一話:表≠裏
主人公が二人で、二人の目線から書いているので、読みにくいと思います。
内村 心次朗 男 中学2年生
一日一日が淡々と過ぎていく。 思い出に残るような事も起きず、ただ平凡なだけの日々を歩いていく。
いつも皆は少し何か起これば、笑ったり、泣いたり、怒ったり。
俺にはそんな子供っぽい「表現」はできない。 俺は冷めた心しか持っていない。 いつも皆に合わせて、楽しくも無いのに
笑ったり、悲しくも無いのに泣いたり、ムカついても無いのに怒ったり。
それと共に、思っている事を表に出さなかったりしている。
いつもガマンしている。
だから、人とはあまり話さない。顔を合わすことさえも避けている。本当の「気持ち」なんて伝わるわけが無い。
どうせ伝えられたとしても、半分ぐらいだろう。
いつも俺はパソコンの中で「気持ち」を伝えようとしている。
チャットとか掲示板で見えない誰かと話している。 その方が顔も合わさなくてもいいし、ガマンする必要も無くなるから。
今日は自分と同じ年齢の人と話そうとしている。「こんにちは」の挨拶は済ませた。
さぁ 何を話そうかな。
一話ずつが短いので、読みやすい人は読みやすいかと思います。