第63羽 反撃?
ありふれ見た後寝てしまってこの時間です。
「避けないと痛いですよぉ〜」
セルジュの囁きが聞こえてくる。
だが僕は叫びながらも斬撃を放ち続けた。後ろには消耗しきった仲間たちがいる。此処を突破させる訳にはいかなかったからだ。
当たるのを覚悟したその時だった。
『使用者の生命危機を感知しました。モードチェンジを行います』
「(?!)」
機械音と共に白い聖魔剣が西洋風の大きな鏡へと姿を変えて行く。
『モード反射鏡にチェンジが完了しました、攻撃魔法の威力を倍にして反射します』
「(え??え?)」
僕が驚いている間にもジリジリと、セルジュの玉が近いてくる。そして僕は一か八かの賭けに打って出た。
「そんな盾なんて、私のこの炎で溶かしてやるのでーす!!」
「(跳ね返してくれーーー!!!)」
僕は目を開けていられなかった。強く、強く目を瞑って身構えていたが、全く痛みは来なかった。
「な……」
僕はゆっくりと目を開けると、ポカンとした顔のセルジュが立っていた。
あれ防げたの?でもこの盾って跳ね返すんでしょ?なら、なんでセルジュは無傷なの?……あっ!そっか、超再生で回復したんだな。
僕が完全に勘違いをしていると、頭にまたも機械音が流れてきた。
『親指の所の赤いボタンを押してください』
?このボタンの事かな?
僕はいつものように、何も躊躇わないでそのボタンを思いっきり押した。
『発射まで3秒前。衝撃に備えて下さい。3……2……1……0、チャージ完了 フルバースト!!』
【ズドン、ドガガガガガガガ……】
黒い光線の後には塵1つなかった。
「「「えーーーーー??????」」」
決着は唐突にとはよく言うが、これ程まであっさり終わってしまうとさ、この後何かありそうじゃん。例えばセルジュが復活するとかさ……
「勝ったんやね!」
それ言っちゃダメなセリフナンバー1な奴だよ!……あれ、真面目に死んだのか?
(ねえ、ダ女神。セルジュは死んだの?)
『セルジュの気配はしてませんので、流石の超再生も間に合わなかったようですね』
体の中のジャンヌが沈んで行くのを感じた。
ダ女神の大丈夫は信用ならないので、一応確認のために、スライム1号を上空に投げた。
上空から確認してもセルジュの姿は無かったので、リンクを解除しようとしたとき、砂埃が収まるなかさっきまでセルジュが立っていた床に、扉みたいなのが見えた?
みんなに完全勝利をした事を伝えた後、一緒に確認に向かうと、とっての無い扉が其処にはあった。
「何だろうね?」
僕はこの中で1番ダンジョンを攻略した事のある、レオンさんたちに尋ねた。
「俺に聞かれてもな、俺にはこれしかないからな。なぁ、白虎?」
「にゃ」
どうやらレオンさんたちにも分からないようだ。
「こんなの壊しちゃおうよ!巨大化魔法!!巨大戦闘金槌!&スキル 軽減! えいっ!!」
モモちゃんがスカートの中から取り出したバトルハンマーを、自分の魔法で巨大化し扉に向かって振り下ろした。
キィ〜ンと金属音が鳴ったあと、扉が爆発しその下には地下へと通じる階段が出現した。
「階段じゃな?」
「そうやね」
「暗いから義兄弟!!何か灯は無いか!!」
「灯か?誰か持って来ていたか?」
「いえ、荷物になるので全部置いて来ましたよ」
本当に使い物にならないな……ってか、僕も持ってないしな。出来れば木の枝でもあれば、生活魔法で火をつけれるのだが。
「ハッハッハ!仕方ない奴らだな!」
マッスルさんには言われたく……え、えぇーーーー?!
マッスルさんの筋肉が光輝いていた。てかそれ、維持できたんだ。
「ガッハッハ!!お前おもしれぇな!名前何て言うんだ?」
「?俺か?俺はマッスル署長だ!!お前さんの筋肉なかなかに鍛えられてるな!!」
「だろ!」
意気投合するターザンさんと、マッスルさん。
かたやモリモリっとした筋肉ダルマ、かたやスラ〜ムキっとした痩せマッチョ。2人とも自分の筋肉をいじめ、鍛えるのが大好きな筋トレ馬鹿だ。
「「はぁ」」
2人の妻、リロリさんとウーランさんが同じタイミングでため息を吐いた。
2人は顔を見合わせた後に、何かが通じ合ったのかヒシッと手と手を繋いでいた。
「今度飲みに行こうなのじゃ」
「いいわ、今度と言わず。今夜飲み明かそうじゃない」
何か女子?だけの飲み会が今日行われるようだ。
あの夫を持つ2人だ、初めて同類にあったのだろう。
「それじゃあ行くぞ!!」
イースターさん、ソニカ、クロトもう少しだけ待っててね。聖教会の地下を調べたら直ぐに帰ってくるから……
僕たちは筋肉の灯を頼りに、真っ直ぐ階段を降りて行った。
読んでいただきありがとうございます。この頃仕事で疲れているのか、いつも横になったら寝てしまって、ストックが少なくなってきました。




