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成長止まぬゼバルダ大木 転

 蜘蛛、蜘蛛、蜘蛛。

 見渡す限りに蠢く大量の蜘蛛。

 牙を鳴らし、毛深い足を忙しく動かす蜘蛛。

 勢いよく糸を吐き、動きを鈍らせてくる蜘蛛。


 そんな蜘蛛たちがアイラの魔法で一掃された。


「フハハ。見てください。蜘蛛どもがゴミのようです!」

『溜まってたものが出尽くしてスッキリ! もう空っぽで何も出ないよぉ。アイラたん、また今度もよろしくね』


 一人と一振りの叫びが響き渡る。

 頭痛に効く薬をあとで煎じてもらおう。




 ゼバルダの大木。

 中級ダンジョンのなんだかヤモリなボスを一撃で屠った私たち。

 その勢いは止まることを知らず、一気に上級へと踏み込んだ。


 されど今日はもういい時間だ。軽く見るだけ。

 本格的な攻略は明日から。

 今までも軽く見るだけのつもりでボスまで行ってしまったことが二回あった。

 しかし、今回は本当に見るだけにとどめる。


 ――はずだった。

 まあ、なんとなくそうなるんじゃないかとは思っていた。

 意味はなく必要もない言い訳になるが、ソロなら見るだけになったはずだ。


 ダンジョンの傾向は下の中級とさして変わらない。

 敵の種類が変わっただけだ。

 中級で要注意だった蜘蛛が上級ではメインとなり、その数が圧倒的に増えた。

 数、耐久力、糸による拘束とかなり面倒だ。

 私は耐性があるため気にならないが、糸と牙に毒と麻痺も兼ね備えている。


 攻撃も糸が絡んだところを見計らってしてくる上に、一体ではまず襲いかかってこない。

 緻密に私たちを取り囲み、自分たちの狩り場に誘い込んでから仕掛けてくる。

 蜘蛛は私が思っているよりも賢い生き物だったようだ。


『まじめな話。メル姐さんよりも蜘蛛の方がずっと賢、い、ヒィ、ヒャァー!』


 蜘蛛の糸で刀身をぐるぐる巻いてやると、シュウは金切り声をあげて喜んでくれた。

 そんなに喜んでくれると私も嬉しい。

 もっとしてやろう。


 話を戻そう。

 蜘蛛たちはその賢さが仇となった。

 私たちを取り囲んだところで、アイラの一時停止していた魔法が炸裂した。

 先のボス戦で見せてもらった炎の魔法が私たちを中心にして放たれた。


『二千エックス年。世界は魔法の炎に包まれた! 蜘蛛の糸は溶け、糸を吐き出した蜘蛛どもは蒸発し、あらゆる生命体は殲滅されたかに見えた。しかし、ぼっちとヒッキーは死滅していなかった!』


 そんな私たちに力を与えたチートが全部悪い。


『――などと供述しており、彼女たちの責任能力を疑問視する声も上がっています。なお、厚○労○省はこのような現状を重く見て、ヒッキーに対しては、先日から行われている家庭からの追放を中心とした――ブートアウト型の支援をより強化していくと本日の会見で発表しました。一方、ぼっちに対しては未だ対応が検討すらなされておらず、本人の自発的な意志が欠けていると言うにとどめています。この問題について専門家の意見を伺うため、本日はぼっちの第一人者であり自称冒険者のメルさんにお越し頂いています。さっそくですが、メルさん。この問題をいったいどのようにお考えでしょうか?』


 ――クソ喰らえだ。


 蜘蛛たちはもはや糸一本さえ残っていない。

 シュウとアイラは喜び、はしゃいでいる。


 さすがエルフというべきか魔力容量が人間とは比べものにならないほど大きいらしい。

 人間なら一日に一発が限度な魔法も惜しむことなく撃っている。

 しかも一晩寝れば回復するというすぐれものだ。


 スキルも増えた。

 恐怖と盲目、それにサイレントの耐性が加わったらしい。

 サイレント耐性――私にはあまり関係ないが、魔法使いのアイラがいるのなら詠唱を封じられるサイレントへの耐性がつくことは重要だろう。

 まあ、耐性がついたところでこのダンジョンでサイレントを使う敵はいないのだが。

 さらに盲目付与、恐怖付与確率上昇も得たそうだ。

 得たスキルはそのくらいだ。

 特殊なスキルはポイントが足りないらしい。

 敵の種類も中級と変わらないし、魔法の支援により私が斬る回数も減った。

 ポイントの入手が少なくても仕方ない。


 ちなみにパーティーメンバーが撃退した分のポイントも加算されるようだ。

 それでも直接斬った方がポイントの上昇量はずっと大きいとシュウは話す。

 なにより味が堪能できないと文句を言っている。




 さて、恒例のパターンになってしまったが目の前にはボス部屋だ。

 ボス情報もギルドで購入済み。

 体調も問題ない。

 対策もチートと魔法があればなんとでもなる。


「さあさあ、行きましょう! サクッと倒してお家に帰りませう!」


 アイラは私の返事も待たず、ボス部屋に入ってしまった。


「よし行くぞ」


 ちょっと待ってみたが、シュウから返事がない。

 そういえば上級に入ってからシュウはあまり話をしていない。


 どうかしたのか。もしかして蜘蛛が嫌いなのか。

 蜘蛛の糸で普通にわめいていたよな。


『このダンジョンだけどさ。ちょっと簡単すぎない?』


 おや、こいつのほうがダンジョンの難易に疑問に持つとは珍しい。

 それよりも蜘蛛が嫌いなことは否定しないんだな。覚えておこう。


 ダンジョンが簡単?

 いいことじゃないか。

 それだけ私たちが強くなったということだ。

 私一人ならもっときつかった。

 パーティーを組めばこんなものだろう。


『本当にそれだけかなぁ』


 それはチートとやらがあるからだろう。

 チートでアイラも魔法の欠点が消え去っている。


『それは……そうなんだけどね』


 煮え切らないな。

 思うところがあるなら言ってみろ。


『このダンジョンは中級がいいところだよ。敵の強さも、入手できるポイントも中級。ちなみにさっきクリアした中級ダンジョンのポイントに至っては初級並だ』


 確かに敵も中級とさほど変わらない。

 それでもギルドはここを上級と定めている。

 だから、このダンジョンは上級だ。


『それは形式的な話だよ。ギルドの格付けは間違ってると思うね。もしくは――』

「メルさぁーん! まだですか。早く来てくださいよ」


 扉の奥からアイラの声が響いてくる。

 これ以上、待たせる訳にもいかない。

 話の続きはまた後にしよう。


『……うん。そうだね。じゃあ、メル姐さん。張り切って行ってみよう!』


 じゃっかん後ろ髪を引かれつつもボス部屋をくぐった。




 部屋中に張られた蜘蛛の巣と蜘蛛が一匹。

 道中の蜘蛛よりも一際大きなものだ。


 だが、ボスはこの蜘蛛ではない。

 蜘蛛の腹に一刀の鎌が突き刺さっている。

 鎌が引き抜かれると蜘蛛は淡い光を残して消え去った。


 蜘蛛の姿が消えたことで鎌の持ち主があらわとなる。


 逆三角形の頭に大きな真っ黒な目が一対。

 体を支える六本の足。そのうちの前脚の二本は鎌状になっている。

 その鋭さは蜘蛛を貫いていたことからもどれほどのものかわかるだろう。

 さらにその背には長細く曲線状の翅を携える。

 全身は燃えるような赤を帯びている。


 ――クモキリカマキリ。

 こいつがこのゼバルダ大木の上級におけるボスとなる。


「焼き払います!」


 アイラが叫ぶ。

 焼き払う対象はボスではなく、蜘蛛の糸。

 初めにいた蜘蛛はボスの鎌で死ぬが、糸は残り続ける。

 ボスのクモキリカマキリは蜘蛛の糸がくっつかない。

 そのうえ、前脚に備わった鎌は蜘蛛の糸をやすやすと切断する。

 ゆえにここの蜘蛛の天敵となる。

 一方で私たちは当然、糸にくっつき動きを制限される。

 私一人では非常に不利な戦いになることと予想していた。


 しかしだ。

 パーティーを組んだことで、今回は定石通りの戦法が使える。

 まずは蜘蛛の糸を焼き払う。

 戦場を広げると同時に、動きの制限を取り払う。


 詠唱中のアイラへの攻撃を逸らすためカマキリにシュウを構え近寄る。

 蜘蛛の糸を腕と足に絡ませながらも、振り下ろされるカマキリの鎌をシュウで防ぐ。


『ちょっ! マジ痛いからっ! なんで正面から受けるの! 受け流すとか……ごめん。そんな技量なかったね』


 シュウの叫び声が頭に響き、しまいには謝られた。

 こちらはシュウ一本だが、相手は左右に二本。

 なんとかやれてはいるが防戦一方だ。

 ええい、チートで増えることはできないのか。


『ほう。増えて欲しい、と。そういうプレイがお望みですか?』


 やっぱりいい。

 これ以上うるさくなられたらたまらん。


「――燃えちゃえ!」


 アイラの詠唱が終わり、部屋中に熱球がまかれた。

 蜘蛛の巣が溶けて消える。

 カマキリは炎に耐性があるようで、炎の中でも平然としている。


「次の詠唱いきますよ!」

『一番良いのを頼む!』


 アイラは今度こそカマキリへの攻撃魔法を唱えていく。

 弱点と言われているのは氷。

 以前に見せてもらったことのある氷魔法だ。

 次こそは彼女自身ではなく、ボスを凍り漬けにしてやって欲しい。


『姐さん、跳ぶみたいよ』


 クモキリカマキリ。

 その背につく翅は飾りではない。

 飛び回ることはできないが、飛び跳ね着地点を調整することができると聞く。


 そして、クモキリカマキリ最大の弱点は着地だ。

 体が大きいことと足を四本しか使わないことから着地に大きな隙が生じる。

 さらにだ――、


『今っ!』


 飛び跳ねる瞬間もわずかに隙がある。

 シュウの合図を聞いて剣を薙ぐ。

 大きな手応えはないが、確かに当たった。


『だいぶ遅いけど、姐さんにしては及第点だよ』


 どんなに遅かろうが、結果的に当たればよかろうなのだ。

 カマキリは私とアイラのほぼ中間地点に着地した。

 魔法使いのアイラを狙って跳んだのだろうが、足を斬られたことで跳躍が足りなくなったのだろう。

 さらに足に傷を負ったため、着地も乱れ体勢が大きく崩れている。


『早く後ろから斬るか刺すかしてっ! 姐さんの体が……遺伝子が覚えてるでしょ!』


 わざわざ言われなくてもわかっている。

 この距離は、初心者の森で私が慣れ親しんだものだ。

 相手の背後を狙って、確実に当ててみせる。


 後ろから、まず一刺し。

 カマキリに状態異常が入り、動きが鈍る。

 シュウを引き抜いてさらに一太刀。

 すぐに快復してしまうが、快復するころにはまた次の状態異常が入る。

 カマキリは飛び跳ねて逃げようとしているものの、足の負傷と状態異常でうまく力がはいらないため、ただの屈伸運動になっている。

 シュウを振るい、カマキリの足を斬り落とす。


「――凍れ!」


 詠唱が終わり、アイラの魔法が発動する。

 小さな光がカマキリの足下に漂着した。

 前回見たときと同様に着地点から氷結が広がっていく。

 カマキリは動けず逃げることなどできない。

 私は逃げなくても影響がない。チートのおかげだ。

 目の前のカマキリだけが白く硬く凍り付く。

 そんな氷像にシュウを突き立てる。


『う〜ん。シャーベットとは洒落込んでるねぇ』


 シュウのしみじみとした声。

 どうやらご満悦のようだ。

 そういえばこいつが直接ボスを食べるのは久しぶりだな。


 カマキリは砕け散り、ドロップアイテムの小さな光が二つほど残る。


「やりました。やりましたよっ! メルさんっ!」


 走り寄ってきたアイラが私にしがみつく。


『ねえ、俺は! 俺も間に挟んでよ! 一緒に勝利の快感を分かち合おうよっ!』


 アイラはすぐに私から離れ、ドロップアイテムに手を伸ばす。

 現金なものだ。わかりやすくていい。


「これでお家に帰って世界の真理を探求できます!」


 どうやら帰っても、またひきこもるつもりらしい。

 それも彼女の自由。私が口を出すことではない。


 私も余った方のドロップアイテムに手を伸ばす。

 クモキリカマキリの円らな複眼――ギルドから聞いていた通りのものだ。


 よし。これで一つ目。

 あと二つ上級ダンジョンを制覇すれば、超上級ダンジョンの入場許可が手に入る。

 次は西に広がるフランデナ草原が順当だろう。


『メル姐さん。それは間違ってると思うよ』


 なに。どういうことだ。

 次はフランデナ草原に行くつもりだぞ。

 それが一番手っ取り早い。


『ぶっぶ〜。違うね。手っ取り早さを優先するなら、次はフランデナ草原じゃないよ。さてさて、メル姐さん。さっきの話――ダンジョンが簡単すぎるって話の続きだけどさ。鳥頭のメル姐さんはまだ覚えてるかな?』


 うん……?


 …………あっ、ああ、そんな話もしたな。

 覚えているとも。

 そんなすぐに忘れる訳がないだろう。


 だが、とりあえずだ。ここを出てからにしないか。

 お前はボスを食べて満足かもしれないが、私はお腹が空いている。

 食べてからでも遅くないだろう。

 それからゆっくり話し合おう。


『遅くないっちゃ、遅くないんだけど二度手間だからね。ここで話して見せたほうがいい。ほら、アイラたんも一緒にお話ししよう。とって食べたりしないからこっちにおいで』


 見るとアイラは私たちの話などまったく聞いていない。


「うへへ。昼まで寝て、ご飯を食べて、本を読んで、また食べて――あれ?」


 陽気な彼女は手に持ったアイテムをジッと見つめると言葉を切った。

 穴があくほどアイテムを凝視している。


 うん? どうかしたのか?


「メルさんのドロップアイテムが『しゃきしゃきしたゼバルダの葉っぱ』ですか?」


 何を言っているんだ。

 パーティーなんだからドロップアイテムは同じ……だよな?

 数年以上もパーティーを組んでないからはっきりと言い切る自信がない。


 とにかく私のドロップは「クモキリカマキリの円らな複眼」だ。

 アイラは信じられないらしく、私の手元を覗き込んできた。


「えっ? なんで? どうして?」


 なにか問題があるのか。

 これで家に帰れるじゃないか。


「いやいやいや、おかしいです。ゼバルダのクリアアイテムは『しゃきしゃきしたゼバルダの葉っぱ』と昔から決まっています」


 そんなの知らないぞ。

 昔というのは何十年前の話だ。


 なんと六十年前でした。

 私の両親もまだ生まれていない。

 どうやら親御さんに指定されたアイテムがそのおいしそうな葉っぱらしい。


『お家に帰ることのできない可哀想なアイラたん。優しいおじちゃんが道を示してあげよう。上を見てごらん』


 シュウの言葉を受けてアイラは上を見つめる。


 私もつられて見上げる。

 もちろんそこに空はない。

 あるのは木目の走る天井。

 そして、先の戦闘で燃え尽きていない蜘蛛の巣。


 ……いや、違う。

 色がよく似ているが、あれは蜘蛛の巣ではない。


 ――繭だ。

 ややくすんだ白っぽい繭が天井にくっついている。


『やっぱりここは実質的に中級だよ』

「そんな、うそ――」


 信じられないとアイラが手で口元を覆い隠す。


『うわっ……メル姐さんの才能、なさすぎ……? ってのは置いといて。悲しきかな、中級に成り下がっちゃったんだね』


 アイラはいきなり詠唱を始める。

 杖から生じた赤き光は繭にたどり着き、繭を抉り……取らなかった。

 繭は依然としてそこに有り続ける。

 ただし、もぞもぞと動き始めた。


 ゆっくりと繭が破られ一匹の――蝶が出てくる。


『メル姐さん。明確には区別できないけどさ。繭やら触角。それに羽の感じから見るにあれは蝶じゃなくて蛾だよ。たしかに姐さんのお花畑なおつむには蝶々の方が似合ってるけどね』


 うっるさいなぁ。

 どっちも鱗粉まき散らして飛ぶんだから同じだろう。

 それに区別できないなら蝶で良いだろう。

 蝶だ。蝶なんだ。


『ハハッ、そうだね。蝶なんだろうね、パタパタ』


 殴りたい。

 真剣に殴る・蹴るなどの暴行を加えたい。

 今この状況じゃなかったら全力で床に叩き付けていた。


 蝶は少しずつ少しずつもったいぶるように羽を広げていく。

 やがて虹色の羽が完全に広がると天井を離れた。

 頼りなく出口のそばに飛んで行き、壁へと消えて失せる。

 蝶の消えた壁はよくわからない紋様が浮かび上がり、すぐさま扉に変わる。


「ゼバルダが、成長してる……」


 アイラが茫然と呟く。


『さあ、問題児の諸君。ゼバルダ大木――上級ダンジョンを、始めようか!』


 前人未踏の上級ダンジョン。

 その制覇がアイラに課された使命だった。




 なに、私は違うのかって?


 ここは実質的に中級だとしても、形式的――公式的には上級ダンジョン。

 ギルドに「クモキリカマキリの円らな複眼」を提出すれば許可証が一つもらえる。

 私は超上級ダンジョンの入場許可が得られればそれでいい。

 非公式な上級ダンジョンまで攻略する必要はない。

 明日にはフランデナ草原に向けて出発しよう。


『そんなんだからメル姐さんは――』


 いつまでたってもぼっちなんだよ……。


 シュウの声には普段の呆れも、侮蔑も、おちゃらけもない。

 ただ、寂しげだった。

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