空中海賊の襲撃
このストーリーは大聖堂騎士の続編で出す予定でした。
早く書きたいと思って外伝みたいにしようかと思いましたが、人物の役割を変えて執筆してます。
アルフレッドSide
僕は今ある人物に会うために、飛行貨客船「クィーン・エレネ」に乗っていた、その人は父の好敵手だった、いつもその人の話になると穏やかで誇らしげな父の姿に僕は憧れていた。
その時船体が激しく揺れるっ何かが起きてる!
「よく判らないけど、絶対ろくでもない事だけは言えるな?」
形見の剣を手に取り、外の様子を伺い一気に飛び出る、目の前に二人の女の子の姿が映る。
「君達は……海賊か?」
「貴方こそ、海賊かも知れないじゃない!」
たっく、問答何かやってる時間は無いのに。
「僕の名前は……アルフレッド・ファルケンだ、君達の名前は?」
「自由聖騎士団のリデェアよ。」
「リーザです。」
また激しい振動が襲う、リデェアと言う女の子がよろめき倒れそうになる 見知らない女の子を、抱きしめるのは抵抗感があるが怪我をするのを黙って見てれない。
「きゃ……えっ///。」
「脚を踏ん張っていないから、怪我をしそうになるんだ。」
全く……何で? 僕が見知らない女の子の面倒を見なくちゃいけないんだ?
奥の通路から海賊らしき連中が現れる、リーザが拳銃で海賊達を撃ち抜く海賊達はその場に倒れ込む。
「リデェア行くわよ!」
彼女を放して距離をとる自由聖騎士団……父さんが話してくれた、騎士団の名前だな。
「え、ええ。」
「君達を見ていたら、危なかっしいから僕も行くよ。」
二人に睨まれるがそんな事知った事か、取りあえず僕が、しんがりをして通路を進む、途中海賊が襲って来たが返り討ちにした。
「ちょっと、貴方まで付いて来る必要は無いんじゃない?」
「五月蝿い!」
思わず怒鳴り付けてしまった、これ以上彼女達の仕事の邪魔をしない方がいいだろう、彼女達も仕事の依頼は、要人の護衛かそれとも別の何かだな。
そう思うと駆け出す、とにかく海賊の頭を潰して連中を騎士団に突き出そう。
※※※
飛行貨客船クイーン・ヘレネ、ホール〜
ソフィアSide
さて、ありったけのお宝は頂いたし、そろそろ引き時だね。
その時だあの子供達が来たのはこれが、アタシ等とあいつ等の長い付き合いの始まりだった。
「自由聖騎士団ですっ、動かないで下さい!」
威勢の良いお嬢ちゃんが来たね、少し礼儀を教えるとするかい?
「構わない、やりなっ!」
部下達に発砲命令をする、ホールの柱に隠れるのがやっとか?
※※※
リデェアSide
先走ってリーザと逸れてしかも海賊の連中のど真ん中に出るなんて……最悪……。
「リーザ……ゴメンドジった。」
《私が行くまで、絶対に堪えて!》
堪えて……ほとんどボクの自業自得何だけどね。
諦めかけていたその時、二階のバルコニーからアルフレッドと言う男の子が飛び降りて来た!
***
アルフレッドSide
「なんだ? 小僧。」
「俺達とやる気か?」
海賊達が身構える全く、子供相手にこの程度か? さて潰すか。
「……お前達に名乗る名前は無い。」
流石に古すぎるか……?
「「ふざけるな!!」」
一斉に僕に向かって来る剣を逆刃にして適当にあしらう、全く雑魚だな、どうせなら、イリアさんと勝負がしたかった。
「お前は……そうかい、アイツの息子か?」
「邪道に堕ちた奴に話す舌は無い。」
小さな衝撃が船を揺らすどうやら騎士団の増援が来たみたいだ。
「潮時か? 仕方が無い皆退くよ!」
「「了解です姐さん!!」」
海賊達が引き上げる。
チラッと二人を見るとリデェアとリーザは、青い髪の半獣人の男の人に怒られていた。
「申し訳ありません、フェリオ隊長……。」
「ゴメンなさい隊長……。」
「いいかい、チームワークが大事だとあれほどいってるじゃないか!」
説教が長くなりそうなので助け出せる事にした。
「偉そうな事言うけど、そんな新米に何を来たいしたんだい? アンタは。」
「君は?」
射殺す様な目線で僕を睨み据える、この人こそ騎士団の【蒼い魔弾】又は【蒼い獣王】の二つ名で恐れられた、騎士団のエースだ。
僕は彼がどれだけ強いか知っている、視線に負けない用に睨みつけ名前を名乗る。
「はじめまして、僕はアルフレッド・ファルケンです、フェリオさん。」
これが彼との最初の出会いだった。
次回頑張って書きます。
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