第一章
第一章 帰り道
僕の名前は鈴木奏。よくお前、「鈴木奏って女子っぽい名前だなwww」とからかわれることがある。でも、そんな僕は、女子に負けてしまうような力の弱さのごく普通の男子高校生だ。しかし、そんな僕にも、好きな人がいる。 それは、同じ学校の、走るがとても速く、顔も性格も超絶よい、松川怜だ。だが、しかし、怜は恋愛にはかなり疎く、自分がモテていることに気づいていないみたいだ。
でもそんな鈍感なところもすごく可愛すぎる、、
おっと、こんなことを行ってる間に下校時間になってしまったようだ。さっさと楽器の片付けをしないと、後少しで校門がしまってしまう。
その後、、、
「ふぅー なんとか間に合った~」っとため息をついていると、信号が変わり、帰ろうしている時に、
「ちょっとまって?」
と後ろから、なにやら可愛らしい声が聞こえてきた。普段、女子どころか同姓の男子にすら声をかけてもらえない僕は、びっくりして「ふぇっ!?」と出ては行けない声が出た。
後ろにいた女子は「ふぇっ!?って何よ、、そんな驚くこともないじゃん 一緒に帰ろうかと思って呼んだだけなのに、、」そこで僕は慌てて聞き返した。 「え?怜さん?今、一緒に帰ろうかと思って、呼んだと言いましたか?」すると、なんで??といいたいばかりの返事が返ってきた。「え?うん 言ったけど?だって家、近いじゃん だから一緒に帰ろうかなーと思っただけ。別に嫌ならいいよ じゃあ また明日」
と怜はそのまますぐに帰っていった。奏はすぐに引き留めようとしたが声が小さく、残念ながらも、怜には届かず、奏では一人で寂しく、残念な気持ちを胸に抱えながら家に帰っていった。
ちなみにその後の奏は家でめちゃくちゃ落ち込んだのであった。