【超絶神聖魔法少女の日常②】
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♂1:♀1:不問1
プロデューサー ♂ セリフ数:7
ノンシャラントイエロー ♀ セリフ数:7
ナレーション 不問 セリフ数:4
[あらすじ]《5分程度》
世界は緩やかに終わっていく。怪人が居ようが居まいが、魔法少女が増えようが、ロボットが壊れようが、その事実は変わらない。
絶命した怪人を足元に転がしたイエローは、自分に用があるのだというプロデューサーに首を傾げて―――。
【プロデューサー】
また派手にやったな。
【ノンシャラントイエロー】
おや、プロデューサー殿。久しいな。…いや、はて。ワタシは呼び出しなどしていないはすだが。
【ナレーション】
男の言葉に振り返ったのは、黄色い瞳の少女。彼女の足元では、この世界を脅かす怪人が絶命している。辺りには怪人の緑色の血液が飛び散り、少女の服にもべったりと付着している。
彼女は超絶神聖魔法少女の一人、ノンシャラントイエロー。世界平和を目指し、世に蔓延る怪人達を退治していく冷静沈着なロリババア…基ベテランヒーローである。
対する男は治安維持組織『ツェッペリン』に所属する、魔法少女統括管理者だ。彼がそう名乗った訳ではないが、魔法少女達は彼の事を『プロデューサー』と呼んでいる。
【プロデューサー】
お前に用があってな。どうせメッセージ飛ばしても読まねえだろ。わざわざ組織の出動記録調べて来てやった。
【ノンシャラントイエロー】
おやおや。御足労をかけてすまないな。して、用とは?
【ナレーション】
プロデューサーの顔も見ずに、ぽんと手を一つ叩く。すると彼女の服にべったりだった怪人の血液が綺麗さっぱり消え去った。
魔法少女である彼女らは得意なものは違えど、軽い魔法ならばステッキや魔法具を介する事なく、簡単に魔法を使う事が出来る。
ノンシャラントイエローは服同様に綺麗になった靴で、絶命した怪人を蹴り飛ばすと、何事も無かったようにプロデューサーへ向き直る。
【プロデューサー】
新人が一人入る。指導しろ。
【ノンシャラントイエロー】
おや。ここ数年はパッタリ途絶えていた新たな魔法少女の誕生とな。御目出度い事。
だが指導か。久しくやっていないな。最後にしたのは…、アジルレッドの時以来か。
【プロデューサー】
今はどこの地区も怪人の襲来が激化してるからな。指導に気を回せる魔法少女が少ねえ。
【ノンシャラントイエロー】
ああ、そうか…アルティメットピンクとアジルレッドは最も戦いの激しい地区中心に。ネビュラスブルーはクラッシーホワイトの後任を。
ワタシの唯一の、死んでいない同期はどうしているかね。
【プロデューサー】
ゼイニーパープルは二年前にシェネ地区担当になった。まあアイツにゃあ適任だろ。
【ナレーション】
プロデューサーの言葉に、ノンシャラントイエローは唯一の同期を思い出す。
怠惰で、だけれど本気を出せば凄まじい子である。ゼイニーパープルの指導役であったダズリングネイビーは、『あの子の狂気の先には何の光があるのか分からない』と死ぬ瞬間まで心配していたようだけれど、ノンシャラントイエローにとって、それは些細な事だ。
長年魔法少女をしている身からすれば、今この瞬間に息をしている、それだけで花丸満点なのだから。
【ノンシャラントイエロー】
はは、違いない。
あい分かった。指導の件、任された。
して、新人の名は?
【プロデューサー】
カーヴシルバーだ。治安維持組織、第四ゲート。アサンブレ地区にて戦闘訓練中だ。
【ノンシャラントイエロー】
戦いに協力的な子の様で一安心だな。
先方には伝えてあるのか?
【ナレーション】
ノンシャラントイエローの表情が少し自嘲気味に変わる。
誕生する魔法少女は皆が皆、戦いに順応している訳ではない。誕生した際に生成される専用のステッキを上手く扱えない者や、そもそも戦闘訓練を拒絶する者、その他の様々な事が起因で、誕生した事実を“無かった事”にされる魔法少女が過去に何人も居た。
何はともあれ、今回誕生したカーヴシルバーが“戦闘訓練中”という事は、戦いに順応している魔法少女という事だ。それは今、多方面で戦う魔法少女達にとって嬉しい報せとなるだろう。
【プロデューサー】
当たり前だろう。じゃあ、頼んだぞ。
【ノンシャラントイエロー】
(伸びをして)
…さて、と。
せっかく生まれた子は大事に、大事に育てんとな。怪人退治の報告だけ上げて、早く会いに行くとするか。
STORY END.




