第67羽 謎の洞窟?
ここからは少しイースターさんが目覚めるまでの間、子供達の冒険譚の話しになります。
ポフッと灰色の煙が腕輪から吹き出てきた。
「何?」
「罠かもしれないから、わたしの近くに……」
「きゅ(๑╹ω╹๑ )」
気配でソニカがクロトの後ろにいることは分かったのだが、何故か懐かしいようなわたしから無くなったような感触が背中に当たる。
【もみもみ】
(や、柔らかいものがせ、背中に当たっている)
煙が治まり振り向くとそこには、真っ白な透き通った肌にピンクのうさ耳うさ尻尾を持つ、全裸の女の子が立っていた。
「クロちゃんパパみたいだよ」
「え?」
確かに何故かその女の子と目線の高さが同じことに直ぐに気付き、下を向くと男の子に付いているシンボルがぶらんぶらんとしていた。
「きゃ!」
クロトは男のシンボルを右手で隠して、左手で目を抑えた。
「クロちゃん何恥ずかしいの?」
「そりゃあ恥ずかしいよ!てか、ソニちゃんも前隠して!」
「えぇー何時も裸だったからやーだ!」
逆に見ろって感じに腕をバァッと挙げ、又は肩幅より少し広く開いて仁王立ちする。
「く、確かにそうだけど、そうだけどさ、それでも恥じらいは必要だと思うよ」
「もうクロちゃんも隠さないの!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」
「ちょまきゃーーー!!!!」
バサッと隠していた腕が剥がされ素ッ裸にされた。
そのまま抱きつかれた。
――――――――――数分―――――――――――
「しくしく……もおお嫁に行けない……」
「きゅっきゅっきゅ〜(๑╹ω╹๑ )」
クロトが洞窟の隅で体を丸めて泣いているなか、ソニカは満足そうに祭壇の上で尻尾を振っていた。
その中クロトは考えていた。さてこの状態(一糸まとわぬ姿)でどうやって帰ろうか……
クロトは悩んだ。このまま帰ると野獣たちにソニカが襲われる。(まあ、ソニカなら自分でどうにか出来そうだけど)それはさておき、流石に馴染みのあのハゲ眼鏡さんでも、何時ものウサギの姿じゃないと分からないだろうし……どうしましょう。
まず最初に試すべきなのは、この腕輪を外すことだな。
――――――――――――――――――――――――
「きゅ〜きゅ〜(@ ̄ρ ̄@)」
ソニカはクロトの横で爆睡するなか、クロトは自分の腕輪の部分だけ黒霧で霧状にして、取れないか試してみたり、普通に引っ張ったりしたりしたのだが、ダメだった。そして黒兎は考えるのを諦めた………
もそもそとソニカがむにゃむにゃ言いながらクロトを抱きしめていく。
(く、苦しい……)
「きゅきゅきゅう〜ソニカのドーナッツ何処やった〜むにゃむにゃ」
本当にソニカは食いしん坊で、みんなの倍はいつも食べる。それなのに夢の中でまでご飯を食べているのか。
「あ、みーつけた!」
【ポフッ】
いきよいよくクロトの腕輪を抜いた。
すると最初とは逆に黒い霧が発生し、体が小さくなっていく。
「戻った」
ポカンとしながらも現状をしっかりと分析するのに、そこまで時間は掛からなかった。
腕輪はソニカになら外せる?外すとウサギに戻る。もう一度付けると……
【ポフッ】
白い霧が発生し男の子になった。そしてもう一つ今度は自分で外せるのかを試す。
試したがやはり外すとかが出来なかった。
検証結果は、腕輪は付けると人間になって、外すと元の生き物になる。
そして自分で付けることは出来るが、外すときは他者が外さないと外せない。もしかしたら異性じゃないと外せないかもしれない。これは家に帰ってからお義父さんに試してもらおう。
さてこれ以上ここに居るとここで夜を越すことになるので、そろそろソニちゃんを叩き起こして帰ろう。
「ソニちゃん帰るよ〜」
「きゅっきゅきゅっきゅ!」
腕を振りながら何の夢を見ているのだろうか?でも、それでも容赦なく起こすけどね。
「ほら早く起きなさい」
「あと5ふゅん〜(@ ̄ρ ̄@)」
あと5分ね。
クロトは5分きっかりと待った。だがソニカは起きない。丸太のごとく1ミリたりとも動かない。
「さぁ〜て約束を破ったソニちゃんにお仕置きが必要だな〜秘技 こちょこちょの刑!!こ〜ちょこちょこ〜ちょ」
「きゅきゅきゅきゅ?!きゅいきゅい、辞めてクロちゃん!」
そのあとクロトたちは無事に家に帰ってきたのであった。そして次の日も、そのまた次の日もソニカは、懲りずに寝坊したのであったとさ……
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