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信長Take3【コミカライズ連載中!】  作者: 松岡良佑
10.5章 天文23年(1554年)方針
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101話 再上洛

【山城国/京 三好館】


 三好陣営に付く事を決めた信長は、さっそく斎藤義龍と共に京へ上洛した。

 今回は陸路ではなく、熱田から堺へ向かう商船に同乗しての上洛である。

 西近江や若狭の情勢が不安定故の措置であった。


「織田三河守、上洛要請を受け参上いたしました」


「同じく斎藤若狭守、三好殿に合力する為に馳せ参じました」


 例によって所持はしても実質空席の官位を名乗る信長。

 義龍は三好長慶から斡旋された官位を名乗った。


「うむ。よくぞ参った。お主等の()()()()()()()()()、しかと受け取ったぞ」


 三好長慶は信長と義龍の上洛に機嫌よく対応した。

 それは将軍に対する忠節を感じ取り感激故の言葉―――ではない。


 この上洛は、足利義輝と三好長慶の争いに対する陣営表明である。

 将軍の密書の後に、将軍と長慶の連盟での上洛要請は、敵味方を振り分ける事に利用されており、長慶の言葉は発した意味は180度違う。


 何故なら三好に付く者は上洛に応じ、将軍に付く者は密書と三好の思惑から上洛要請を無視し、中立の者は理由を付けて上洛できない旨を書状で回答しているからだ。

 そんな中で信長と義龍は、方針通りに三好に付く為に上洛を果たしたのであった。


「余に対する忠節ありがたく思う……! 修理大夫(三好長慶)と共に対応を頼むぞ……!」


 義藤から義輝に改めた足利義輝が、苦い顔をしながら信長達に労をねぎらった。

 義輝も信長が味方になる可能性は薄いと分かっていたが、いざ信長が敵対すると分かって心が揺らいだ様である。


(そりゃそうじゃよな……! 奴はワシを目の前にし将軍家を倒す事を表明した身。何の間違いが起きたら我が陣営に付くというのか! 一縷の望みと言えば確かに一縷じゃったが、そんな甘えが有るから今の現状があると気付け義輝!)


 義輝は自問自答で己の甘さを責めつつ後悔したが、どうする事も出来なかった。

 その後、儀礼的で本当に当たり障りが無く、感情が籠っていない適当な話が続いた後、長慶が切り出した。


「さて、いつまでも将軍様をこの場に拘束しては失礼極まりない。血生臭くなる話は別室で致そうか」


「はっ」


(……!! その話こそがワシにとっても重要なのじゃ!)


 義輝としては、その血生臭い話こそ自陣営の戦略の為に聞きたいのであるが、長慶もわざわざ戦略を漏らすはずが無い。


「では将軍様、我等は反逆者を討ち滅ぼす算段をして参ります。後の事は我らにお任せを」


「グッ! よしなに頼むぞ……!!」


 一同が頭を下げると、義輝は長慶から圧力を感じつつ、渋々退室した。


「では参ろうか。人を待たせておるしな」


 信長達は長慶に促され別室に移動した。

 そこには見知った顔の人物が待っていた。

 今川義元である。


「お主等は数年前に戦っておるから顔見知りかもしれんが、実際に顔を合わせるのは初めてであろう? こちらは今川治部大輔殿だ」


「桶狭間では世話になったな。今川義元である」


 そう言って義元は威圧的に挨拶をした。


「そ、それは当方にとっても同じ事ですが……グッ! 良いでしょう。織田信長です」


「さ、斎藤義龍と申します」


 信長と義龍は最大限腹筋に力を入れて、不機嫌を装いつつ応対した。


「うむ……」


 義元は冷静に返した―――様に見えて口角が痙攣していた。

 公には敵対しているので当然演技である。


「?」


 長慶は、この妙な空気を敵対していたからだと思っているが、この三人は顔見知りどころの話では無い関係である。

 ただ、いずれにしても些細な事と判断し本題の前の案件を切り出した。

 それは織田と今川の仲裁である。


 だが、これはもう長慶が拍子抜けする位にトントン拍子で話が進んで、あっと言う間に和解となった。

 これは仕方ない話なのであるが、和解も何も本当は今川は織田に支配されているので当然といえば当然である。

 長慶の手前、体裁上、和解の手順を踏んだだけである。


「では和解もなった所で本題と参ろうか。さて、京より東側でワシに付く事を表明したのは今川、織田、斎藤の三家のみ。朝倉は一向一揆で動くに動けずと書状を寄越したが、他は将軍にそその……いや、将軍に対する反逆と見てよかろう」


 将軍と敵対していた頃は、三好の公的な言い訳は『六角や若狭武田に将軍は騙されている』であったが、将軍を手中に収めた今は『将軍に対する反逆』が言い分になっている。

 誰もがそんな話を真に受けるハズが無いし、長慶もまさか信じてくれるとは思っていない。

 ただ、建前ではあっても言動に注意すべく気をつけているに過ぎない。


「左様ですか。なるほど……他は如何様になってますか?」


「京の近隣では近江の六角と朽木、大和の興福寺や他の寺社勢力、越後と信濃、さらに甲斐の武田と越後の長尾が主な反逆陣営。だが、これらはまだ良い。立場が鮮明なだけな。しかし延暦寺、本願寺、願証寺、紀伊の畠山は静観しておる。よって我等、反逆者、中立者の勢力は大体均衡しておると言えよう。どこかの陣営が飛び抜けている訳では無い」


「まぁ様子見が多いのは仕方ない事かと」


「確かに」


 義元と義龍がそう返事をすると、信長も頷いて深く息を吐いた。

 その行動に誰もが信長も予測通りだと感じた、と思った。

 誰も経験した事の無い包囲網の結成に去就を決めかねた、と。

 しかしそれは半分正解、半分不正解である。

 信長はそんな事より内心不安に思う事があって、それどころでは無かったからだ。


 信長の不安。


 それは誰がどの陣営に付くかの予測である。

 そんなのは誰もが一緒―――では無い。

 信長だけは違うのである。

 何故なら、信長の絶対的なアドバンテージ(有利)は『歴史的事実を知っている』事である。

 しかし、信長のディスアドバンテージ(不利)も『歴史的事実を知っている』事が挙げられる。


 歴史的事実を知っている事―――

 これが信長の予測を妨げる要因に成っていたのである。


 例えば『あいつは前々世では、こんな考えで、こんな行動していた』という『別次元の前々世の事実』が転生した『今』の戦略に役立つ事もあれば、似ている様で微妙に異なる『今』の戦略を考える上で邪魔になる事もある。


 信長が警戒しているのは、前々世を知る故の油断である。

 前々世の事実を信用して最適化し過ぎた戦略を組んでしまい、その結果、警戒や備えを怠たり、時世を読み違え予測を外す。


 ダメージは計り知れない事になるだろう。

 それを神経質なまでに警戒していた。

 前々世を知らない方が、警戒心や備えを怠らずに済んでいたハズで、転生者故の苦悩であった。


 そんな苦労の下、信長は誰がどの陣営になるか予測を立てた。

 脳裏を過る前々世の記憶を、利用したり振り払ったりしながら。


「とりあえずは、概ね予測通りですな」


 そんな誰にも理解できない苦悩を踏まえて、やっとの事で予測を立てたが、とりあえずは長慶の言葉を聞いて信長は誰にも悟られない様に安堵した。

 長慶は話を続けた。


「我等の陣営は比較的勢力が近く固まって居る。これは連携が取り易い分有利な判断材料であろうが、言い換えれば反逆者に囲まれた状況でもある」


 三好と織田の間にある有力な将軍派勢力は六角だけである。

 寺社勢力は南側にずれており、万全を期すならば若狭経由か海路で連絡を取り合う事もできる。


「都合が悪いのが、様子を見る中立勢力が中央に多いのがマズイ。無駄に警戒して刺激してもマズイし、他の勢力の討伐に出ている隙に将軍陣営に付かれてもマズイ。かと言って無警戒もマズイ。悩ましい存在じゃ」


 中立勢力はどの勢力も京にも将軍派の六角にも近く、期を見計らって攻め込んで来ると一気に劣勢に追い込まれる可能性もある。

 長慶の言う通り悩ましい存在であった。


 暫く重苦しい沈黙の時間が流れた。

 誰もが有効な対策を出せなかったのである。

 すると信長が口を開いた。


「これは、どうにもなりませんな」


 信長は断言した。


「どうにもならない?」


 長慶はこの争いに負ける意味で捉えたが、そうではなかった。


「例え不戦協定や不介入を誓わせても、奴等宗教勢力は平気で破るでしょう」


 信長は現状も加味したが、こればかりは殆ど別次元、別世界の歴史的事実でもって断言した。

 その妙に説得力のある断言に、長慶は信長の言いたい事を察した。


「そういう事か。確かに寺社勢力の堕落は目に余る。また、織田は願証寺と争っているのだったな? しかし三好は現状関係が悪い寺社は無い」


 長慶は若い頃から寺社、特に本願寺とは関りが深く決して悪い関係ではないし、本願寺はむしろ、今回の争いでも三好に付いても良さそうであるが沈黙を守っていた。


「そこです。寺社と関係が悪い織田、今川殿も先だって一向一揆を鎮圧しましたな? 三好殿が我らと手を結ぶと、必ず寺社からの悪影響がありましょう」


「……なるほど。公的には、我らは手を結んでいると思われない方が中立勢力、特に寺社勢力に対しては良い、と言う事だな?」


 信長達は、中央から見れば地方で暴れる山猿風情である。

 確かに力はあるかもしれないが、品の良い勢力とは認識されていない。

 現代でも企業や政治家は、裏社会との関りを何より恐れる。

 虚実に関わらず、噂だけで致命傷を負ってしまった例もある。

 風評被害の力は馬鹿にできないのである。


 ならば戦国時代の、宗教の教えが何よりも真実な世の中において、それを蔑ろにする織田家と手を組む事実は、三好にとってマイナス材料になりかねないのである。


「流石にございます。我らは近辺や東側の勢力を食い止めます。それは宗教勢力であろうとも。しかし三好殿は極力宗教勢力を刺激せず、むしろ先制攻撃を貰い大義名分を得るつもりで居るのが得策かと。我等との関りは苦々しく苦慮している体でいるのが良策かと存じます」


「寺社勢力を敵に回す事を躊躇せぬか。お主恐ろしい事を平気で口にするな。斎藤殿、今川殿はどう思う?」


 あっさりとタブーを破壊し、しかもそれを利用しようと言い放つ信長の策をどう思うのか、同席する二人にも長慶は聞いて見た。


「斎藤家としても、既に寺社との関係は決して良いとは言い難いので、織田殿と同じ考えにございます」


 斎藤家は既に領内における寺社の政治介入(関所や商売の利権など)を許しておらず、極めて織田家に近いスタンスである。

 一方、今川家は三河の一向一揆を鎮圧したが、僧侶である太原雪斎を重用していた事もあり、宗教に対する締め付けは織田斎藤程ではない。

 せいぜいが、今川仮名目録にある諸宗派間の宗教論争を禁じた程度である。


「今川家としては一向一揆を許した手前、締め付けを強化するつもりでいます。こちらが甘い顔をしていたら見事に付け上がりましたからな。政治介入する僧を野放しにしては民が困窮するばかり。わが領地は畿内とは比較にならぬ未開の地故に。断固として許さぬ所存です」


 最近、本格的な戦からは遠ざかっている今川家は、内政を心置きなく実施していたが、内政をすればする程に宗教勢力の政治介入が邪魔であった。

 織田や斎藤から締め出されてきた僧が、三河や遠江に逃げ延びて、そこで勝手な事をしているのも問題であった。

 義元は正式に織田家と和解した事を機に、大粛清を行うつもりでいた。


 2人は信長の考えに同調した。


「それに王法為本(おうほういほん)と言う言葉もありますからな。外ならぬ本願寺の蓮如聖人が強く唱えた言葉。三好殿がこの争いを有利に進めれば、少なくとも本願寺は中立を保つでしょう」


 義元が元僧侶らしく仏法を説いた。

 義元の言った『王法為本』を要約すると、『仏門の世界では仏法が基本だが、社会では正しい王道が仏門よりも基本であり、王が定めた法を守りましょう』の意味である。

 良い見方をすれば、正しい政治なら本願寺は味方になり、悪法には仏の力で民を救済する。

 悪い見方をすれば、気に入らなければ権力者にも抵抗する。


「分かった。そこまで言ってくれるならワシも覚悟を決めよう。当分はワシからの書状や風聞でお主等を邪険に扱う内容が飛び交う事になろうが、それは策の上であると理解してもらいたい。しかし、この争いを制したら今川殿、織田殿、斎藤殿の配慮には必ず礼をする」


 長慶は本気で嘘偽りなく、本心で信長達に礼を言った。

 この時代において、宗教に対する悪評を全く気にしない勢力は貴重である。

 その思いと覚悟に応えなければ男が廃る、との思いであった。


 ただし、そこは天下人三好長慶。


 信長達の悪評が制御不能になったり、時世が変化すれば容赦なく切り捨てる算段も同時に行っている。

 熱や恩義に(ほだ)され、足元が見えなくなってしまう様な判断はしない。


 三好派の基本方針が決まった。

 その他の戦略もカチカチに固めるのではなく、臨機応変を旨としつつ、中立勢力を刺激せず、味方にするべく手を回し、反逆者を京に近づけない様に立ち回る事とした。


 そんな方針が定まった所で、信長が口を開いた。


「1つ確認しておきたい事があります」


「存念か。申してみよ」


「先だって六角に弟である野口冬長殿が討たれたと聞き及んでおります」


(!!)


 その信長の言に義元、義龍の両者は驚いた。

 確かに気になる話題である。

 しかし、たった今、話し合いで六角には京への侵入を許さない事を決めていた。

 聞き難い話題ではあるが、他ならぬ長慶がそう方針を定めたので特に異論を挟まずにおり、信長達は長慶の事を己を律し感情よりも戦略を優先したと判断していた。


「……その通りじゃ。何が言いたい?」


 長慶が最初の上洛で見せた天下人の威圧感を醸し出す。


(これは……! 己を律する人間の感情ではないな!?)


 信長は、もし長慶が己を律したままでいたならば、適当に()()()()でも言ってこの話題を終わらせるつもりでいたが、長慶の感情を読み取って踏み込んだ質問をした。


「六角を討ち滅ぼそうとは思わないのですか? 確かに周辺は中立勢力が多く動き難いですが、三好殿と我等で挟み込んでいるのも事実。全軍を動員せずとも押し潰してしまうのは可能なのでは?」


「……。感情で動いては勝てる戦も勝てなくなる。六角を生かしておいてこその策でもあるのじゃ」


「それは……申し訳ありませぬ。浅はかな申し出でありました」


 信長は素直に謝罪し、今度こそ会談が終わり尾張に帰還する事となった。


《長慶さんは大局を見てるんですねぇ。さすが最初に天下を取った人物ですね》


 ファラージャは素直に長慶を評した。

 未来では信長教の教えよりも、どちらかと言うと感情の争いで手に負えなくなっており、権力者でありながら感情で動かない長慶が新鮮に見えた。

 しかし、信長の考えは違った。


《大局? 確かにな。策の為に己を律し良く考えておると思う。だが、ここは感情に任せて六角を攻め滅ぼしても良かったと思う》


《何でですか? 感情で動いたら碌な結果になりませんよ? 未来でもそうですし……》


《忘れたか? 長慶は自分を律する事に長け過ぎておるのじゃ。最終的に、我慢しすぎて心を病む。ファラが教えてくれたではないか。平手の爺は『心の病気、鬱病で自殺した』とな。今思えば奴の晩年はその手の病故の行動であり死なのであろう》


《あっ!?》


 この時代でも、心の平静を失った様の事を『乱心』と表現する事があるが、それを明確な科学的裏付けがある未来の知識を持つファラージャが、『心を乱せば死ぬ』と太鼓判を押した。

 だが、これも一種の未来知識であるのを忘れて、うっかり洩らしてしまっていた。(6話参照)


《それを思えば、奴には憎しみを晴らして貰った方が良い結果を生むのではないかと思ってな。だが奴は今、精神を病むその一歩目、いや二歩目を踏んだかもしれん》


 長慶は幼い頃に父を細川晴元に謀殺されているが、その晴元が実行犯である一向一揆の元締めの本願寺との関係が悪くなると、和睦を取り持ち成功させている。


 この時、わずか12歳の話である。

 これが信長の言う一歩目である。


 長慶がどこまで父の謀殺の真実を掴んでいたかは分からない。

 しかし少なくとも実行犯は割れており、三好の力を使って殲滅しても良さそうなのに己の役割を全うした。

 その後も晴元の家臣として活躍し、今でこそ凌駕しているが、かと言って感情に従って問答無用で命を奪う様な事はしていない。

 三好家として細川晴元が必要不可欠であるのを理解し、己を律し続けているのである。


 現代でも報復心を抑える事は難しい。

 しかしその報復心を強力な法律で堰き止めているから報復の連鎖は基本的には起きにくい。

 だが、命の価値が軽く法など合って無い様な乱世で、しかも天下人の位置にいる長慶が生殺与奪を握っているのにも関わらず、それを実行していない。

 天下を制するのも納得の規格外の精神力である。


《で、でも、三好家には没落してもらった方が良いのですよね?》


 信長の言い様では、まるで三好家を後押ししている様にしか見えないのである。

 ファラージャには信長の行動が理解できなかった。


《もちろん》


《なら何でですか? 邪魔なんですよね?》


《邪魔極まりないな。しかし三好家は邪魔じゃが、長慶は邪魔ではない》


《え? それはどう言う……》


 ファラージャには信長の思考が矛盾している様にしか思えなかった。


《端的に言えば、精神を病ませて死なせるのには惜しいと言う事よ。奴はワシに近い考えも持っておる。もちろん全てが一緒ではないがな》


《えぇ!? それは……でも、もし長慶さんが提案を受け入れたら、どうするつもりだったんですか!?》


 そうなれば歴史が変化し、三好の天下が続くかもしれないのである。


《それならそれで対応を考えるだけじゃ。しかし、そうはならんかった。前々世と今は別物と考えねばならんが、それでも変わらぬ部分もある。難しき事よ》


 どれだけ前々世と今が違ったとしても、変わらない未来はある。

 それは自分にも当てはまるかもしれない。

 それは本能寺ENDが、回避不能かもしれない可能性を示していた。


《まぁ良い。これで方針も決まり、我らがやるべき事も決まった。今川とも正式に和睦し動きやすくもなった。忙しくなるぞ!》


 信長は嫌な未来を頭から追い出し、定まった方針の下、戦略を練るのであった。

第7回ネット小説大賞の一次選考を突破しました!

皆様が信長Take3を読んでくださり、応援や指摘あってこその成果であります!


本当にありがとうございます!

二次選考を突破できるか判りませんが、今後も変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします!

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