3話 初めての異世界
次から毎日1話ずつ更新していこうと思ってます
(`・∀・´)18:00に更新する予定です!!
目が覚めるとそこは暗い所にいた…
(どこなんだ?ここは?)
視線を周りに向けても辺りが真っ暗で全く状況が掴めずにいた
『こここは卵の中です』
「キャウ(あっ管理人さん)」
……… んっ??
「キャキャウウ(なんだこの声…いったいどんな種族に生まれたんだろう?)」
『こちらをどうぞ』
僕の頭の中で文字が浮かび上がってきた
[種族:恐竜] サウルス レベル1
名前:無し
HP:15 MP:10
力:10 防御力:10
速さ:8 賢さ:9999(スキルの影響)
運:500
スキル
UR:創造
SSSR:叡智を知る者
へぇ…基準が分からないから僕が強いのかがよく分からないけど管理人さんのお陰で賢さが凄い事は分かった…。
『この世界の平均的な強さはこんな感じです』
[種族:人族]
HP:120 MP:30
力:50 防御力:40
速さ:40 賢さ:60
運:15
『もちろんずば抜けて強い個体もいるのであくまで参考程度とお考えください』
(分かった)
…と考えると僕はスキルの影響で賢さが大変な事になってるし、後僕は他と比べて運もいいみたいだね…で……一番気になるのはもちろん
[種族:恐竜]
地球の太古昔に生存していたと言われる生物地球にあった恐竜の化石から遺伝子を読み込み異世界へと新しく生まれた種族。
[サウルス]
無限の進化を秘めた恐竜
成長次第で空を飛べたり、海で生活出来ること可能う。
…うん。僕は恐竜として転生したみたい
ビックリしてつい頭を前に向ける壁に当たった
「ピキッ」
(あれ?これ割れるんじゃないかな?)
頭をぶつけたところから卵が割れる音をしたので体を前に伸ばし卵を割ることに成功した
「キャウ!!(うわぁぁ!!)」
体を前に倒していたため前のめりに転んでしまった
「キャウウウ(いたた、転んじゃった)」
何とか体をおこし周りを見てみるとどこかキラキラした草が下いっぱいに生えておりとても、みずみずさがあり上を向いてみると青い空があったが…ときおり鳥よりも大きな影が見える
(綺麗だ……)
あまりの美しさにずっと眺めていたい気持ちになった
『ここはアポロン様が作った貴方専用のセーフティーンゾーンなのでしばらくここで過ごし外でも生きていけるように強くなりましょう』
(セーフティーンゾーンってなに?)
『安心、安全の場所です』
(なるほどありがとね)
うん、それならここでしばらく生活するとして…お腹空いたなぁ…
食べれそうな物を探して辺りを見ているが果物も木の実も見当たらない
『生まれたばかりの卵の殻を食べることを推奨します栄養満点なので今はそれで十分だと考えられます』
えっ…卵の殻を食べるの!?
元人間としてはちょっと食べづらいんだけど…管理人さんが言うことには間違いは無いだろうし…食べるか、正直お腹が空きすぎて何でもいいから食べたいし…
直ぐ横にあった出たばかりの殻を口の中に入れた
「パリッボリボリ…ゴクンっ」
(うん、これはポテチだ!しかも薄塩味!!)
新しい殻を手に取り次々と口の中に入れていった
「バリバリボリボリボリゴクンっバリバリ………」
「キャウーーー(ふぅー美味しかったー)」
僕が生まれたばかりの卵の殻は全て食べきりお腹いっぱいになった僕は綺麗な草の上で寝っころがりながら青い空を眺めていた
(これからどうなるかは分からないけど…楽しく異世界ライフを楽しむ為にまずは力をつけないと…もしも物騒な世界だったら殺されちゃうかも知れないからね…)
『ここはセーフティーンゾーンの為生物は存在していませんなのでここではレベルを上げる事は不可能です…普通ならですが貴方は創造を持っているのでMPを消費して魔物を産み出すことを出来るためレベルを上げる事は可能です』
(へぇ~やっぱり強くなるにはレベルアップがいいんだね)
『はい特に創造で新しいスキルを生み出す事が出来るためレベルを上げる事を強くオススメします』
(あっそうだ管理人さん僕の姿を見たいんだけど何かいい手はないかな?)
この世界に転生してからまだ1度も自分の姿を見ていない為気になって気になって仕方がないそのせいか分からないけど…尻尾が左右に揺れて止まらずにいる
『近くに池があるのでそこで確認してください』
(ちょっとお腹いっぱいで動きたくないんだそこまで行くのがちょっとめんどくさくて…)
『……』
管理人さんから少しだけ不機嫌なオーラを感じるけど動きたくないから仕方ないのだ
「キャゥウウウウウ!!(頭がいたぁぁああああいいいい!!)」
突然頭の中に凄い情報量がきて頭が痛すぎてその場でのたうちまわった
『早く行きなさい』
「キャウ…(はい…)」
ここでアポロン様が言ってくれた事を思い出す…しかしアポロン様が言った本当の意味を知るのはまだ先の話…