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似た者同士

似た者同士のタイトル通りの表現になる様に頑張りました。


誤字を修正しました。

アルフレッドSide


最近鋭い視線を感じる……特に男達の視線が鋭いそう……まるで剣先の様だ。


(遠巻きから睨みつけやがって……僕はお前達を襲う肉食動物か?それと女子達も……皆僕が君達に何時怨みを買った?何時僕が喧嘩を売ったの?誰か教えて。)


しかも僕は耳はエルフ並何だよね〜良く聞こえるんだよ『アルフレッドのバカヤロー!よくも俺達のリデェアちゃんを毒牙に掛けやがってーーっ!』や『リデェアさんがアルフレッド君と付き合い始めたですって!?』等勘違いや憎悪が入り混じってる……


(近い内に哨戒任務があるから助かった……)




※※※



リデェアSide



今日は皆の様子がおかしい……昨日のアルフレッド君との訓練が変な誤解を生んだらしい……


(アレックスがまたホラを吹いたのかな?たまに彼、ほら吹きにクラスチェンジするし……)


ぼんやりと考え込んでいたら、誰かとぶつかってお互いにこける。


「痛……危ないだろう!」


「ご、ごめんなさいっ」


相手の顔を確認したら……アルフレッド君だった……何で?こんな時にアルフレッドが???


「ほら/////掴まって」


「/////えっ、うん……ありがとう/////」


差し出された手を掴み起き上がる。


そ、そうだ……哨戒任務の話がまだだった。


「「えっと……///」」


「「あの……////」」


とお互いに声が重なり上手く会話に為らない。



「お二人さん見せ付けるんなら他所にいき」


「リデェア、まあ、気持ちは分からなくは無いけど」


「え、エクリア!」


「/////リーザちゃん!?」


エクリアSide


全く……もう少し人目の着かん所でバカップルになってや。


「コホン、じゃあミーティングしてまおか?」


「ああ、わかった」


「////はい」


「やれやれ」


リーザとうちは呆れ顔で会議室に向かう、二人は後からついて来る、アルフレッドあんた隊長の自覚あんの?


(まあ、アルフレッドの実力は一年前と比べてマシになっとるから大丈夫やろ)


会議室は、アレックスを含む三人組とうち等が集まる。


「隊長、今回の哨戒任務の担当空域は何処になりますか?」


全員が席に着いてからレイドが尋ねる、ランドルフは黙ってこちらを伺う。


「今回は北東第204エリアだな」


北東第204エリア……か、正直ザコイ海賊しかおらんな、しかし隊長は険しい顔になっとる。


「海賊ソフィアが現れた……らしい」


海賊ソフィア!?おかんが散々てこずった、陰険性悪女か……


「この一年間出没の報告回数が増えるそうだ」


ランドルフが半ば呆れ顔で報告書を読む。


「しかし元騎士だかなり手強いぞ……僕は一年前に彼女と対峙した事がある」


「隊長と……ですか?」


「ああ……」


全員が緊張した、アルフレッド隊長とやり合って逃げおおせた相手……か


「哨戒任務は今から五日後だ、皆今回は何時もよりも気を引き締めて掛かれ……以上解散」


「「はい!!」」


全員が部屋を出ていく。


「隊長、ちょっとかまへん?」


「良いよ、時間なら有る」


隊長を呼び止めると素直に応じてくれた。


「隊長、ズバリ聞くでリデェアをどう、思っての?」


「……好きだ」


真顔で、うちの問いに答える。


「そっかぁ……して本人には告白やった?」


「///機会があればな。」


「あかん……早う本心伝えやな」


「エクリア……しばらく時間をくれ一人で考えたい」


「リデェアを泣かしたら……そん時は」


「覚悟してるさ」




****



リーザSide



リデェアを呼び止める、アルフレッド君の事らしい。


「アルフレッド君の事をリデェア好きなの?」


「///////」


顔が熱くなる……言われなくても……解ってる癖にリーザの意地悪。


「リデェア……感情丸出しだよ……」


「////意地悪……」


むくれたリデェアをなだめて彼女に本心を聞く。


「勿論好きだけど……アルフレッド君の立場もあるし……」


「じゃあ……このまま?それとも……」


「時間があれば、アルフレッド君に言うね……」


やっぱり似た者同士だ……




***


アルフレッドSide



たっく……哨戒任務まで後三日、早く出港したい。


これまでの二日間を振り返る。


1アルフレッド&リデェア親衛隊の怨みを二人で気付かない内に買ったらしい。


2アレックス以外の奴がフォーカスしゃがった。


3エクリアに態度をはっきりと決めろと言われた。


4哨戒任務が待ち遠しい


まあ、哨戒任務が終わればデートに誘ってみるか……


しかし一番の問題は………フェリオさんだ……フェリオさん……最近恐いんだ……


『アルフレッド君……リデェアの気持ちを解ってくれてるかな〜?もしリデェアを泣かしたら……僕が君を泣かすからね〜♪』


その内に何かの間違いでフェリオさんが魔獣モードで追い掛けて来そうだ……だから今は執務室に布団一式と寝巻を持ち込んで、此処のところイリアさんの自宅に帰っていない。


上手く誤魔化してるけど……一騒動落ち着いたらリデェアに謝ろ……

次回頑張ります。

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