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ツボミ

名前……ツボミ

年齢……30

学歴……宮城県立高校

代表作……魔法の苦手な魔法使い

一言……恐縮です







~小説家を目指したきっかけ~








 最初は小説家というより、漫画家になりくて。

私の兄が色んな漫画を集めてまして、それこそ、異世界転生ものから少年誌に載っているようなものまで。

それで、いつの間にか漫画ばっかり書いてる子になってました……笑

将来はプロの漫画家になろうと思い立って、今までずっと書きためていた漫画の持ち込みをしたりしてたんですが……


「あなたは漫画家を諦めた方がいい」


 何回目かに見てくれた編集者の方に言われました。

その日は、あまりに悔しくて電車の中で涙が止まりませんでした。








~如何にして小説家になったか~








 とにかく、絵が全くダメだと言われて。

確かに、今冷静に見たら酷い絵だと思います……

一人のキャラクターを描くのだって1時間くらいかかってしまうし、それでいてあんまり上手くない……汗

私、高校卒業後は普通にOLをしていたんですが、別に漫画は趣味で続ければいいじゃないかって、周囲に言われて。

確かに、生活には困ってないし、無理に続けてうつになったら元も子もないな、なんて考える日が続きました。

そんなある日、たまたま公園を通りがかったら小学生位の男の子がいたんです。

鉄棒の逆上がりを練習していて、でも、全然出来なくって。

くそっ、くそって言いながら。

よく見ると、転んで擦りむいてたりして、


「やめた方がいいよ」


 思わず、そう言いそうになったんですが……


「絶対、成功させてやる!」


 そう呟きながら、何十分も、何時間も。

そして、とうとう成功させたんです。

男の子が逆上がりを成功させるまで、何日かかったかは分かりません。

その姿を見て、ああ、困難を乗り越える姿って、感動だなと思いました。

その時、私の中に逃げるではなく、「立ち向かう」っていう選択肢が生まれました。








~小説家を目指す方々へ~








 あの時の男の子を見て、私は誰かを感動させるのはそういう姿なんだと思いました。

だから、漫画家は無理でも、今度は小説家になろうって決めて、まあ、10年かかってしまいましたけど……汗

でも、小説家になることが出来ました。

私が伝えたいのは、人って、最初は守られなきゃ生きていけない弱い存在だと思うんですが、いつか壁を乗り越えて花開く時が来る。

壁にぶつかった時が、そのチャンスなんですよね。

私も、周りに心配ばかりかけてきましたけど……

でもまあ、苦労して小説家になった分、強くなれた気がします。

あ、最後に私事なんですが、「魔法の苦手な魔法使い」、私の執筆した作品なんですが、主人公の成長が描かれた良作です。

是非一読お願いします……笑


 


 

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