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第97羽 嫉妬心が齎す未来?

鼻水だけがまだちょっとってくらいまで復活しました!

 ソニカの今回の嫉妬は上記を慰していた。


 どうしてこうなったのかそれは、クロトが優柔不断であり。それでいて前世が女の子だからか、女性の気持ちが良くわかる。


 そして頭も切れ、力もある。だからか、クロトは女性にモテるのだ。そしてこの頃は、あまりソニカを構っていなかった。そこに追い討ちを掛けるように、もう1人妖刀 村正(泥棒メス)が現れたのだ。


 ただでさえ、何処ぞの断罪の鎌(馬の骨)が新たに増えて、近づける時間が減った後だったのだ。だからソニカのストレスは増えに増えていた。


「バカ!!\\\٩(๑`^´๑)۶////」


 床がもう1つ、また1つと破壊されて行く。この際気付いたのだが、ダンジョンの床は階層が進むに連れて、厚くなって行ってるのだ。このことを知っているのは、この世で、神様と僕たちくらいであろう。


『?』


 いや、この世界を創り、管理していた神様であり、現在僕の付喪神をしているこのダ女神は知らないようだ。


 本当にこのダ女神は、何処まで行ってもダ女神なのである。


 現在僕たちは13回層だというのに、ソニカは20回層のボス部屋に到達していた。


「何事じゃ?!貴様何者じゃ!」


 そこにはじゃ、じゃ煩く、右目が飛び出し、皮膚は爛れたお爺さんが居た。ボスの魔物名は、この特徴からして死霊だったのだろう。まあ俗に言うとゾンビであり。グールであり、中国だとキョンシーである。


「じゃあじゃあ煩い!!ソニカはソニカなの!!」


「じゃと?ソニカ、覚えといてやるのじゃ。それじゃあ死っ……」


「気持ち悪い_:(´ཀ`」 ∠):」


「強すぎるのじゃ……」


 何故か上から目線の死霊の頭が落ちた。死霊こと20回層のボスはあっさりと絶命した。

 死霊が凄く弱かった訳では無い。ただただ運がなかったのだ。ソニカが機嫌が悪い時に出会ってしまったのが、運の尽きだったのだろう。


 消えゆく魂が最後に見たものは狸鍋を食べる、化ウサギの姿だった。だが死霊いや、ボス魔物に死は無い。倒されれば、記憶を全て失いまた復活するのだ。


 ボスの魂が一旦ダンジョンに吸われたその時だった。ソニカの体に異変が生じ始めたのだ。


「暑い、熱い、あつい……」


 ソニカの体内に流れる血が、細胞が沸騰されて行く。燃えたぎる愛情、その裏で見え隠れしていた嫉妬心に取り込まれて行った。


「ここは何処(・ω・)」


 前後左右何処を見ようとも、真っ暗な暗闇が広がっていた。自分の姿すら見えない暗闇、そしてソニカら気付いた。


 これは自分(ソニカ)の心そのものだと。愛するクロちゃんへの想いが、黒く嫉妬心に塗り替えられた心である。


「これが昔のソニカの心よ」


 唐突に聞こえて来た声は聞き覚え、いや、言い慣れた自分の声だった。


「嫉妬心に争いなさい。ソニカ、貴方は嫉妬心に勝たなければならない」


「勝てなかったら?(・・?)」


 すぐに返答は返って来なかった。


「貴方は貴方自身で大切な仲間、家族全てを殺すことになるわ。この私のようにね」


 暗闇から現れたのは自分と瓜二つの顔なのに、目は真っ赤になり引きつった笑顔。そして白いワンピースには、返り血がべたぁと付いていた。


「その姿は?Σ(゜д゜lll)」


「この姿は嫉妬心に飲み込まれた未来の貴方の姿よ。そしてこの服に着いた返り血は誰のだと思う?」


 ソニカは聞きたくなくて耳を閉じようとした。だが出来なかった。物理的にでは無く、ソニカの心が拒んだのだ。


「これは()()()()がが愛したクロトの返り血、そして仲間の返り血よ」


 突き付けられた真実に驚愕した。


「昔のソニカ、今ならまだ間に合うわ。確かにクロちゃんは優柔不断だけど、一途だって昔のソニカは知っているでしょ」


「うん(๑╹ω╹๑ )」


「うん、良い返事。クロちゃんにもっと愛して貰えるように頑張ってね。まぁ、嫉妬心に飲み込まれたソニカが、言えることなんてこれくらいなんだけどね」


「ありがとう未来のソニカ(๑>◡<๑)」


「頑張れ過去のソニカ(๑>◡<๑)」


 嫉妬心に飲み込まれたという未来のソニカは、闇の中へと消えて行った。最後に見せた笑顔だけは、引きってはいなかった。

読んで頂きありがとうございました。コメントや誤字脱字の報告など気軽に頂けると嬉しいです。

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