四話:表<裏
北条 豊
「学校ではどんな事をしてるんだ?(休憩時間とか)」
学校なんて何年間いってないだろうか。 すぐに返事をした。
「学校には行ってない」
きっと少し程驚いてるんだろうな。とか思った。
「親は心配しないのか?」
どんどんと質問をしてくる人だなぁ。 でも残念だけど、私には親なんていないよ。 自己紹介では言ってなかったけど、
私は親を幼い頃になくしてる。 ちょっと返事をするのに戸惑った。
「親はいない」
流石に話しにくくしちゃったかな。と思った。 だけど私はそんな事より気にかかっている事があった。
この人と話し始めたときから。 この人は 私と 同じ様な重荷を 背負って 生きいてる
目の前にいなくったって、それは遠くから伝わってきた。
「俺は心の冷えきった男だ。どんな事があってもあまり具体的にとらえられない。でも、それでも、表情は無理やりつくって
る。お前もきっとそんな部分があるんだろう?だから人が怖いんだろう?」
いきなりだった。びっくりした。それと、すごく嬉しくなった。 いつの間にか私の瞳からは、
涙が流れていた。 変わらない表情をする顔の頬をつたっていった。 変な気持ちで返事をした。
「私はあなたとは違うけど同じ。」
いそいでうったから、説明不足かなぁ と思って急いで続けた。
「私は心で思ったことを表情に出せないんです。」
私は正直に話した。 初めてこのことを人に話した。
あなたは私の心にこたえるように返事をくれた。
「お前が笑えないのなら。お前が泣けないのなら。お前が怒れないのなら。」
「無理でもいいから約束する」
「俺がお前に」
「きっといつか」
「『笑顔』をあげる。」
読んでくれて、ありがちょんまげ!!
・・・面白くないですね、すいません。
ぜひ感想お願いします!!




