ミカコ
名前……ミカコ
年齢……24才
学歴……早稲田大学
代表作……夢見るクジラ
一言……作家を目指す皆様の参考になればと思います。
~何故、作家を目指したのか~
私の実家は国内でも有数の巨大図書館で、生まれた時から本に囲まれて育ってきました(笑)
なので、将来は本に携わる仕事がしたいな、と幼少の時から思っていました。
作家になりたい! と決意を固めたのが小学2年の時で、今でもその時の気持ちは覚えています。
物語を書く、という授業があったんですが、その時、生まれて初めて書いたのが「魔法使いのマリア」という小説です(笑)
実はパクリ満載の小説なんですが……汗
それでも、他の子たちはやっぱりまだ子どもですし、まともな物語を書けないんですよね。
その中、唯一小説の体を為していたのが魔法使いのマリアで、すごく褒められたんです。
それで、あ、私は将来小説家になるんだ、と思うようになりました。
~作家になったきっかけ~
大学4年の時、ですね。
私はその頃、スプリング出版(異世界大手出版の一つ)に内定を貰っていたんですが、まだ迷っていました。
先程書いたように、自分で物語を書いて読んで貰いたい、という気持ちがあったからです。
それで、思い切って内定を頂いたスプリング出版に連絡を取って、編集者を紹介してもらうことにしました。
大学最後の1年で、プロの作家の様に編集者をつけ、長編を一本書ききる。
それをコンテストに応募して、入選したら作家を目指そう、そう考えました。
思えば、最後に執筆したのが高校の時で、どうやって書けば良いんだろう…… と最初は戸惑いましたけど(笑)
結局、無事に小説は書き終わって、コンテストにも入選することができました。
~作家になるために必要なこと~
私は恵まれていた、と思います。
生まれた時から本に囲まれ、両親もそれに精通した仕事をしていました。
大学4年で久々に小説を書いた時も、幼少の頃に貪るように本を読んだ蓄積が土台になっていたと思います。
私はいきなり小説が書けるようになった訳ではありません。
確かに、コンテストに一発で通り、端からみたら何の努力もしていないように見えるかも知れませんが、努力は無意識に続けていたんだと思います。
好きなことに対する努力は苦痛ではない。
もし、それが読書であり、物語を執筆することなら、それは小説家の才能なのかも知れませんね。