表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

あいうえおで綴る詩

あいうえおで綴る哀しみの詩

作者: ひなた

 貴方にもう届かない



 一緒にいたいと願っても

 浮かんでくるのは後悔ばかり

 永遠を信じていたことの


 大きな夢を貴方と見た

 架け替えのない時間だった

 きっといつになっても忘れはしない


 狂ったように貴方の名前を呼ぶ

 経験したこともない悲しみに

 このまま押し潰されそうだったから


 さっきまでの日常を失って

 信じることが出来なかった

 好きと一言だけでも伝えたかった


 折角勇気を集めたのに

 その想いは届かない



 大切な大切な時間

 ちゃんと守るべきだった

 積み重ねた想いはどこに行くのだろう


 手を差し伸べてくれた貴方

 とても温かく優しい手だった

 何もなかった私に温もりを教えてくれた


 ニヤニヤしているだけの奴に

 抜かされたりする訳ないじゃん

 ねえ、そう思うでしょ?

 野原に寝転び懸命に自分を励ましていた


 はっきり言えばよかったのに

 一人じゃ無理だ

 二人じゃなきゃいけないんだって


 平気な顔して「さよなら」と言った

 本当は寂しくて仕方なかったのに


 また貴方の隣に行きたい

 見ているだけじゃ、嫌だよ

 無視しないでよ、ねえ!

 目を逸らしたりしないから

 もう一度私にチャンスを頂戴


 約束をちゃんと守らせて

 夢を二人で完成させるんだ

 欲張ったりしないから


 楽な道に逃げてばかり

 理解しようともしなかった

 留守番電話

 連絡は聞かれない


 ロッカーに残したまま

 私の思い出、全部

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 無理矢理に文を作っている感じがしなくて、自然と読めるところが良いと思いました。少女の言葉がダイレクトに詩にのもプラスイメージでした。
[良い点] お初にお邪魔致しますm(_ _)mかなり技巧的な詩と思いきや、強がりを後悔する女の子の揺れる気持ちが、ちゃんと描かれていて、あいうえおを追うよりも内容に惹き込まれていました。 [一言] シ…
[一言] 寂しい詩ですね~。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ