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第64羽 聖国の地下で?

朝見たら40に到達してました!目標の50まで後10です!今年中に行けたらなと思います。

「はぁ、はぁ、はぁ、マジで危なかったですぅ〜」


 セルジュは生きていた。

 魂の半分程を聖魔剣に持っていかれたが生きていた。

 あの莉緒の攻撃が当たる寸前に、危機察知の魔道具が反応し強制転移した。

 その場所とは聖国とは真逆の地点に存在する、死んだ土地死地(デッドエンド)


 生命は全て死に草花は枯れ、土地は乾からび完全な砂漠地帯。そこがセルジュが飛んだ場所だった。


「生き延びたのはいいのですが、ここは何なのですかぁーーー?!」


 魔力感知の魔道具を使用しても、半径10km以内に反応が1つも無かった。


「マジですか?私はこんな変境地しらないのですよぉーーー!!」


【ピコン】


「?」


 1つ、たった1つだけ、微かにだが魔力感知の魔道具に反応が出現した。食料を求めて歩いて行った。


――――――――――――――――――――――――


 時を同じくして、聖国の地下へと通じる階段を降りていた莉緒たちは、強烈な異臭に襲われていた。


「うえぇ〜誰か臭い消しの魔法とか、スキルとか持ってないのや?」


 リュウネが鼻を摘みながら喋っていた。

 うん確かに臭すぎる、白虎さんとかウーランさんは特にヤバそうだ。顔をが青くなって今にも倒れそうだ。


「生活魔法……消臭剤(デオロデンズ)


 あまり僕も魔力が残ってはいないが、背に腹はかえられないので、洗う(ウォッシュ)の魔法の派生で使えるようになった消臭剤(デオロデンズ)を使った。


「んき?あんら嫌な臭いが無くなったわ?」


「にゃあ」


 ちゃんと発動したみたいだけど、これを使い続けると魔力が無くなってしまうので、スライム1号をランドセルから出し洗って貰いながら、僕たちは階段を降りて行った。


 下に行くに連れて異臭が強くなり、僕の消臭剤(デオロデンズ)でも対処出来るかギリギリの濃度に到達した時、少し広い空間がそこにはあった。


「あれ死体じゃ」


 リロリさんが指を指した方向に、もがき苦しんで死んだような死体が転がっていた。もう少し周りを見回すと……


「何で聖国の地下に、こんなに獣人や魔人の死体が転がっているんだ?」


「これがあの屑王の実態だってことやね」


「そんな……私が崇めていた神さまに使える王が、こんな、こんなことを……」


 聖女さんには酷な現実だろう。

 だがこれが現実だ。確かに聖国の人全員が魔人族や、獣人族を迫害しているわけでは無いが、少なからずこんな酷い事をする人たちが、この世には居るんだ。


「ポヨン、ポヨン!!!」


「何かそこにあるの?」


 スライム1号が何やら見つけたよだ。

 僕たちは死体を踏まないように、慎重に歩いてそこに向かうと白い子猫が1匹いた。


「な?!」


「にゃ?!」


「ウキ?!」


 白獣たちがその子猫を見るなり目を見開いていた。

 僕はその子猫に近づいて、生きているのかどうか確認する。


 トクン……トクン……


 弱々しいがまだ息があった。だけど、少し熱があるようだ。僕は急いで世界樹の木ノ実をほんの少しだけ口に入れた。


ウォッシュ(綺麗になぁれ)


 僕が魔法で綺麗にしている間に、世界樹の木ノ実のスキル 超回復(弱)が発動し傷が癒えて行く。


「なんだそれは?」


 レオンさんが尋ねてきたので、かなり端折って説明していると、もぞもぞと僕の腕の中に居た白い子猫が目を覚ました。

 青いつぶらな瞳と目が合う。


主人様(ママ)ニャ!!」


 飛びついて来てビックリした僕は、避けたりすることもできなく、額と額がぶつかった。


「うぅー」


「にゃうーー」


 額を抑えてしゃがむ僕と白猫。

 白猫は起用に二本足で立って額を抑えていた。


「あれ?牛さんに、虎さんに猿さん、あと辰さんじゃにゃいか?」


「え?知り合いなの?」


 ってことは、この小さな子猫も白獣の仲間ってこと?


「もぉ〜」


「ニャア〜」


「久しぶりウッキ〜」


「何で聖国の地下にいたやん?」


 僕もそれは聞きたかったのだが、当の本人は頭をくてっとさせて?マークを浮かべていた。


「ワカラニャイニャ」


「そっかあ……まぁ、他に生きてる人は居ない見たいだから、ここは後で死体を外に出してあげて、個別に火葬してあげよう」


「それがいいな」


「あとリュウネ、もしこの人たちに家族や親戚の手がかりがあったら、焼かないで後で遺骨と一緒に届けてあげよう」


「そういうことならあたいに任せるやんね!!」


 僕たちは一旦みんなが待ってる、イースターさんたちの所へと向かうと2人の元気な声がしていた。

読んでいただきありがとうございます。これからも面白いと思っていただける作品に出来るよう頑張りたいと思います。

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