第71羽 大罪と美徳?
ダンベル見てたら投稿遅れました
「クロちゃん、クロちゃん、何かいるね?」
「うんじゃなくて、クイーンよこの子は?」
黒兎は新たな仲間になったゴブリンクイーンに、そこに眠っている褐色ロリっ子について聞いた。
「 さなことほ イワセィワタ ガブレワそも ぢがぞえもす」
エンシェントゴブリン?それは神話のみに存在する化け物の中の化け物。第3の魔王軍の幹部の1人と言われていたが、英雄と言われていた冒険者に討伐されたとか、されていないとか、かなり曖昧で存在すら怪しい魔物である。
父はオーガ、母はゴブリン、祖母はオークかなりの種類の魔物の血が流れている。そのおかげで手に入れた大罪スキル暴食を持っていると、文書では記載されていたが、それが真実かどうか分からない。
七つの大罪スキル:それは、傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲の七つのスキル。魔物だけが持つことを許された罪。限界を超えてしまった魔物だけが、得とく出来る人知を超えた力。
それと真逆の力がこの世には存在する。それが七つの美徳スキル:それは、正義、勇気、知識、慎重、忠実、純潔、愛の七つのスキル。このスキルは12の司徒の中の上位7人がこのスキルを持っていた。第2の勇者、そして魔王の作りし聖剣であるジャンヌさんも、このうちの1つであるの愛スキルを持っていた。
その効果しか今は知ることは出来ないが、そのスキルの詳細のみ話しておこう。
七つの美徳スキル愛とは、全ての人や物、はたまた魔物すらも愛すことで、仲良くなった人たちの能力全てを人生で一度のみ発動出来る。
その代償として、誰かを嫌ってしまうと体に激痛が走り失禁する。
七つの大罪にも代償があるらしいが、それは全て闇の中だ。
そんな解説をしていると、どうやら褐色ロリの女の子が目を覚ましたようだ。
「んあぁ」
長い月のような金色の髪の間から見える、真っ白な右角と幼げな顔には似合わない薄赤な瞳。
わたしたちは魅了されていた。
「んな?この懐かしいような香りはなんでしょうか?この暖かいひまわりのような香り、思い出しましたわ」
細目がゆっくりと開いていく中、薄赤だった瞳の色が真っ赤へと変わり、牙がむき出しになって行く。
背筋が凍るような波動、わたしたちは息することすら忘れてしまう。
「あら、あらららら、わたくしったら、懐かしさについつい暴食の派生スキル、空間支配を使ってしまったわ」
暴食スキル空間支配とは、周りの時すらも喰ってしまうスキル。これをやられてしまうと、呼吸困難に陥る。
そう言いながらパンッと手を叩くと、体に掛かっていた重荷のような物が取れた。
黒兎たちは深く息を吸った。
「死ぬかと思ったでしょうが!o(`ω´ )o」
「ソニちゃん……」
流石というべきか、それとも無鉄砲と捉えるべきか、ソニカはエンシェントゴブリンにぷんぷんとしながら、足をバタバタとさせていた。
「あらららwその怒り方、やっぱり彼の方の娘さんなんでしょうか?」
「彼の方って言うのは、大きな白兎のこと?」
黒兎が考えた彼の方とは、イースターさんのことだ。
「そうそうその白兎と、七つ美徳正義のあの男の娘さんなんでしょ?」
やっぱり義理母と……七つの美徳正義の男?いったい誰だその男は?義理母の夫は、お義父さんのはずなんだけどな。
「違うよパパはそんなスキル持ってないよ!」
「あら、あららららららら??んぅん〜?」
どうやら分かっていないようだ。
「もしかして義理母の元パートナーの男の人のこでしょうか?」
「元ってことは、もしかして彼の方は、もしかしなくても死んでしまわれたんですね」
この人はどうやらイースターさんが閉してしまった、記憶の中にのみ存在する男。その男の人がどんな人なのかを知る事が出来るかもしれない。
そう僕は思った。
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