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第55羽 聖魔剣?

朝起きたらブクマが34になってました!ありがとうございます!

「ちくしょうなんなんですよ!!」


 セルジュは斬り口を抑えながらも悪態を履いた。

 まだこの状況がどういう状況なのか分からない、でもあのセルジュを斬ったのは私だ。


 あの人を斬り裂く……快感!!

 もっともっと魂を血を肉を、我に喰わせろぉおー!!

 我は自我を保てなくなってしまった、セルジュを喰らい魔王の妹さんまでも喰らってしまった。


「やっぱりお姉ちゃんも……保て無かった……」


 魂だけになってしまった妹さんから、最後は封印(プレゼント)を貰った。

 これでもう他の人を殺さなくて済む。私は長い長い眠りにつこうとした。

 その時だった、セルジュの食べカスが1つになり、1分もしないうちに元どおりになった。


「いやぁ〜ホントあの妹も、お前も魔王も馬鹿ですよなぁ〜ま、お前を封印する手間が省けて良かったですけどな!!」


『な、何で……』


「あ? お前まだ自我があったんですな、それじゃあ最後に俺のスキルを言ってやるですよ、俺のスキルは超再生なんですよ」


 超再生だと……あれは物語に登場する、英雄が持つ伝説のスキルのはず……

 私は絶望した、そして生きる気力すら無くなり、深い深い闇の霧の中に入って行った。


 ――――――――――――――――――――――――


 イースターさんと、ダ女神そしてスライムたちの決死の呼びかけで、僕は意識を覚醒させた。


「はっ?! 今のはジャンヌさんの、聖魔剣の記憶??」


「きゅ!?きゅい、きゅ、きゅいきゅい?」


「ポヨン、ポヨン?」


 スライムたちがぴょんぴょんと跳ねている横で、イースターさんが僕を揉んだり持ち上げたりと、体の隅々まで確かめて少し安心したのか、僕の後ろに回ってむふ〜♡と抱きつき、頭を撫でなでしてくれる。


 そして僕の手には鎖から解き放たれ魔聖剣マリナスグレイドのミニサイズが握られていた。


『体は大丈夫ですか?異常は無いですか?』


 う〜ん〜異常?いや、触る前より少し楽になったよ。魔力が少し戻ったからかな?


『そんな契約も無しに、装備したら魂が食い破らるはず……?!』


 何をそんなに驚いてんだろう??あれは僕のステータスかな?それもあの色は、裏ステータスのほうだな。


 僕は小声でステータスと言った後、裏ステータスの画面に切り替えると不思議な事になっていた。


 裏スキル 最聖マ弱剣のノロ呪い


(最弱の呪い)


 HP MP 以外のステータス全てが、100以上上がらなくなる。アイテムや装備によるステータスアップは、半減する。レベルは50で、一般人のレベル1と同じ。


(聖魔剣マリナスグレイドの呪い)


 ステータス強化・極み

 魂を蝕む代わりにステータスが極限まで上昇される。人種が持つと持って1分で、精神崩壊を起こし内臓から食い散らかされる。

 魔人が持つと5分ほどは耐えるが、人種と同じ結末を迎える。


 呪いが2つあるんだな。


『呪いが2つあるなんてあり得ない』


 へぇ〜それがどうしたんだ?それよりも、どうして僕が生きているのか教えてほしいんだけど……


『ん〜こんな事態始めてなので、これは仮説なんですが、まず香月さんに呪いについてお話ししなければなりません』


 異次元からホワイトボードを取り出して話してくれた。

 簡単にまとめるとこんな感じだ。


 呪いとは、魂に刻まれる攻撃魔法の一種である。魂に刻まれるため、一生解くことは出来ず、その人を蝕み続けます。

 普通の人が作った呪いなら、解呪魔法で解除することが可能だけど、魔王が作った呪いは解除出来ない。

 そして呪いは魂に1つまでしか掛けられない、普通の呪いでも1つまでしか掛けられない。2つ目を掛けられた瞬間に、血液が沸騰し心臓が爆発して死んでしまうらしい。


『ここまでが呪いの説明です。それではここからは、私の仮説をお話しします。 先ず、最弱の呪いは、ステータス上限を100にしてしまう呪いです。そして聖魔剣マリナスグレイドの呪いは強化する呪い』


 ということは、僕の心臓には全く正反対の呪いが掛かっているってことだな。


『はい。なのでもしかしたら、奇跡的なバランスで調律があったのかもしれません』


 それはラッキーだったな僕。


『そんな呑気な話しじゃないんですよ!最弱の呪いに傾く分には良いですけど、もし聖魔剣のほうに傾いたりしたら香月さんは……』


 ダ女神が言いたいことも凄く分かるけどさ、神様ですらどうしようもない呪いなんでしょ。

 ならどうしようもないじゃん、その時はその時だよ。


『香月さん……』


 僕はダ女神に呑気なことを言ったが、心の中では震えていた。あのジャンヌさんの記憶(ビジョン)で見た最後の光景を思い出し、僕は強く強くイースターさんの手を握った。

読んでいただきありがとうございます。感想や誤字脱字の報告お待ちしております。

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