第84羽 寂しがり屋なのに強欲なる亀?
昨日の夜は新入りさんのお世話などで書けなく、朝は眠くて書けなかったです。お待たせいたしました。
タイちゃんの後を追って向かうと、大きなそれは大きな甲羅を持つ亀が居た。
「亀?」
「あれはガメラという海の魔物なのですが、どうしてかこの国に迷い込んだらしく、あの巨体ですから動かすに動かせなくて、ですのでソニカ様のスキルマイナスをお借り出来ればと……」
「まぁ、それは最終手段だね」
確かにソニカの力なら、運ぶことも出来るだろう。だが流石のソニカでも、あの巨体だ。1番近いあの海まででも、流石に魔力がもたないから、国から出すくらいしか出来ないのだ。
「ねえ、君はどうしてこんな所にいるの?」
「ひっく、妾は寂しかったのじゃ」
意思疎通の出来る魔物だった。僕たちはこの亀さんの気持ちを聞いた。この子の名前はガメさん、遥か昔はパートナーの男の子と旅をしていたらしい。だが、その男の子が死んでから、時々寂しくなって近くの人里に訪れるらしい。
でも、この巨体だ。みんなが怖がってなかなか輪に入れないことが多々あったらしい。諦めかけて海に戻る途中、上空からこの国を発見し、仲間に入れて欲しかったらしい。
「妾は遊んでくれるまでここを動かないのじゃ」
亀だからなのか、かなり強情なようだ。だがこの巨体のままだと、移動するだけで街が破壊されてしまう。
「じゃあ一緒に遊ぼっか」
「え!?本当にか??」
僕たちがにっこりと笑って頷くと、目を輝かせながらそして飛び跳ねる。
「カメさん落ち着いて、地面が揺れるから」
「ごめんなさいなのじゃ」
首を引っ込めて落ち込むカメさん。
甲羅を優しく撫でてあげながら、カメさんあやしてあげた。
「カメさんやどうにか小さくはなれない?」
「小さく……小さくなったら、妾と遊んでくれるのじゃ?」
「うん」
「ならば暫し待つのじゃ…………ぼふっ」
緑色の煙と共に先程まで触っていた甲羅が消える。煙が治ると、ミニサイズのカメさんがそこには居た。手に乗せれるくらいの大きさで、そして浮遊していた。
「これでどうじゃ?」
「うん、それなら遊べるね」
「やったーなのじゃ!」
これで通せんぼされていた行商人たちも通れるだろう。これで一安心だとこのときの僕は思っていた。あんなに疲れるとは……
「タイちゃん、それじゃあ僕たちは屋台を見に行くから、後のことは宜しくね」
「はい、ごゆっくりと楽しまれてください。あ、リオ様本日夜5時になりましたら、中央にある噴水広場に皆様で来てください」
「ん、わかった」
僕たちは去って行った。ここからが大変だった。ソニカとカメさんの止まらない食欲と、強欲な遊び心。お金と体力がどんどん削らて行く。
あの2人は思いのほか息ピッタリで、そして疲れ知らずだ。僕やイースターさん、そしてクロトが疲労困憊の中でも、まだまだ遊び足りないのか、全屋台を制覇する勢いで食べ歩き、そして遊びまくる。
ほとんどの屋台を制覇し、僕たちは最後に向かったのは、ターザンさんが開いているトランポリンだ。
朝はカメさんのせえで遊べなかったからだ。だけど僕たち3人のスタミナはもはやゼロ。なので近くのベンチに腰掛け、あの木ノ実をシャクシャクと齧りながら眺める。
カメさんは浮遊状態を解除出来るらしく、トランポリンを楽しむために、今は解除し楽しんでいる。
流石に疲れたのかフラフラ〜と飛んでくるカメさん。そんな中ソニカまだまだ元気なのか、1人でトランポリン内を縦横無尽に跳びまくる。(今はウサギの姿です)
「こんなに遊んだのは何千年ぶりじゃ〜」
「楽しかった?」
「きゅ〜」
「楽しかったのじゃぁあ〜」
どうやら満足してくれたようだ。木ノ実を一口食べると浮き上がった。
「このご恩は忘れないのじゃ」
「え?帰るの(*´Д`*)」
ソニカが満足したのか戻ってきた。
「はい、妾は海の王じゃからな。皆が待っておるのじゃ」
「え〜今日くらい泊まっていきなよ〜(๑╹ω╹๑ )」
「ソニちゃん、カメさんが困ってるでしょ。またいつか会えるんだから、ワガママ言わないの」
「む〜わかったヾ(๑╹◡╹)ノ"」
てか、誰もツッコミを入れないけど、さっきカメさん海の王って言ったよね。あれ聞き間違いだったかな?
「それじゃあ妾は行くのじゃ。今度会いに来て欲しいのじゃ。妾は世界樹の森をこえたさきの海に居るから、そこでカメさーんと言ってくれたら、妾の使いの者を送るのじゃ」
「バイバーイ(๑╹ω╹๑ )」
「またなのじゃぁ〜」
カメさんは東の空に消えて行くのであった。
読んで頂きありがとうございます。




