12話 移動
ブックマークの追加と評価ありがとうございます
( ・ω・)
「魔物じゃない?ってどゆうこと?アン」
「ふぇ?だって瘴気をまとってないですから」
なに当たり前のことを聞いているんですか?
みたいな表情をしたアンに少しイラっとしたレティシアは彼女の頭にチョップをした
「痛た…いきなり何をするんですぅか~
お嬢様~」
チョップされた所を押さえ涙目になりながらプルプルと音がなりそうだ
「ちょっとイラっとしたから…」
「お嬢様酷~い!!理不尽ですぅ!」
「謝るからごめんねアン、怪我はない?」
アンの頭を撫でながら怪我をしていないか聞いてるがレティシアはアンがこれくらいではケガもしないことは知っている
「えへへ~アンは丈夫ですから全然平気ですぅでもまだ少し痛いのでもっと撫ででくださぁ~い!」
レティシアのお腹にアンは頭をぐりぐりと押し付け甘えていて正直犬みたいたど僕は思った
一通り撫でた所で最初の話に戻った
「それで?ノールが魔物じゃないってどうゆうこと?」
「えっとですね魔物は瘴気を纏っていることはお嬢様もご存知ですよね?」
「ええそれくらいは知っているわ」
「それでですねノール君には瘴気が無いので魔物じゃないんですぅ~見た目はまんま魔物なのでアンもよくわからないんですぅ…」
「なるほどね…てことは何かの呪いでこの姿になったってこと?それならノールが人間みたいな反応したりするのも納得ね…」
そんな会話をしていると1人の兵士が二人に近づきその場で膝をついた
「レティシア様アンさんその魔物は安全なんですよね?」
「ええさっきも言ったでしょ?同じことを言わせないで」
「しかし…」
「この子は私と契約したの心を通わせているんだから何かしようとすれば分かるんだから大丈夫でしょう?それとも私を信じられないのかしら?」
眉を寄せ機嫌が悪くなった様子に兵士が慌てて首を横に振った
「い、いえそうゆうことでしたら問題ありません…」
レティシアはその様子をつまらなそうに鼻を鳴らし僕の方に抱きしめて上に乗ってきた
「私を守ってねノール…アンは抜けているところがあるからちょっと不安なの」
皆に聞こえないように小さな声で呟いたがアンの耳には届いたようで凄くショックだったみたいで地面に座りこみ指で「の」ににた文字を書きだした
レティシアのお願いに僕はもちろんっ!と感情を送り彼女は満足そうに僕から降りて去り際に
「アンも強いからきっと私を守ってくれるわよね…」とアンに聞こえるような聞こえないようなボリュームど呟きアンにはバッチリ聞こえたようで凄いやる気で準備体操をしている…
僕はレティシアのアンの扱いに苦笑いを浮かべて彼女の後をついていき場所の近くに移動した
それからしばらくするとレティシアとアンが馬車に乗り込み鍵を締め兵士達は馬にまたがり場所を囲むような配置に付き移動した
僕は馬車の上に飛びながらついていった上からの方がよく見えるからだ、もし兵士が変な動きをするようなら取り押さえるつもりだ
「お嬢様~アンがついている以上!!奇襲なまずないですから安心してくださぁいね~」
「ええ、そうね外からの奇襲は大丈夫そうだから安心してるわ」
そう外からは…
レティシアの家の兵士達も周りの警戒しているが同時に他の家から派遣された兵士も警戒しているみたいでもし、襲いかかってきてもすぐに押さえられる事は想像できるので僕も万が一がないよに警戒しているが今のところ順調そうだ
「あっ…魔物です!こちらに向かってきていますぅ~数は…8頭で1つ大きな物が混じってます」
アンの報告と同時に兵士達が魔物に向かっていくのが見えた、ただお嬢様を守るのも必要なので二人残ったが1人が他の家の兵士なのでもう1人の兵士が見張りつつ警戒もしているもよう
「ノール貴方も行ってくれる?」
馬車から顔を出して僕にお願いしてくる姿はかわいいが僕がいなくなると彼女を守りが薄くなるのは不安だなぁ…
それがレティシアにも伝わったのか少し微笑んだ
「大丈夫よアンがいるものそれに早く倒して戻ってくればいいでしょ?」
「そうですよノール君!私がお嬢様を守るので行っちゃってくださぁ~い守りは私1人で充分ですぅ」
アンは自分の大きな胸を叩きプルンと揺れたのを見てるとレティシアから不穏な感情が流れてきたので魔物の方に逃げるように飛んでいった
近くによってみるとウルフ7体と熊が1体いたウルフは片付けたみたいだが熊の方はこのままいけば勝てはするが時間がかかりそうなのでカブトを先が尖っている物に変えて上空から勢いよく下に降りて熊に頭から突っ込んでいった
「グオオオオオオゥゥ……」
バタン!!
無事に頭を潰して熊の魔物を殺したが僕の頭にいろんな物がべったりついてて気持ち悪い…管理人さんが1から魔法文字で作った魔方陣で水を出して洗った
僕はまだ魔法のスキルを持ってないので普通は使えないが、1から作ればスキルから魔法の文字などを読み取る必要はないのでMPを消費するだけで問題ないのだ
綺麗にしてから馬車に戻ってみると近くにウルフが1体倒されており何故かその隣には頭から地面に埋まっている兵士がいた…
なかなか進まなくてすみません(´・ω・)