第52羽 ダンジョンの底?
暑さでなかなか寝付けなくて、さっき起きました。
あの後魔法を打った反動で僕は動けなくなってしまったので、イースターさんの背にグテェ〜と寝っ転がりながら、あの木ノ実をちびちびと食べていた。
「ごめんねイースターさん」
「きゅ〜」
イースターさんは全く気にしていないようだ、それでこそイースターさんである。
それにしても誰にも会わないな、それにさっきまでなんか物凄い音がなってたのに、その物音も無くなった。
トボトボと、下の階層に向かう。いつもの事だが、全くと言っていいほど、全く魔物に会わない。
少しだけ何かに見られてる気がするけど、全く遭遇しない。
イースターさんからどんなオーラが魔物たちには見えているのだろうか?
ダ女神マル秘情報その1!!
実はイースターさんには、最強の呪いがかかっています。この呪いは、3代目魔王が自分自身の為に開発した、ですがイースターさんの初代パートナーの魔法移行により、イースターさんに移行されました。
ですがイースターさんは、この呪いの事を初代にしっかり教えて貰ったのですが、呑気な性格でのんびりとあの森で暮らしていた間に忘れてしまいました。
あの呪いはその呪いの存在を自覚し、そして理解しなければ効果を発揮できませんが、イースターさんが天然なのか、天性の才能なのか、その呪いの一部魔物支配の呪いを常時発動しているのです。
そして無意識に夫を守りたいという気持ちから、近づくなと魔物たちの脳に、直接電気信号のような物を発信しているのです。
今回はこの辺にしましょうか、それでは莉緒さんにお返ししますね。どうやら、ダンジョン内にアナウンスが流れてきているところみたいですね。
「あ、あ、あ、マイクのテスト中、それでは途中結果発表だ!!」
途中結果ってことは、参加者のうち半分くらいが脱落したってことかな?
「残っているのはまさか、まさかのたった3ペアだ!! 脱落者747ペア、そのうちリタイア者は2ペアだ!!」
え?!まだ始まってから3時間も経ってないよ!!
「そしてこの747ペア中745ペアは、前年度チャンピオンレオンペアだ!!昨年の700ペア斬りを更新して来やがったぜ!!畜生、俺も戦いてえ……去年の借りを利子つけて返してやりてえが、残ったリオペアとモモペア頑張ってくれ!! 」
放送が終了した。てか、745斬りって何?!
僕とイースターさんが戦って勝てるのそれ!!流石に無理ゲーじゃないでしょうか?
【ドガンッドガンッドドドドド……】
「きゅ?!」
何々この音と振動!!まさか地震!!南の国は地震が多いから気をつけなさいって、聖女さんが言ってたけどここまで、強い地震なの!?
ダンジョンの床に亀裂が生じた。
「イースターさん飛っ……」
僕たちはその亀裂に飲み込まれていった。
僕たちはイースターさんの身体能力の高さで、どうにか無傷で済んだものの、かなり下の方まで落ちてきてしまった。そして転移結晶も、そのときに落としてしまったようだ。
何か遠くの方でアナウンスらしき声が聞こえる気がするが、ここにあった魔方陣は、先程の地震で崩れてしまったのか全く機能していない。
「??」
「イースターさんどうしたの?」
イースターさんが瓦礫の奥の方の壁を見つめていたので、僕もそちらに目と耳を向ける。
『や……き……』
瓦礫の奥の方から微かに声が聞こえた。
僕とイースターさんは、誰かが巻き込まれたのかと思い、瓦礫をよじ登って向かうと大きな黒い板のような物がそこにはあった。
扉にしてはとっても無い。
左右には何故か槍を持った大きな石像があった。
なんか門番見たいにも見える。
僕たちは慎重に近づき、大体その黒い板まで1メートルまで近いたとき、突如として石像の瞳に青い炎が灯り動き出したのだ。
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