんながいろいろくれるからそれを食べてた。」

 学と光輝は思わず顔を見合わせて苦笑いする。

 蓮見珠恵は怠惰な割には運動能力が高く、各種運動部から助っ人を頼まれるらしい。聞くところによると、エサ(弁当、菓子)で釣れるそうだ。

 それとは別に正式には家庭科部に入っていて、専ら調理班の味見係をしているらしい。

 「食休みもいいけど、俺らが最後尾だからそろそろ行かないとまずいんじゃない?」

 学がそう言うと、面倒くさそうに両腕を突き出してきた。何事かと学が考えていると、光輝がその腕を引っ張って起こしてやる。

 (そういうことか。)

 女子が起き上がるのを手伝ってやるなどという事に気付かなかった学と違い、光輝はこういう所にそつがない。

 (これがモテる理由か。)

 学は光輝と一緒に居る事が多いので、光輝が女子に人気がある事もなんとなく気付いている。当の光輝はそんな事は気にもかけていない様だが。

 学がそんな事を考えていると珠恵が周囲を見渡してつぶやく。

 「あ〜、10分くらいで雨が降ってくるよ〜、かなり強いのが。」

 そう言われて学と光輝も当たりを見回す。確かに先程よりは雲も厚くなってどす黒い空模様になっている。

 「確かに降って来そうだな・・・10分?」

 光輝が珠恵に確認する。

 「うん、あたしこういうの結構解るんだ〜。」

 珠恵がそう言うや否や学のスマフォにメールが届く。学年主任からだった。


  【天候悪化の為各自最寄り駅に行き学校へ戻ること。

  途中の売店より先に進んだ班は目的の駅、まだの班は出発の駅へ】


 との事だった。

 どうやら先行している者たちはすでに雨に降られているらしい。

 山頂の少し手前辺りに飲み物や軽食を売る売店があるらしいのだが、学たちの班はまだそこまで到達していない。

 「先を行ってる連中はもう降られてるらしいよ。俺たちの班は元の駅に戻った方が良いみたいだな。」

 雨が降ると言った珠恵を見ながら学がそう告げる。

 班の他のメンバーを見るとそこそこ先に進んでいた。珠恵に構っていて時間を取られたからだろうか。

 それを悟ったのか珠恵が学に言う。

 「保科くんたちの班のメンバーを教えて。呼んでくるよ〜。」

 「それは助かるけど、蓮見さんの班は?」

 一応、班ごとに行動するように言われていたので学は珠恵に尋ねる。

 「もう、無理〜。うちはみんな運動部だし先頭を行ってるだろうから、今さら合流なんて出来ないと思う。」

 珠恵はそう言う。学は他の班の構成など見てもいなかったのだが、光輝は覚えていたようで珠恵に返す。

 「確かにそうだな、あのメンツだったらだいぶ先行しているだろう。それじゃあ悪いけど呼んできてくれる?」

 と言って学の方を見る。

 学は即されて珠恵に班のメンバー表を見ながら名前を告げる。

 「俺たち二人の他は上野、戌井、南、山本、小白、ローゼンベルクの6人なんだけど、解る?」

 「うん、解るよ〜。記憶力は良いんだ。それじゃあ此処で待ってて。」

 珠恵はそう言いながら走って行った。

 「たいしたもんだな、俺だってちょっとあやふやなんだけど。」

 光輝がそう言うのに学も同意する。

 「俺だってまだうろ覚えだよ。」

 学はそう答える。光輝以外はみな去年は別のクラスだったのだ。留学生のローゼンベルクに至ってはこの春に日本に来たばかりである。まぁ、彼は容姿で一目瞭然ではあるが。

 やがて一人二人と班のメンバーが合流してきているうちに雨がまばらに降り始め、最後のメンバーが珠恵と一緒に合流する頃には結構な降りになっていた。

 「駅まで戻るんだって?」

 最後に合流した中のひとり、上野が尋ねる。珠恵がざっとは説明してくれていたのだろう。

 「とりあえず、そういう指示が来てるんだ。早いとこ駅まで戻ろう。」

 学が上野だけでなく全員に伝わるように告げる。

 「早くした方が良いよ〜、もっと雨足が強くなりそうだから。」

 珠恵がそう言うや否や激しい降りになってきた。

 「うわ、来たな。急ごう。」

 学はそう言いみんなを即す。それに呼応してみな元来た道に向かって小走りで進んで行く。

 「蓮見さんはうちらの班と合流しているって伝えといたから。」

 最後尾を行きながら珠恵に伝える。待っている間に学年主任にメールをしておいたのだ。

 「うん、ありがと〜。」

 珠恵はダルそうに走りながらそう答える。


  * * * * * * * * * 


 「おい、ここ、どこだ?」

 中程を走っていた誰かがそう言った。

 辺りは鬱蒼とした雑木林になっている。雨足は相変わらず強いままだが、木々の密度が高いのでさほど雨には打たれない。

 しかし、道らしい道もいつの間にか無くなっておりとても駅へと続く道には思えない。

 「こんな道、通ってないよな・・・」

 誰かがそうつぶやいた通り、駅からの道にこんな雑木林など無い。

 「道に迷ったかな?」

 光輝が言う。

 「道に迷うって言っても、ほとんど一本道だったはずじゃ・・・」

 「あっ」

 学が光輝に答えてると珠恵が何かに気付いたように声をあげる。

 「山道に入るところで左に180度曲がるようなところがあったじゃない?山頂方面に行くには左に曲がるんだけど、右にも道があったの。たぶん、そっちの道に来ちゃったんじゃないかな〜。」

 珠恵の説明を聞いて学は光輝と顔を見合わせてうなずいて言う。

 「確かに、そんな箇所があったな・・・」

 その会話を聞いてたひとりが声を荒げる。

 「おい、先頭を走ってたのは誰だよ!道を間違えやがって!」

 先程の上野だ。いつも軽いノリでお調子者的な感じなのだが、時折り攻撃的な言葉になる。

 学がなにか言おうとする前に珠恵が上野に向かって答える。

 「仕方ないよ〜、雨で視界も悪かったし足元が不安定な中で走っていろいろと気が回らなかっただろうし。あたしも気付かなかった、ごめん。」

 珠恵はそう言って頭を下げた。珠恵にそう言われて上野はもごもごとくちごもる。言い返す言葉も無かったのだろうが、なんだかんだで上野も女子と話すのが苦手なのだろう。

 「起きてしまった事は仕様が無いから、このあとどうするかを考えよう。」

 光輝がみんなに言いながら学の方を見る。一応は班長である学にまとめさせようという事だろう。

 「そうだな・・・」

 学は辺りを見回しながら言う。

 「この木のおかげで直接は雨が当たらないから良いんだけど、足元がね。」

 そう言って足元を指差す。山の斜面側から雨水が流れてくるせいか、ちょっとした川の様に水が流れてきていて足首まで浸かってしまいそうだ。

 「座れないまでも、ちょっと水の少ない場所に移動したいな。」

 雨に降られ始めてからずっと小走りだったのだが、普段運動などしない様な連中だからそれなりに疲れているだろう。それに、ジャージとは言え濡れた衣服のままだと体力も体温も奪われる。

 「そうだな、まだ雨足も強いし来た道を戻るよりは、この森の中でもう少し雨宿りした方が良いだろうな。」

 学が言うのに光輝が答える。

 「山の方から流れてきている水がそこの先で右の方に流れ行ってる。だから左側の方が高くなっているんじゃないかな?」

 体格の良い生徒が今まで進んでいた進行方向を見て言った。長身でマッチョなのだが物静かな戌井だ。家は兼業農家でよく手伝いもすると言うし、部活動は園芸部でよく畑の手入れもしている上にバイトで土木作業等もしているという、オタク気質な割にはアウトドア派である。

 学と光輝もそちらの方を見る。確かに戌井の言うように水の流れは右手の方に流れている。

 「ここよりはマシな感じだから左手に行ってみようと思うけど、どうかな?」

 学が一同を見回しながら言う。

 「OK。」「異議なし。」「いいと思う。」

 ぽつぽつと賛同の声が上がる。

 「よし、それじゃぁ移動しよう。」

 一同はとぼとぼと歩き出した


  * * * * * * * * * 


 ゆるい上り坂を数分ほど歩くと森の中に少し開けた場所が見えてきた。6〜7メートル四方くらいの広さで木が生えておらず、周囲よりも少し高く盛り上がっている。

 「なんだろう、伐採業者の作業場かな?」

 光輝がそうつぶやく。学が見ると

 「木が生えていないのはともかく、妙に地面が平らに均されているだろう。」

 と更に続けて言う。

 そう言われて学も周囲を見まわす。

 「確かにそうだな。少し高くなっているし、まるでステージみたいだ。」

 「まるで土俵だね。」

 学たちと少し離れたところでそんな声が聞こえた。学が見るとその言葉は金髪の留学生、ローゼンベルクの言葉だったようだ。ドイツからの留学生なのだが、母方の祖父が日本人という事で日本語は不自由なく話せる。そしてご多分に漏れず日本文化に憧れているようで、今どきの高校生が知らないような古い事もよく知っている。ちなみに、金髪は地毛ではなく脱色しているらしい。

 「やー[親方]、一番取らないか?」

 ローゼンベルクが戌井に向かって話しかける。この二人は日本史好きという事ですぐに意気投合したらしい。そして、戌井のバイトを知ったローゼンベルクは戌井の事を[親方]と呼び始めたのだ。

 「それもいいけど、まずはひと息つこうじゃないか。」

 笑いながら戌井が答える。

 「やー、そうだね。」

 ローゼンベルクもそう言いながらリュックを下ろす。

 戌井の声が聞こえたのか他の班員たちも思い思いに休憩をし始めたので、みんなにひと声掛けようとしていた学も何も言わずにペットボトルのスポーツドリンクを飲んだ。

 辺りを見廻しほぼ全員が休憩を取ってるのを見て学は落ち着いた気分になる。押し付けられた様な形での班長ではあるが、なにか問題が起きたりしたらそれはそれで不愉快な気持ちになるだろう。

 学がスマフォで時間を確認すると、ちょうど12時になるところだった。ついでに学年主任に一報を入れておこうと文面を入力し始める。

 すると、周囲を確認していたらしき光輝が近寄ってきて小声で学に言う。

 「おい、なんか変じゃないか?場所が開けていて木がないのになんで雨が降っていないんだ?」

 それと同時に辺り一面に霧が発生しだした。

 「おい、なんだこれ!?」

 誰かがそう声を上げるが、霧はどんどん濃くなり声の方向を見ても誰だか解らない様な状態である。

 (ガス!?)

 学はそう思ったが無臭ではある。しかし、霧にしては発生の仕方もおかしい。

 「おいっ・・・」

 光輝が居るであろう方向に声を掛けた瞬間に、立って居られない程の衝撃が来る。

 (地震かっ!?)

 そう思ったが縦からとも横からとも思えない衝撃に思考が止まりそうになる。

 「みんなっ、頭を守れ!」

 学がそう叫ぶと同時に更に強い衝撃が走り、一同は気を失った。


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