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【エッセイ】集

詩を生み出すこと~なろうでの意義~

作者: につき

 わたしが詩を手探りながらも書き始めたのは、去年の十月からでした。なろうに出会って書き始めたのでした。それ以前にも、止む負えない気持ちからなにかそれらしきものを書き留めてはいましたが、まとまってはありませんでした。

 書き始めると、拙いながらも調子付いてきたのか、何作も書くことが出来ました。現在でも、ほぼ一日一作のペースで書くことが出来ています。

 

 わたしは、多作にもそれなりの意味があると思っています。もちろん同じものを量産しても意味はありませんが、少しずつ変化していくのなら意味もあるだろうと思っています。もちろん、詩作に対する真摯さがなければ、読んで頂く方に対して失礼だと思いますし、また自由な着想を飛躍させる伸びやかさがなければ、小学生の作文並みに成り果ててしまいます。だからといって、何を書いているのか分からないような難解さもどうだろうと思います。読み手あっての作品ですから、読み手を困惑させるだけの自分勝手な作品は良くないとわたしは思っています。しかし、困惑から始まり読み手の中に生まれるなにかを目論んだ作品ならば別ですが。

 

 もちろん、止む負えない詩情に逆らえずに発表していると、いうことはあります。湧いてきた着想を形にしておかなければ、すぐに消えてしまうからです。それは、そのときのわたしであってわたしの掴んだ世界の欠片のなのです。次の着想が来る前に、追い立てられるように詩にしているのです。

 現在わたしが取っているスタイルは邪道なのかも知れません。詩の後に解説をしているのですから。しかしながら、これは発展途上の形であり、いずれは詩と解説が同一線上に扱われるか、詩の中に解説が入り込むか、またはもっと思いもかけない形になるか、分かりませんがそれを現在模索している最中です。

 

 わたしは、なろうの読み手の方は詩を読み慣れていない方が多くいるのだろうと思っています。実際わたし自身が読み慣れていません。だから、多作することで少しでも多くの方の目に触れて欲しいと、いう思いもあるのです。なにもわたしの詩がスタンダードであるとは思いません。そもそも詩にスタンダードなんてないのでしょうし、もしあったなら詩が終わる時でしょう。

 

 様々な詩を読み、読み手それぞれの基準を得たときに、初めて評価を付けられるのであり、そこから著名な詩と読み比べた時の自分自身の中に起こる何かを楽しめるのではないかと思います。だから、たくさんの詩を読んでください。わたしも読みますし、書きます。そして、詩を読んで自分自身の止む負えない気持ちに触れたなら、なにかを残してください。評価でも感想でも、作品でも。そうやって、広がっていけたら素敵なことだなと思います。その一端にわたしも加わっていると感じることだけでも、詩を書く意義があると思うのです。

お読み頂いてありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 黒猫さんの詩は、おっしゃる通り、詩を読み慣れていない読者のことを考えて書かれていて、抵抗なく読み進めることができます。言葉の選び方も、季節に合ったテーマの選び方も、身近に感じられて親しみを持…
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