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(第2話 軽井沢邸への道!)

(勉強会当日朝9時半、野山とマッチ駅で待ち合わせ)



野山「おう!マッチ」


マッチ「あーおはよ。アーホントまじ気憂鬱・・・。」


野山「だね。」


マッチ「でも俺たちみたいな虫けらに参政権なんて一生認められない運命なんだろうね。さあ行こう・・・・疾風のごとく風を切って・・・・・・・はぁ・・。」


野山「レジスタンス政権勃発させる?本日付けで。」


マッチ「長いものには巻かれる人が言うセリフじゃないけどね、ソレ。」


野山「マニュフェスト公約ありで。」


マッチ「修正案も考えといてね。」


野山「イヤイヤもう俺は権力にはもう絶対に屈しないよ!。今日軽井沢の野郎に会ったら俺がマッチの代わりにガツンと言ってやるよ!。」


マッチ「WO~W!さすが野山先生!元警察官は伊達じゃないねえ!。なんか元気出てきたぞ~。」



マッチ「でも一応聞いとくけどなんて言うつもりなの?言った人はおそらく天国にも地獄にも行けずこの世の果てでもがき苦しみさ迷い続けることになるよ。」



野山「間接的に言うから大丈夫だよ!思いのたけをメールにしたためるからさ。”軽井沢さんちには死んでも行きたくないんだよこの馬鹿猪がぁ!。お前も蝋人形にしてやろうか~!”ってね。」



マッチ「おーーー!でも野山が送ったってバレるんじゃ?野山の携帯アドレスから。」



野山「マッチはホントバカだなぁ。オレが違う人物の携帯からメール送れば俺が送ったってバレないでしょうが。」



マッチ「そっか!。それならバレない!珍しくいい案だね!」


野山「だろ?マッチも協力してくれる?」



マッチ「もちろん!」


野山「じゃあ携帯貸して。」





(ここからマッチの妄想の世界)



マッチ「・・・・野山のおじちゃん、ボク売られちゃうの?。」


野山「そうだよ。ボク~。そのために今日まで丸々と太らせてきたんだからねぇヒヒヒヒヒ~・・。この世の中にタダで親切にしてくれる人間なんていないんだよボーヤ~ さーサヨナラの時間だ~。」



マッチ「あー神様~どうかボクの宝物の貝殻あげますから助けてください。アーメン。」



(ここでマッチの妄想の世界終わり)





野山「・・・・・やだな~マッチ冗談だよ~。ほら戦地にはあったかい笑いも必要だろ?」



マッチ「・・・凍りついたよ。・・・」



マッチ「面白くもなんともない!」



野山「そかな。”馬鹿猪がぁ!”っていうとこ面白くない?イノシシとウマとシカが一緒に並んでるんだよ。そんなの野戦でも見たことがないよ。クックックック(笑)」



野山「でも動物に言葉はわかんないからね。残念。・・」



マッチ「面白くないのはそこじゃないけど(汗)。でもたぶんイボイノシシだけは笑ってくれると思うよ・・・・。(野山を血祭りにした後にね・・・。)」




野山「まじ?イノシシ案外賢いからね。おいしい野菜だけ食べたり柵作ってもも1メートルくらい軽く飛び越えちゃうし。」







野山「あ、そういえばさっき畠山からメールきてロッテリアでみんなで朝食べようって。先入ってるって」


マッチ「そうなんだ~。でもなんで突然ロッテリア集合?もう朝食べてきたけど。あ、ホントだオレにもメール来てる。」


(マッチ畠山にすぐ行くと返信打つ。)




マッチ「あ!軽井沢さんからも来た!。」


(マッチ携帯を開いてる時軽井沢からメールをキャッチ)




野山「お!軽井沢さんからラブメール。やったじゃんマッチ!」




マッチ「いいわけが無いよ。地獄の悪魔からのメールが。」




野山「将来マッチに子供ができたらさ夜ベットで絵本読んであげる時、地獄にもドコモの電波基地局があるんだよ~って教えてあげれるね!。」




マッチ「・・そんな豆知識子供おびえるわ・・(汗)。」



(マッチため息をつく。)





野山「あーおれも軽井沢さんの熱い愛が欲しかったなあマッチがうらやましいよ」




マッチ「軽井沢ネタはさ、話せば話すほど人から幸せを吸い取るからやめようか。」



野山「まるで呪いの掃除機?みたいな?」



マッチ「そう、吸引力の変わらないただ一つのね。」



野山「あっ!その言葉!・・・・・・なんか聞いたことが・・。デジャブ・・?」



マッチ「・・・・・・かも・・ね・・・。」



(マッチ溜息をつく。)




野山「で、軽井沢さんのメールなんて?」




マッチ「今畠山と一緒にロッテリアにいるよってさ。でもなんでかな?今から軽井沢宅に行く途中なのにどうして家主の軽井沢さんがロッテリアに出没してんのかな?」




野山「おそらく軽井沢さんと見せかけて別のイノシシじゃない?最近街にもイノシシ出るらしいからね。山から降りてきて残飯をあさってるってよ。」



マッチ「えー!?そうなの?」



野山「もし山から降りてきた山イノシシと軽井沢さんが一緒にいたらこりゃどちらが本物の山イノシシか見分けがつきませんぜテリーマンのダンナぁ。」




マッチ「昔、そういえば聞いたことがある。その二匹のイノシシを銃で撃って死んだ方が本物の山イノシシだと。」


(マッチ、テリーマン口調で言う)



マッチ「野山隊員!ロッテリアのイノシシは被疑者のおそれも十分に考えられる!。相手は腹をすかした殺人鬼だ。なにをしでかすかわからん!油断は禁物だ。」


(さらにマッチ自衛隊特殊部隊風に言う。)


野山「イエッサー!厳戒態勢および銃の携帯命令発動!」



マッチ「野山!猛獣軽井沢捕獲のため至急ロッテリアに『とりもちバーガー』100個注文だっ!」


野山「隊長!鳥獣保護法の関係でたしかまだ認可待ちです!。」


マッチ「くっそー!ウエは一体なにしてるんだ!事件は現場で起きてんだっ!」


野山「キターーーっ!!」


マッチ「いやいやそれはさすがに古くない?」


野山「いやいや軽井沢さんからメールが。俺にも・・・。」


マッチ「何て?」


野山「”遅い!”って。」


野山「早く行ったほうがよさそう・・・」


マッチ「だね。・・」



(続く)




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