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グロウ・アップ  作者:
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11/14

11話「部活と空想」

 …PC部が険悪だ。これは酷いと言わんばかりに険悪だ。このままだと望月がレザービキニを着て、千代崎がメイド服を着てナイフ投げを…

 

 やっていた。ただし用法が違う。胸に挟んでたり、挟めてなかったりする。

 「あ、佳樹、胸枕してあげようこっちにきたまえ」

 「佳樹さんの気持ちいいところをマッサージしてあげますよ」


 両方気持ちよさそうだったのでやってもらった。すると…


 ガララッ!!

 教師が入ってきた。教師は自己紹介を始めた。

 「私は御小西伴子だ。このPC部の顧問を務めさせていただく…ってそこの二人?」

 「ひっ! 私はただ佳樹に報いたかっただけですぅ」

 「ひゃん! 私はただ佳樹さんに愛情を…」


 「私にもやってくれないか?気持ちよさそうじゃないか」

 突然のことに三人とも目が点になった。まあ、なんだかんだでやらされたのだが。


 一連の想像してはいけないプロセスが終わり、御小西含む四人は一応あるPCの前についた。そして、御小西は衝撃の事実を普通に語った。


 「私はGROWUPER――即ちGROWUPプレイヤーだ」

 「ランクは何位なんですか?」

 「二位だ」


 そこで佳樹の心が疼いた。普通の人間にはあるはずもない、殺戮の衝動である。殺したい。自分より上の首をもぎたい。殺す。コロスコロスコロスコロス…


 と、その衝動をかき消すように御小西は佳樹の耳元で囁いた。

 

 「ああ、君はランク4位の夜死期君だね。ははっ、なんで解ったって?」

 「殺し屋のように見えますか?僕という存在は」

 そして何事もないように御小西は返した。


 「そうとも。君は最強の殺し屋だ。ただ理由はそんなものじゃないよ」

 「じゃあ、何なんですか」

 そして御小西はすべて知っていたように呟いた。


 「君はどこか美雪のような雰囲気がしたからね」

 

 「なんで僕の母親の名前を…」

 「そんなのは簡単さ。高校のクラスメイトってだけだよ。私と彼女はどこか似てたからね。友人、という関係もすぐ築けたさ」

 

 そう、御小西が佳樹のことを理解したのは、佐田美雪――詰まることの佳樹の亡き母親である人を知っていたからだ。美雪は、佳樹に何かを教えてくれた。現実に代わるような、夢の場所を。


 しかしその夢のような空想は望月のチョップで終わった。


 「それでは、PC部活動要件を発表する。今からの活動は、ランク一位、mustを征伐すること」

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