信長Take3 登場人物10&あらすじ
【あらすじ】
川中島で武田軍と長尾軍が2回目の激突を果たす。
その第二次川中島合戦にて武田軍を散々に蹴散らした長尾軍であるが、決定打を与えるに至らず引き分ける事となった。
一方、中央では将軍が三好長慶に対して蜂起するが、圧倒的な戦力差を覆せず捕縛されてしまい、三好館に軟禁される。
だが将軍は諦めていなかった。
各地に密書を送り、三好包囲網を結成すべく同士を募る。
その過程で長尾家と武田家が史実には無い同盟を果たし、全国各地で各大名が包囲網に対する立場を鮮明にし始めるるであった。
一方織田家は包囲網に対し斎藤家、今川家と同調し三好派に付く事を表明。
三好とは一定の距離を取りつつ京より東側の敵対勢力を一手に引き受ける。
その一環として喉元の小骨であり長年の悩みでもあり、史実でも大損害を喫した願証寺に対し攻撃を開始する。
長年の徹底した包囲と挑発が功を奏し、また願証寺の失策を突いた戦略で一向一揆の内部崩壊を引き起こし大損害を喫した史実を覆す戦果を挙げる事に成功した。
直接の武力行使は然程でもなかったが、大規模寺院を滅ぼしたは衝撃は甚大であり、全国に激震が走るのであった。
【長尾陣営】包囲網:将軍派
☆長尾平三景虎(上杉謙信)(24歳)
寡黙な男にして戦の天才。
しかし心の中では雄弁である。
長年の経験で到達する感覚を既に身に着けており、勝ちはできなかったが、二度の川中島の戦いで、二度とも武田晴信を討ち取る寸前まで追い詰める。
家臣の統率には苦労しており、団結しない家臣に呆れ、全てを投げ捨て家出をしようかと思っている。
将軍の包囲網には参加する事を選び、武田家と同盟を結んだ。
☆北条高広(37歳)
長尾家を裏切るが、あっという間に鎮圧される。
その後は武田家に偽報を流して長尾家を川中島の戦いで有利になるように導く。
【武田陣営】包囲網:将軍派
☆武田飛騨守晴信(33歳)
武田家当主。
武田家を絶対君主制の集団へとリニューアルを果たし、景虎の偽報も見破ったが、天才的な景虎の采配に苦汁を嘗めさせられる。
信州に拠点を築いて飛騨や信州北部への足掛かりを作る計画を立てる。
将軍の包囲網に参加し長尾と同盟する。
☆武田左馬助信繁(29歳)
兄を補佐し活動するが、長尾との戦いでは景虎の戦略に引っ掻き回され手痛い損害を被った。
【将軍陣営】包囲網:将軍派首魁
☆足利左近衛中将義藤→足利義輝(18歳)
朽木家と六角家の協力と、若狭武田、朝倉の支援である浅井久政の協力を得て三好に対して反抗作戦をとるが、全く歯が立たず鎮圧されてしまい保護されてしまった。
義藤から義輝に改名。
和歌の才能は宿敵長慶に絶賛される程に達者。
三好包囲網を結成する為、三好の保護下にありながら暗躍する。
☆細川右京大夫晴元(40歳)
足利義藤に従う室町幕府管領。
将軍に従い三好に挑むが保護されてしまう。
長慶の手際の良さに力の差を思い知る。
義輝に従い包囲網を作る。
☆武田伊豆守義統(28歳)
元若狭国の支配者であったが斎藤義龍に敗北し追い出される。
流れ着いた将軍家に味方し、若狭への復帰を伺っている。
☆六角左京大夫義賢(33歳)
南近江の支配者。
将軍の蜂起に協力し三好に戦いを挑むが敗北。
撤退戦にて三好長慶の弟である野口冬長を討ち取り矜持を見せた。
☆浅井左兵衛久政(28歳)
元北近江最大勢力であったが、斎藤家との争いに敗れ、領地を四分の一まで減らしてしまい現在は朝倉家に従属している。
朝倉家からの内密な支援として将軍家に派遣され協力している。
【三好陣営】包囲網:三好派首魁
☆三好修理大夫長慶(32歳)
三好家当主。
京を支配し幕府を意のままにする現在の日本最大の実力者。
通称『日本の副王』
将軍の決起に対して王者の戦いで完封した。
三好包囲網を結成されるに至り、織田家、今川家、斎藤家を味方につけた。
【北条陣営】包囲網:中立
☆北条左京大夫氏康(39歳)
関東には将軍家の関係者である足利晴氏ら邪魔な存在が多い為、三好包囲網に関しては中立の立場をとる。
甲相駿三国同盟に関しては包囲網派閥は違えど同盟を維持する事に同意した。
【畠山陣営】包囲網:中立
☆畠山治朗四郎高政(27歳)
畠山家を継いだばかりで家中統率がままならず、包囲網は中立を選ぶ。
【赤松陣営】包囲網:三好派
☆赤松左京大夫晴政(41歳)
将軍家とは繋がりのある家であったが三好に付く。
美作守護になった尼子に対抗する為であるが、それが三好長慶の作であるとは気づいていない。
【浦上陣営】包囲網:中立
☆浦上掃部助政宗(34歳)
中立をとは言いつつ、内外に問題を抱えており、趨勢を読みかね立場を選べていない。
【尼子陣営】包囲網:将軍派
☆尼子民部少輔晴久(40歳)
中国地方の覇者。
将軍の要請を京侵攻の絶好の機会と捉え、三好を追い落とし覇権を握る野望を見せる。
【長宗我部】包囲網:将軍派
☆長宗我部信濃守国親(50歳)
土佐七雄の一つとして名を馳せるが、土佐一国を支配する勢力ではない。
しかし、今回の包囲網を絶好の機会と捉え長宗我部勢力を拡大する為に動く。
【比叡山延暦寺陣営】包囲網:中立
☆覚恕(32歳)
将軍の包囲網要請に怒るが、三好に付くほど武家を信用しておらず、また強大な三好が負けるとも思えず包囲網は中立を選んだ。
【本願寺】包囲網:中立
☆証如(38歳)
病を患い明日をも知れぬ命であり、息子の顕如を跡継ぎに据えた。
☆顕如(11歳)
若くして本願寺の後を継ぐが、若さに似合わぬ冷徹な判断を持って包囲網は中立を選ぶ。
また願証寺への対応も早々に見切りをつけ援護はしない判断を下している。
【本願寺内 願証寺】
☆証恵(38歳)
織田家と対立していたが、織田の包囲と政策により徐々に力を失い、起死回生を期待して送り出した一揆兵も悉く惨敗。
万策尽き果て籠城するが、それすらも信長の掌であった事に気づいた時には全てが遅かった。
壮絶な一揆内一揆で自滅の道を辿り、願証寺は消滅。
本多正信に導かれるまま本願寺に落ち延びていった。
☆織田信友/織田寛貞
願証寺に身を寄せる元尾張斯波家の家臣。
信長に強い恨みを持ち何かと暗躍するが、時勢が味方せず暗躍は失敗に終わる。
唯一三河松平家の家臣数名を願証寺に送り込む事には成功したが、そのあとは姿を消した。
☆本多正信/渡辺守綱/蜂屋貞次
織田信友と織田寛貞が松平家から引き抜き願証寺に送り込んだ人物。
本願寺の密命を持ち帰り証恵に伝えた。
【興福寺】包囲網:将軍派
☆覚慶(足利義昭)(17歳)
足利義輝の弟。
兄の方針に従い、包囲網に参加する道を選ぶ。
【朝倉陣営】包囲網:中立
☆朝倉越前守延景(朝倉義景)(21歳)
斎藤、織田両家との対立を経て和睦し同盟関係を結ぶ。
浅井久政を将軍家に派遣して援護しているが、包囲網は中立を選んだ。
【斎藤陣営】包囲網:三好派
☆斎藤若狭守義龍(27歳)
織田と足並みを揃える同盟者。
対外的に今川家と同盟を結んだ。
包囲網は三好につき、今は力を蓄える為に制圧した若狭の地盤を固め、貿易のできる港を建設する。
【織田陣営】包囲網:三好派
☆織田勘十郎信行(18歳)
罪を許され織田家に復帰。
堺に滞在していたが、明の商船と交渉し乗船。
明へと渡っていった。
☆織田尾張守信広(26歳)
史実では長島一向一揆で討ち死にしているが、信長の配慮と作戦により生き延びる事が出来た。
☆織田備後守信秀(43歳)
史実ではすでに病死しているが、今の歴史ではまだ存命中。
飛騨の防備を支持しているが、今回は織田家の総力を挙げた戦なので信広軍で行動している。
☆平手久秀/林通政/織田信次/織田信成/小瀬清長/織田信張/織田信昌/山田勝盛
史実にて長島の戦いで討ち死にした面々。
信広軍は史実での討ち死にした者を全員まとめた軍であるが、本人たちが知らぬまま生き残る事になった。
☆柴田権六勝家(32歳)
長島では北東部の砦と、織田信広軍の壊滅に配慮しつつ攻略を担当。
☆塙直政(26歳)
柴田軍に従い戦う。
妹に信長との子供が出来て非常に上機嫌。
☆森三左衛門可成(31歳)
長島にて中洲群の攻略を担当する。
☆藤吉郎(豊臣秀吉)(17歳)
森可成の下で偵察活動を行い、渡河可能地点を探り、蜂須賀正勝を味方に引き入れる活躍をする。
☆蜂須賀正勝(28歳)
川筋衆として活動していたが、願証寺から織田軍へ鞍替えする。
☆明智十兵衛光秀(26歳)
今川氏真と共に、陣中飯をつくり食事による挑発を担当する。
☆佐久間右衛門信盛(26歳)
砦を全部攻略した織田軍の総仕上げの一環として、柵や逆茂木、堀で願証寺を包囲。
その出来栄えは一揆兵を一人も突破を許さない頑丈な出来であった。
☆佐々内蔵助成征(18歳)
☆前田又左衞門利家(15歳)
九鬼定隆の下で船戦を学ぶが二人して船酔いでリタイア。
ほとんど寝込み、相撲をとったのが唯一の作戦従事であった。
あまりの悲惨な功績を見るに見かねた信長から、戦後の願証寺系列寺院への取り締まりを任された。
☆飯尾尚清(26歳)
☆滝川一益(29歳)
北畠軍の目付として参戦。
具教の信長に対する官位問題に理解を示しつつ行動した。
【織田家内 今川陣営】
☆今川治部大輔義元(35歳)
対外的には織田家と敵対しているが、今は三好の斡旋により織田と和睦し同盟を結ぶ。
本当は織田家に臣従している。
今川家は将軍家と縁の深い家柄であるが、三好包囲網には三好家に協力する。
☆太原雪斎(58歳)
帰蝶との激闘に敗北し正式に今川の政務から引退。
後進の教育に専念し余生を過ごす事にした。
☆今川彦五郎氏真(16歳)
願証寺攻略に今川からの援軍として参陣。
とはいえ戦の後の活動こそがメインである。
【織田家内 北畠陣営】
☆北畠伊勢守具教(26歳)
大木砦を築き、願証寺に対抗する態勢を整える。
かつて己が帰蝶にやられた挑発を真似、大木砦での防衛を成功させる。
願証寺攻略では砦攻略の最大戦果を挙げた。
信長が無位無官でいる事には強い不満を覚え、何とかしたいと考えている。
【織田家内 九鬼陣営】
☆九鬼志摩守定隆(46歳)
願証寺との対決では水軍を運用し川を遡り奇襲を仕掛ける事に成功した。
織田家が長島を手に入れた事により、周辺地域の開発を任される。
【主人公】
☆織田信長(肉体:20歳 魂:49+5+9歳)
3回目の人生を邁進中。
足利義輝による三好包囲網結成に頭を痛めつつ、織田家としては三好家に付く事を選択した。
史実では大量の戦死者を出した長島一向一揆の対応に腐心し、見事史実を覆した。
☆帰蝶(肉体:19歳 魂:48+5+9歳)
2回目の人生を邁進中。
この物語最大の自由人。
太原雪斎との激闘を辛うじて制する。
とある特殊任務にて願証寺との戦には参陣せず。
☆ファラージャ(15歳 魂:?歳)
未来よりテレパシーにて信長と帰蝶を補佐する。
今回の願証寺との戦いで信長の苦労を唯一理解している。
包囲が失敗しないかヒヤヒヤしながら見守っていた。




