(第4話 恐怖!館軽井沢邸の悪夢)
( 無理やりロッテリアを出発させられた末、なんとか軽井沢邸に到着した一行。しかし今また軽井沢邸内では重い空気が張り詰めていた。)
マッチ「いい間取りだよね(汗)。一人暮らしには十分の10畳はあるんじゃない?(汗)」
畠山「そうそう。そしてキッチンがドアでしきらてれるから作ってる時のにおいがこっちの部屋に充満しないし(汗)」
軽井沢「・・・・・・」
マッチ「なんか・・あれだね。軽井沢さんちってやっぱきれいに片付いてるよね(汗)。」
軽井沢「そ。」
畠山「やっぱ自炊とか毎日してんの?きっちりしてるよね~(汗)」
軽井沢「あ~。」
野山「自炊してたら好きなの食べ放題だもんね!」
軽井沢「・・・。」
マッチ「よし!集中して勉強勉強!」
畠山「あたしはノンミスめざそ!(汗)」
野山「オレもやる気なってきた!」
マッチ「わかんないとこは畠山いるしね!(汗)」
畠山「そそ。なんでも聞いていいよ!(汗)」
野山「慎吾とモーリーも来れたら良かったのにね~」
マッチ「(あ”~バカ!野山逆効果だろうが!)」
畠山「(なんで空気読めない!野山のやつ!)」
マッチ「・・・・(汗)」
畠山「・・・・・(汗)」
軽井沢「・・・・」
野山「・・タバコ吸っていいのここ?」
マッチ「!!」
畠山「!!」
軽井沢「ベランダで吸ってくれる?臭くなるの嫌なんで。」
野山「イエッサー!」
軽井沢「灰入れの空き缶もってくるわ」
野山「サンキュー!」
(軽井沢台所に消える。)
マッチ「野山!お前軽井沢さん怒らせんなよ~!」
畠山「ほんと!機嫌悪くさせたのアンタのせいだからね!」
野山「え?おれなんか言った?」
マッチ畠山「言ったよっ!!」
マッチ「まあ最初は良かったよ。ロッテリア出るあたりまでは。でも軽井沢邸に来る途中からドーハの悲劇よ。」
畠山「そうそう!最初はあの重たい軽井沢さんを持ち上げ持ち上げ太鼓もち芸人やってたのにアレから雰囲気最悪になったし。」
野山「アレ?」
マッチ「おいー!!アレって言ったらアレだよ。軽井沢さんが今ちょっとバランスボールはじめたって言ってただろ。ダイエットのために。」
畠山「そう!そこでアンタが軽井沢さんに言ったでしょ!」
野山「なんて?」
マッチ「”ダイエットいいね!軽井沢さんあと10キロ痩せたらきれいになると思うよ(ニコッ)”って!。」
畠山「あんなの言ったらだめでしょうが!一応女なんだし。しかも10キロって。別人になるわ。」
野山「えー!?ホントは20キロのとこを10キロの2分の1におまけしたんだけど。」
マッチ「ばかやろう!”一人でも割50”でも”ファミ割MAX50”でもなくて”軽井沢割り90”だよ!10キロなら1キロ、20キロなら2キロだ!docomoショップで聞いてみろ!」
野山「忘れてた!」
畠山「auのあたしでも知ってるよこの役立たずが!」
マッチ「しかもお気に入りの慎吾が来てないから軽井沢さん機嫌悪いのに”慎吾も来れたら良かったのに”とか言うからさ!イノシシは3つ以上覚えられないの利用してこっちは余計な情報詰め込んで思い出さないように頑張ってたのに。」
野山「ごめんごめん。でもひどいよね軽井沢さん、洋平君っていう彼氏いるのに慎吾にのめり込んで。洋平君はあのハンプティダンプティのバケモノのこと好きだって言ってくれてるんでしょ。」
畠山「しっ!それは誰もが思ってるけど口には出して言えないことだよ。」
マッチ「この独政の修羅の国で命を無駄にするな野山。正しいことが正しくないことがあるんだよ。」
野山「で、でも」
マッチ「お前の気持ちはわかる・・。野山、正しいことがしたいか?」
野山「はい!ワクさん!」
(マッチと野山が踊る大捜査線の青島刑事とワク刑事風に言う。)
マッチ「そうか。野山、正しい事がしたければエロくなれっ!。エロくなって軽井沢とやりまくって軽井沢を自分の言うことを聞くように骨抜きにするんだ。そうすればこの国は救われる。この1億数千万の人々の命が救われるんだ。素晴らしいじゃないか想像してみろ野山!!」
野山「わかりまし・・グヴォ・・ゲロロ~!!!!!」
(野山想像して吐く・・。)
野山「すみません司令官、私に獣姦はちょと・・・まだ・・早すぎ・・ましたであります・・・・・ガクッ。」
(野山ケロロ軍曹風に気絶する)
マッチ「ゲロロ軍曹~!!!」
畠山「あんたら余裕だね・・この状況で・・・しかもゲロロじゃなくてケロロだし。」
マッチ「知ってるよ。カケたんだよ。ケロロとゲロをね。おい残念だが畠山と遊んでる暇ないよ。なんとかしないと。」
畠山「こっちのセリフだよ!」
野山「そだね。」
畠山「お前もだっ!」
(畠山野山にケリを一発入れる。)
畠山「とりあえずあんたタバコとか今日は我慢しなよ!。軽井沢さん家じゃ吸わないんじゃない?さっき部屋汚されるといやだとか言ってたし。」
マッチ「そだよ野山。俺達も今日は我慢するからさ。オレ軽井沢さんに灰皿は要らないって言ってくる。」
畠山「そうね。はやくはやく。」
野山「おう!たのんだマッチ!」
(マッチ部屋のドアを開け台所へ消える)
(マッチすぐ戻ってくる)
畠山「どうしたの?。」
野山「早かったね。」
(マッチ窓からベランダに出てタバコに火をつける。)
畠山「?」
(畠山、野山もマッチを追ってベランダに出る。)
野山「うわっ!窓ガラスに大量のナメクジの通った痕が!おそらくこのナメクジ今まで見たことないくらいデカいはずだよかなり!」
(野山ナメクジを探そうとベランダをキョロキョロする。)
畠山「確かにそのナメクジの痕は気持ち悪いけどさ、そんなことよりマッチ、今日タバコ我慢じゃなかったの!?」
マッチ「室内犬ってのは家の中で飼うもんだ・・・その他の犬ってのは鎖で繋がれ外で飼もんだ・・・だからいいんじゃない?外で吸うのは。」
(マッチがベランダの手すりから遠くを見ながら言う。)
畠山「は?」
マッチ「今、キッチン覗いたら軽井沢さんめっちゃタバコ吸ってた・・・。聞いたらいつも部屋でも吸ってるんだって・・・。」
畠山「そうなの!!?」
マッチ「なんか他人に部屋で吸われるのは嫌みたい。・・汚されたくないんだってさ・・きれい好きだから・・。」
畠山「そっか・・(汗)。いつもは部屋で吸ってるのか・・(汗)」
マッチ「おそらく一度に10本くらい同時にね・・・。そしてでっかい屁でもするんだろうよ。」
野山「ワダアキコは一吸いで1本灰になるらしいよ。」
マッチ「2匹ともナニコレ珍百景に送ろうか。」
マッチ「まっ、俺達『外犬』は曇り空をながめながら排気ガス共にまみれるのがお似合いさ。」
畠山「まあ!ロマンチック。短い人生自由を奪われて生きるのも一興ね。」
(畠山が演劇風に言う。)
野山「イボイノシシに飼われる犬達って言って近所で有名になれるかもね。」
畠山「近所にかっこいいミニチュアダックス君いるかしら。」
マッチ「おいおい、散歩なんて贅沢夢のまた夢さ。俺達は死んでも3,4日は繋がれたままなんだから。」
野山「そうそう。一日中鎖に繋がれてたまたま迷い込んできたダンゴ虫に挨拶するのでやっとだよ。」
マッチ「畠山、アリンコなら名前付け放題だぜ。友達欲しいなら。」
野山「そこらじゅうにいるしね。」
マッチ「最後は葬儀屋にもなってくれるし最高のパートナーだ。」
野山「お通夜には行列をなして参列してくれるしね。」
畠山「それ分解されるってことでしょ・・単にアリの食糧として・・(汗)」
畠山「・・・・・はあ、・・・なんかあたしも早く帰りたい・・。」
マッチ「セックスレスでも自由な『野良犬』の方がましかもね。」
畠山「なんか怒る気力も薄れてきた。今日はまだ体力必要だしね。」
マッチ「だね。」
畠山「あれ?野山は?」
マッチ「あれ?いないってかあいつ・・」
マッチ「『室内犬』になってるよ・・・。いつのまにか・・(汗)。」
畠山「ホントだ!!。軽井沢さんにお菓子もらってる・・(汗)。」
マッチ畠山「どゆこと!?」
(続く)




