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エピローグ〜ソフィアとの決着

ようやく最終話を投稿できました。


二重騒動で執筆が遅れ申し訳ありませんでした。

表示ミスを修正しました。

ソフィアSide


騎士団の総攻撃が始まって約6時間が経った、逃げ腰の部下達は私の黒魔術で怪物にしたから、死ぬまで私の為に戦うだろう。


「こちらの防衛ラインが、突破されました」


「そうね、なら内部に入って来た騎士達を派手に歓迎してやりなさい。」


そう、どうせならあの二人……確かリデェアとアルフレッド立ったかな? あの二人も呼び寄せよう。


(さあ、アルゼリアスにイリア貴方達の大切な者を奪ってあげる。)


※※※


リデェアSide


騎士団の空中艦隊からのミサイル攻撃の後、ボク達は一斉に敵拠点へと突入した、しかし待ち受けて居たのは元人間の怪物だった、辛うじてソフィアの元から逃げ出してきた海賊の捕虜の話だと、いきなり仲間が化け物に変わり果ててしまったらしい。


突然壁が崩れ落ちて、中から怪物が現れる、すかさずに反撃をするがアサルトライフルの弾が通用しない、振り下ろされるガギ爪を後ろに飛びのいてかわす。


「ギシャャャッ!」


「リデェア!伏せろーっ!」


アルフレッド君が目にも留まらぬ速さで化け物を倒してしまった。


「///ありがとう……アルフレッド君///」


「うんん、僕も遅れてごめん、途中で道に迷うちゃった。」


道に迷った? 確かGPSは……あれさっきまで確認出来たのに?


「多分、ソフィアの影響下に入ったからだと思うよ……君も感じないかい? この不快な魔力を?」


「うん感じる……お母さん達は、昔こんな化け物達を数えきれない程倒して来たんだよね……?」


そう、ボク達にとってこんな化け物は初めての経験だ、さっきから身体の震えが止まらない。


「リデェア……大丈夫僕が、君の側に居るよ。」


アルフレッド君がボクを抱きしめてくれた、彼の身体の温もりが静かに暖かく伝わってくる。


「////あ、ありがとう……もう震えは収まってきたから////」


二人で奥を目指すと、そこには一体の巨人が居た、多分ソフィアだろ外見は化け物だが、彼女の雰囲気が伝わってくる。


「フッ……怖じけづいたと思っていたわ、坊やにお嬢さん?」


「そうだね、でも、もう恐くなんか無いよ、ボクにはアルフレッド君が居るから……恐くなんか無いよ。」


「そうだな……父達を裏切って、そんな化け物になってしまった奴を恐れるなんて、何だか馬鹿らしな。」


アルフレッド君が剣を構えてソフィアを挑発する、一瞬彼女が笑った様に見えた。


「外見が鎧の巨人みたいになってしまったが、見た目で判断すると死ぬよ! 坊やっ!」


片腕が大砲に変化して、小型の魔導砲を撃ってくる素早く別々の方向に避けるとボクは、すかさずアルフレッド君の援護に回る。


ソフィアは魔導砲をアルフレッド君に向けて乱射するがアルフレッド君はそれをもろともせずに彼女の鎧に少しずつダメージを与えていく。


「ちっ……ちまちまと鬱陶しい!!」


「鬱陶しいか? なら自分の鎧を良く見るのだな裏切り者。」


確かにソフィアの鎧にダメージが入って来いる、そうだ!


「アルフレッド君! アレを試そう!!」


「リデェアッ! 判ったっ!」


シリウスさんとの訓練でしたあの連携技だ、リーザが居るとかなりのダメージを与えられるけど、ボクとアルフレッド君の息を合わせれば必ず上手くいく。


「ハァァァァッ。」


「ヤァァァァッ。」


ボクがソフィアの動きを止めて、アルフレッド君が間髪入れずに切り掛かる、鎧はボクの銃撃でバラバラになった、そこえアルフレッド君の斬撃が決まるソフィアの身体から青黒い血が吹き出る。


「ぐぁぁぁっ、おのれ……せ、せめてもの道連れに……お前達も……してやる。」


最後の力を振り絞って、ガギ爪を振り回す突然で一瞬の出来だったから、避ける暇は無かった、ギ爪に弾き飛ばされボクの身体が宙を舞う。


「きゃぁぁぁっ!」


「リデェアーーっ!」


魔導の炉に落ちそうになったボクをアルフレッド君が抱きしめて、二人で炉の中に落ちる直前に、ボクは魔力で造り出した剣を炉の壁に突き刺して、堕ちるのを防いだ。


「くっ……アルフレッド君!!」


片手で彼の腕を辛うじて掴む、ソフィアが止めを刺しにやって来る、多分今攻撃をされたらもう終わりだ。


「ふふふっ……さあ、今度こそ了いだよ−−−」


「化け物っ! 覚悟しなさいっ」


リーザの声が聞こえ、そして銃声が数回鳴り響き渡った。


※※※


リーザSide


何なの? あの怪物は……うんん、考えるのは後回しだ、リデェア達とはぐれてあちこち捜し回って、途中アレックスに助けられた彼は会った時は嫌な奴だった、でも今では知らないうちに気付かないうちに大切な存在になっていた。


「アレックス……放れてシューティング・スターのフルバーストを決めるから。」


「怪我人なのに俺に指図すんなっ、あと自分だけ格好つけるな。」


フルバーストは文字通り、シューティングスターに自分のありったけの魔力を集束させて撃ち放つ物で、衝撃を受ければひとまたりも無い。


「よしっ、俺が銃座になってやる! リーザ狙いはどうだ?」


私と一緒になってシューティングスターを支えてくれる。


「もう少し上……そこよ。」


「よし、リーザ、派手にぶちかましてやれ!」


そして私は引き金を弾いた、青い光りの束が怪物に向かった行き、身体の半分を吹き飛ばし化け物は炉の中に墜ちていく。


「ぎゃあぁぁぁっ!」


そして凄まじい衝撃が起きた、まずい……今の衝撃でこのプラントに止めのダメージがいったか……


「リーザ! 引き上げるぞ」


「アレックス!? 隊長達を見捨てるの!?」


彼は首を左右に振り、前を見つめて静かに私と自分に言い聞かせる様に呟く。


「隊長達は必ず還ってくるだから、俺達も還る場所に還るんだ。」


「アレックス……そうね。」


そして私をお姫様抱っこで抱えて、この場から脱出した。


※※※


アルフレッドSide


ソフィアが炉の底に落下して溶けていく、しかしリデェアも、もう限界だろ。


(リデェア……僕にとって君は大切な存在だ……多分君を泣かせる悪い奴になるけど仕方が無いな。)


「アルフレッド君……必ず、みんなの所に還ろう……ぐっ……。」


「リデェアもういい……君だけでも還るんだ!」


そう、僕は父の思いを、そう生前父はこう言っていた【アルフレッドもし、イリアさんに会えたら、彼女の強を自身に刻み込みなさい、そして自分が大切に護りたい女性ひとが現れたなら必ず護り通しなさい】とこれが父の遺言になった……だから。


「リデェア……ごめんね。」


僕は隠し持っていたナイフでリデェアの腕を少し加減して切り付ける、痛みに驚いたリデェアが、掴んでいた僕の腕を放すそして僕は炉に墜ちていく。


「アルフレッドーーっ!」


リデェアの絶叫が聴こえてくる、そして彼女を見ると彼女も僕を追って、落下して来る。


「馬鹿な真似は止めるんだ、リデェアーーっ!」


リデェアは……力を始めて解放した、その姿はまるで光りの翼を持つ聖女と云われた女神にそっくりだ。


「アルフレッドのバカバカーーっ! 今助けるから! 絶対にもう離すもんかーーっ!」


彼女に抱き抱えられて、炉からいや、地上へと脱出した。


「アルフレッド。」


「うん……覚悟は出来てる。」


するとリデェアは僕にデコピンをする。


「普通わさ、ビンタだよね?」


「///アルフレッドを抱えてるから無理それに、もう喧嘩は嫌だから///」


そうだな、喧嘩はもう良いか、なら自分の彼女に対する思いを伝えないといけない。


「リデェア? 成人したら結婚してくれるかい?」


「///うん、成人したら迎えに来てね///」


それが僕の答だった。


※※※


エピローグSide


あれから大分経って、みんなもそれぞれの道を進んでいる、マコトは学校の先生になった姉のエクリアは騎士団の教導官に、シリウスさんと見事な鬼コンビになって後輩達から恐れと尊敬を集めてる、リーザはアレックスと結婚して騎士団を引退して専業主婦をしている。


そして僕達は……。


「ねえ、貴方、今週にリーザが遊びに来ないかて。」


「そうだな、今週は特に問題は無いから、大丈夫みんなで遊びに行けるさ♪」


ちなみに僕は騎士団に残って隊長職を全うしている、リデェアは力をイリアさんに封印して貰って今は僕の大切な家族だ。


そして、あのソフィアだが、あれは彼女のクローンと判明したでもしばらくは大人しくしているだろ、なぜならあの後彼女のプラントの半分は僕達に破壊されてしばらくは再起不能との事だから。


「まーた、お仕事の事考える!」


「ごめん、色々あったからつい……そうだ! 今度行きたい所に連れてってあげるよ。」


そう今はこの幸福を噛み締めながら前に進んで行こう君と二人で……。



最終話を拝読して頂きましてありがとうございました。

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