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登場人物紹介

 裏設定なども含めての登場人物紹介です。

 ネタバレがあります。

 また、ゲームでの設定などで、本編の印象が変わる可能性がありますので、ご注意ください。


※ 10/5 オーキッド侯爵を追加しました。

挿絵(By みてみん)



「薔薇は七色に咲き誇る」


 育成部分とイベント部分からなる全年齢版乙女ゲーム。

 王立学院に入学したセルローズ・バラード伯爵令嬢が、7人の攻略対象の誰かと恋愛する物語。

 攻略キャラは、全て花の名前をもじっている。

 ヒロインのパラメータ構成によって登場する攻略対象が変わるため、同時に登場する攻略対象は最大4人。

 そのため、逆ハールートはない。

 また、ヒロインは最悪でもヴァニラセンスと政略結婚するので、バッドエンドもない。


セルローズ・バラード

 「薔薇は七色に咲き誇る」のヒロイン。

 ローズでバラな名前は、作品タイトルに引っ掛けてのもの。


ゲーム

 どの講義を中心に受講するかでパラメータの構成が決まる。

 誰とも恋愛できないと、親が決めた婚約者であるヴァニラセンスと結婚する。


現実

 10歳でヴァニラセンスと出会った際、前世の記憶が一部甦ったことで、自分が何らかの乙女ゲームの悪役令嬢であると信じ込んだ。

 ただし、甦った記憶は、日本人男性で高校に合格したこと、乙女ゲームというものが存在すること、理系関係の知識だけで、日本語は理解できない。

 その記憶とハイスペックな頭脳により、理系方面に特異な才能を示す。

 本人は、当初、ヴァニィを弟分のように思っていて、「一所懸命背伸びして可愛いな~」とか思っていた。

 リリーナ・ユーリスがこの世界のヒロインだと思っており、警戒している。

 学院入学後、どんどんヴァニィに惹かれていくが、本人に自覚はない。

 端から見ると、ヴァニィとラブラブカップルにしか見えないが、そのことにもヴァニィの気持ちにも気付いていない。



ヴァニラセンス・ジェラード

 攻略対象の1人で、幼なじみポジション。

 侯爵の嫡男。


ゲーム

 親同士が決めた婚約者であり、全攻略対象中、ただ1人全てのルートで登場する。

 パラメータよりイベント重視のキャラで、難易度も低い。

 他のキャラに対するセルローズの好感度が高くなると、婚約解消してフェードアウトする。

 セルローズが誰のルートにも入れないと、特に愛情もないまま結婚する。


現実

 セリィに一目惚れした上、池で庇われたことから、セリィを守れる立派な男になろうと一念発起。

 成績は上の下ながら、文武両道で見た目も良く、婚約者に誠実と、周囲の女性の受けは良い。

 自分も頑張っているのにセリィがあっさり飛び級したことにショックを受けたものの、彼女の口癖が「ヴァニィの隣に立つに相応しい存在になる」であるため、自分のためにそこまで頑張ってくれていると前向きに捉えている。

 ほぼ毎日セリィと一緒に登校しているが、彼女を守るためというより一緒にいたいため。

 この世界において、おやすみのキスは身内にしかしないものなので、セリィが応えてくれているのは愛情の表れと思っている。



サイサリス・フォア・ガルデン(サイサリス・ゼフィラス)

 第3王子で、この世界にあって異質な「品種改良」という研究をしている天才。


ゲーム

 メイン攻略対象。

 入学初日に温室に行って出会い、理科系のパラメータを上げて植物学で二段飛び級すると、同じ研究室に所属することになる。

 セルローズが周囲から嫌がらせされるようになると、研究仲間として庇うようになり、それが恋の始まりとなる。

 王族として必須のはずの腹芸・人心掌握術などが致命的に足りない学者肌だが、セルローズと共に王城の研究所に勤めるようになると、食糧事情に画期的な進歩をもたらし、兄を押しのけて王太子に指名される。


現実

 天才故に理解者が少なく、変人扱いされてきたため、自分の言葉に理解を示した相手に心を許す傾向がある。

 これまではカトレアが一番の理解者だったが、セリィが一緒に研究談義ができるほどだったため、その才能を手元に置きたいと思うようになる。

 セリィの研究を横取りする気は毛頭なく、結果的に横取りしているのは、カトレアがセリィを王城に近づけないようにしているせいである。



カトレア・ランイーヴィル

 公爵令嬢で、サイサリスの婚約者。


ゲーム

 悪役令嬢。

 サイサリスのルートで、セルローズの前に立ち塞がる。

 サイサリスと仲良くなっていくセルローズを嫌い、嫌がらせをするようになるが、そのことで逆にサイサリスから疎んじられるようになる。

 結局、サイサリスの研究のパートナーとして発言力を増していくセルローズによって排斥され、婚約破棄され、修道院送りになる。

 ゲーム中、最も不幸になるキャラ。


現実

 転生者。生前「薔薇は七色に咲き誇る」をやりこんでおり、サイサリスがお気に入りキャラだった。

 幼い頃からサイサリスの婚約者になっており、変人扱いされる彼を愛し、フォローし続けてきた。

 学院入学時に、前世の記憶が甦る。

 サイサリスがセリィに攻略されないよう、他の誰かを攻略させようと、入学時からセリィの動向を監視していた。

 二段飛び級の時点で、セリィとヴァニィがほとんど恋人同然であることを見抜き、以後、全力で2人の後押しをすると同時に、サイサリスがセリィに横恋慕しないよう防波堤となる。



リリーナ・ユーリス

 王都の商店の娘。


ゲーム

 計算系のパラメータが高いと登場する。

 実は隠しキャラ的な攻略対象で、彼女とのルートでは、セルローズはヴァニラセンスと政略結婚するものの、同居はせずに王城で官僚として働き、リリーナはその側近となって働く。

 作中唯一の百合エンドであり、名前がリリーでユリなのは、スタッフのお遊び。


現実

 親のコマでない人生を生きるべく、学院に入学した。

 幼い頃から神童と言われていたが、学院では中の上だった。

 本編終了後、セリィが勉強を教えるようになったお陰で成績が急上昇し、王城で官吏として働く。

 セリィがヴァニィと結婚する直前、カトレアに「リリーをよろしくお願いします」と頼んでいたため、やがて官僚貴族と見合いして男爵夫人となる。



ディリウス・オーキッド

 侯爵位を継いだばかりの若手貴族。

 研究所の事務方トップに抜擢された有望株。


ゲーム

 サイサリスルートの派生として登場する。

 セルローズの才能に目を付け、取り込んで利用しようとする。

 やがて、セルローズを巡る王城内での権力争いが起き、セルローズと互いを利用しあううちに信頼で結ばれるようになる。

 なお、権力争いの中で、セルローズがサイサリス側に付くと、左遷されることになる。


現実

 アライモ開発におけるセリィの功績がサイサリスに奪われている状況から、セリィを研究所に引き入れて、セリィの名前で以後の研究を発表し、自分の手柄にしようとした。

 セリィがヴァニィ以外の男に言い寄られることを嫌ったため失敗したものの、バランス感覚に優れたカトレアは彼を重用したので、その後も事務部門の重鎮として出世することとなった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] >甦った記憶は、日本人男性で高校に合格したこと >年は15だった。 そうかー。この設定だったわー。 10歳で覚醒したとき、中3かー。 理系男子なら、ブーケトスとか、そりゃ知らんだろう笑。…
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