↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一級警備員の俺が異世界転生したら一流警備兵になったけど色々と勧誘されて鬱陶しい  作者: 司真 緋水銀
第一章 一流警備兵イシハラナツイ、勤務開始

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

107/207

■番外編.王王パニック ※【冥王視点】



「な……何者だい……? こんなに……美しい僕よりも……美しく強いなんて……がはっ……」


「ひひひ、相も変わらず容赦ないですなぁ……」


 黒いフードをかぶった腰の曲がった老婆がそう呟く。

 まるで街角におる占星術師じゃな、と、他愛もない事を考える。


「ふん、幾千年ぶりじゃが何も変わってはおらぬな。人間の質もこの世界の醜さも」


 わらわ達をただ見ただけで不審者として強引に喧嘩を売ってきた、目下に転がる兵士達を見てそう呟く。


「ひっひっ………デス・プルート様のあまりの美しさに惹かれたのではないのですかね……ひっひっ」


 聞き慣れぬ名前に一瞬、首をかしげる。

 ……あぁ、そうじゃ。わらわの名前であったな。わらわが自ら名付けたのであった、何と禍々しくも壮美な名であろうか。


「バカ者めが。人間なぞにわらわの美しさが理解できるはずなかろう。それよりも、じゃ。ここは一体何処なのじゃ? 肝心のイシハラはどこにおる?」

「ひっひっ、こちらへ来ると職業神の影響か……向こうでの『技術』が形を変化させてしまいますので中々技術使用に難航しておりまして……ただつい先日までは、この通用口『冥邸洞』におられた事は確かなんですがね……」


 ふむ、げに忌々しい職業神がここでも立ち塞がるか……。

 確かに冥界で使えるわらわの術が上手く発動せぬ、『オルス』でひと暴れするには少々時間が必要か。


「ひっひっ、冥王様に敵う者が『オルス』おるとは思えませぬが……万が一、魔界の王に出会った場合はご注意を……進化を遂げた『悪職』に就いた事により絶大な力を手に入れております故……」

「バカ者め、たかが魔王なぞに遅れをとるものか。では行くぞ、イシハラを探しにな」


 そして、イシハラをわらわのものにする。

 さすれば冥界を統べる新たな王として……イシハラは今の冥界の現状を一から創り変える存在となるであろう。


「待っておれ、わらわがそなたの器を育て上げてやろうぞ」


----------------------------------------

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。