【神々の恋路事情】
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♂1︰♀1︰不問1
水の神様 ♂ セリフ数：9
炎の神様 ♀ セリフ数：7
風の神様 不問 セリフ数：7
[あらすじ]《２分程度》
神域にて。
水の神は風の神に何やら小言を貰っていた。どうやら川の水が干からびているらしい。水の神曰くそれは炎の神のせいらしいが――？
【風の神様】
おい、『水の』。
最近、川の水が干からびていると『大地の』から苦情が来ておるぞ。
【水の神様】
あーん？ 知らねェよ。
最近『炎の』が怒ってたからそのせいじゃね？
【風の神様】
全くこれだから若神は。
【水の神様】
ケッ！ 何でもかんでも若いのを言い訳にしやがって！ つまらねえ神様だな！
【炎の神様】
…………。
また、……。
【水の神様】
お、ほれ。噂をすれば『炎の』だ。
【炎の神様】
（出来るだけ声量大きめに）
また振られてしまいましたわ～！！
【水の神様】
ゲッ・・・！ おい泣くな！ 熱ィ！
【風の神様】
今度は誰だ、『炎の』。
『闇の』か？ 『毒の』か？
【炎の神様】
『毒の』お方ですわ。
私だけと申しましたのに、『光の』方と仲睦まじく歩いておりましたの。
【水の神様】
この前、怒ってたのはソレかぁー？
【炎の神様】
『水の』お方には大変申し訳ない事をしてしまいましたわ。先程『山の』お方にも謝ってきましたの。あのお方は寛大ですわね。
【風の神様】
そう言えば山の一部が燃えたと言っておったな。
まぁ、あやつは既に概念と化している神様だからな。
身体の一部が燃えたところで、さほど問題でもないのだろうな。
【炎の神様】
はあ、ワタクシには神の縁がないのでしょうか。
【水の神様】
いや、神が何言ってんだ。
【風の神様】
・・・。
一生独身でも良いではないか。まあ、珍しくはあるが。
【水の神様】
俺ですら子供居るってのに。
【炎の神様】
うっ、うぅ……っ
【水の神様】
おい、馬鹿ッ泣くなって！
熱ィ、熱ィっての！
【風の神様】
・・・主ら、相性は悪いが仲は良さそうだの。
【水の神様】
誰がこんな万年振られ野郎と！
【炎の神様】
ワタクシは『水の』お方だけとは絶対に付き合ったり致しません～！
【風の神様】
ふふ、息ピッタリだの。
STORY END.
