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イリアとの邂逅

イリアと会う事になったアルフレッド……ひょんなことから彼女の家で暮らす事になるとは……今回少しギャグになりました。


描写を少し変更しました。

この数日間は大変だった、フェリオさんの尋問は穏やかだったけど、容赦が無かった。


「まあ……当然だな、大体40回の勝負で決着の付かなかった相手の【息子】だからな。」


その時リデェアとリーザの二人にあった、まあ、挨拶位はきちんとするか。


「君は、アルフレッド君?」


「ああ、そうだ。」


やっぱり駄目だな魔人としてのプライドが邪魔をしている。


「リデェア……。」


うん、リーザの気持ちも良く解る誰だって、こんな無愛想な奴より話しやすい奴の方がいいに決まっている。


「うん、わかってる///。」


何でそこで、赤く為るんだ? 僕は訳がわからなく為った。


「ねえ、アルフレッド君……ご飯食べに行かない?」


「はい?」


思わず頭が真っ白になった、君達……僕とのファーストコンタクト覚える?


「リデェアの手料理は美味しいんだよ♪」


リーザ君もか? でも不満そうな目だな……リーザ君は友達想いの良い娘だよ。


「て……はこれから有る人の所にて、うぁぁぁっ。」


無理矢理連れて行かれる、周りの視線が……特に男達の視線が鋭い。


(まあ、絡まれたら返り討ちにしてやる。)


て、何処に行くんだ〜っぐいぐい引っ張られて着いた先は彼女の自宅だった。


呼び鈴をリデェアが鳴らす中から、女の人が出て来る。


「はーい、今行きまーす。」


しばらくしてリデェアのお母さんらしい女性が出て来る


「お母さんただいま、彼が前に話したアルフレッド君だよ♪」


「はじめまして、アルフレッドと言います。」


「はじめまして、私がリデェアの母のイリア・ファルゼスです、宜しくねアルフレッド君。」


そのまま家の奥の食堂に通される、何か砕けた感じだな、そうこうしている内に料理が運ばれて来る。


「って……リデェア君どう見てもかなりの量だよ、これ?」


「だって♪ 最初からアルフレッド君を呼ぶつもりだったの。」


無邪気な顔をして侮れん、所でイリア・ファルゼス? そうかこの人が、父さんの言っていたイリアさんか……なるほどリデェアとよく似ている。


料理はリデェアとイリアさんの手料理だった、母さんも手料理が上手かったのだろうか? 余り母さんの事を父さんは話したがらなかった。


食事も終わりリデェアとリーザが食器の片付けをしている、今此処にいるのはイリアさんと僕だけだ。


「ところで、アルフレッド君のお父さんアルゼリアスさんの事で貴方は此処に来た……そうでしょ?」


「はいイリアさん、父さんの事をイリアさんに告げる為に此処に来ました。」


おもむろにイリアさんが本題を切り出す、ボクは父さんの最期をイリアさんに話す。


「父さんはイリアさんに『ボクの事を頼む、そして我がよき好敵手に出会えた事に感謝する』と言っていました。」


父さんはイリアさんにボクの事を頼むと言っていたが、父さんには悪いけど、僕はこのまま一人旅をしてみたい見知らずの女性の所で厄介になるなんてゴメンだ。


「分かりました、アルフレッド君の事は私が後継人になります。」


とんでもない事を彼女は口にする、だいたいあのフェリオさんが許す筈が無い、理由はリデェアの義理のお兄さんだ、僕だって素性の分からない男を家に住わせるのはどうかと。


「大丈夫♪ 貴方はフェリオと同じ部屋に居て貰うから♪」


「フェリオさんと同じ部屋ですか!?」


いきなり大声を上げてしまった、イリアさんにリデェアとリーザが奥のキッチンから出てくる。


「えっ、フェリオ兄さんとアルフレッド君が相部屋!」


ちょっとリデェアさん……なに、そのリアクション。


「アルフレッドさん、フェリオさんと仲良くして下さい。」


リーザ! 君までもか! 更に悪い事は続く……フェリオさんが、イリアさんの家に帰って来た厄日だな、今日は。


「なんだ、君も来ていたのか?」


嗚呼今は貴方が救世主に見えますフェリオさん、僕は今までのいきさつをフェリオさんに説明する。


「なるほど……姉さん達の悪い癖が出て君が困ってる訳だ。」


フェリオさん! 何ヒールフェイスやってるんですかっ!? 貴方とは取り調べの時ぎちぎちの険悪ムードでしたよっ。


「フッ……アルフレッド君諦めろ、姉さん達の決定は変わらないよ♪」


「……て、おかしいですよ! フェリオさん!!」


勝ち誇った顔のフェリオさん、その時イリアさんが助け船を出してくれた。


「じゃあこうしましょ? アルフレッド君と私が練習試合をして、アルフレッド君が勝ったらアルフレッド君の意志を尊重しますでも負けたら?」


「負けたら、イリアさん達の提案を受け入れる……ですね?」


満面の笑顔で頷くイリアさん、僕の味方はいない……孤立無援か……。


(死亡フラグがたったな。)


場所を近くの修練場に移す、イリアさんとこんな事で戦う事になるとは。


修練場に着いた修練場内は広いな? これならやれる。


「さあ、アルフレッド君覚悟はいい?」


イリアさん? 何、ヒールフェイスで僕を見るんですか?


「ええ……依存はありません、本気で行きます。」


訓練用の剣を構え互いに間合いを取る、悪くない緊張感だ……よし僕から仕掛けるっ。


互いの剣がぶつかり合う、流石はイリアさんだ父さんの言ってた通りの剣士だ、そして僕は自身の出せる渾身の一撃をイリアさんに打ち出す。


しかし、あっさりとかわされた、イリアさんの剣が脇腹に入る……僕の負けだな、勝負の理由は馬鹿らしかったがイリアさんの強さが分かっただけでも、良しとしよう。


「ふぅ、危なかった……。」


「お母さん、大丈夫?」


「アルフレッド君、残念だったね。」


女性陣は賑やかに言っているが、フェリオさんは機嫌が悪そうだ僕のせいか?


「姉さんも無茶をまたして! 姉さんの以前の力は……。」


「?」


どういう事か聞きたかっがこの時はフェリオさんが、恐い雰囲気だったので聞けず仕舞いだった、互いに礼をして修練場を後にする。


こうしてイリアさん達と暮らす事になった。


翌日とんでもない事を父さんがイリアさんに、頼んでいたのを初めて知る事になった。

次回頑張ります。


誤字を修正しました。


修正が遅れて大変申し訳ありませんでした。

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