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僕と私の転生事情  作者: 日向こなつ
6/9

6話

私の予想通りに昼食時にキリアが噂の件について聞き出してきた。

カイルのお陰でキリアの耳にも入ったけれど、あの人はキリアとの距離が近いと思う、だって何かとキリアの隣にいるのよ?

何よ貴方、私のキリアの隣に立っているなんて、その場所変わりなさいよ!

って睨んでもカイルは、羨ましいだろって笑い返すだけでなくスキンシップも激しいんだから、とても悔しいわ……。

私は、お嬢様という仕えないといけない立場枠にいるだけであって友人でも、恋人でもないものね。

だからこの一件も仕事として片付けるのだろうななど悶々と考えていたら 

「ユリシア嬢、真面目に私の話を聞いているのかね?放課後私の部屋に来るように。」

とマレウス先生に言われてしまった。


授業なんかより人生ピンチの片足に突っ込んでるんだから、真面目に授業の話なんて聞けるわけないじゃないと叫びたい。

しかもマレウス先生はルートに入ってるキャラなのだ。そんな人の所に単身乗り込むなんてフラグ立ってるじゃない。


マレウス先生は愛想笑い一つもない、感情を表に出さないキャラだ。

学生時代、将来を約束した恋人を亡くしている。亡くなってしまった原因は友人からの妬みだ。友人は恋人から裏切られ、仲睦まじいそうにしているマレウス先生を憎んだのだ。同じ痛みを味わって欲しいとマレウス先生の恋人を誑かそうとしたが拒まれ、結果階段から突き落としてしまうという事故が起きた。マレウス先生はその件で人間の言葉を信じず、興味がなくなり淡々と生きていたが亡くなった恋人に似ているヒロインと出会い、天真爛漫なヒロインに段々惹かれていって、もう2度と失わない様に最終的には植物状態にして氷の棺桶に閉じ込めるのだ。

結末を知った時物凄く鳥肌が立った記憶がある。

とんだゲームだよ。このルートは人間不信に陥った冷めた心を暖めてあげるみたいな泣けてしまうルートかと思いきや、植物状態にさせるなんてヤンデレというより殺しにかかってきてません?ってなったからね、そんな人とマンツーマン耐えられないわ。


「ユリシア大丈夫なの?あの先生、人には興味が一切ありませんという態度だけれども、本当に執着するものは手放なさないという感じがするわ、私もついて行くわと言いたいところだけれど、この後予定があるからキリアさんに向かうよう伝えておくわ。」

さすがマリアナ、鋭い観察眼だと褒めたいところだけれどついて来てくれないのね。


「付いてきてはくれないのね。ありがとう、伝えてくれると助かるわ。」

私は苦笑いで返すしかない。


「いってらっしゃい。」

笑顔で手を振るマリアナ。

先生だから大丈夫と思っているでしょ。

攻略対象ヤンデレキャラなんだからねと叫びたいわ。

行ってきます。と返して私はとぼとぼ向かいに行った。


「本当あの子ったら全然進展がないんだから、せっかくこの世界に連れて来たのに。楽しまないと意味ないじゃない。」

そんなユリシアの後ろ姿を見てマリアナは1人呟くのであった。

少なからずとも読んでくださってるいる方がいらっしゃるのでとても嬉しいです。

文脈がおかしい所が多々あると思います。

物語を書く経験がないもので四苦八苦しながら書き上げていってるので、投稿に時間がかかると思いますがこれからも付き合って下さると嬉しいです。


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