表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/166

第35羽 鍛治師の女の子?

本日2回目の投稿です!

 話しかけてきた女の子の姿は、継ぎ接ぎだらけのエプロンを着、両目が灰色の女の子だった。

 その女の子は、まだ子供の見た目なのに、杖を突いていた。

 エルフでも無いのに、大人の女性のようなオーラを感じる。


「いやですね、泊まる宿が見つからなくてですね。」


 ちらっとイースターさんたちを見る。

 するとその女の子は、手と手を合わせて、うんうんと頷いていた。


「それでしたら、メルルがやっております。メルル工房に来ますか?その型たちと一緒に泊まれる部屋はありませんが、お風呂は大きいですし、大きなテーブルを避ければ、一緒に寝られるだけのスペースがありすよ。」


 お風呂付きで屋根のある部屋に泊めてくれるとは、この人は、女神様に違いない。

 みんなの顔を見ると、みんなうんうんと頷いていた。


「それでは、お言葉に甘えさせていただきます。」


「はい、どうぞ。どうぞ。工房はすぐそこにあるので、着いてきて下さい。」


 その女神様改め、メルルさんは、後ろに方向展開して、杖をつきながら真っ直ぐ歩く。

 僕たちは、それに着いていく。

 やはりあの杖は、足が悪いから突いているのではない。目が見えないから突いているのだ。


「めりゅりゅのねーねーは、おめめがみえないのですか?」


 ソニカが無邪気にそう尋ねる。

 子供は恐れを知らないとは、このことである。

 メルルさんは笑顔で答えてくれた。


「メルルの目は、光を失っていますから。」


「昔、何かあったやんね?」


 リュウネもか…


「そうですねぇ。あまり楽しいお話しではありませんが、お聞きになられますか?」


「きゅう。」


「それではどこからお話し致しましょうか。あのきっかけの出来事から、お話し致しましょう。」


 メルルさんは、語り口調でその出来事を話してくれた。


 ーーーーーーーーーメルルの友達ーーーーーーーーー


「私メルル・オープナァーには、1匹の友達が居ました。」


「その友達は、赤い竜の魔物でした。みんなが言うような、恐ろしさなんて1つも感じられませんでした。」


「母や父に見つかると殺されてしまう。なのでメルルは、日に何時間かだけ森の中に入り、こっそりとその子に会っていました。」


「それから何年かが経ったある日、近所の同い年からのイジメで、メルルの心は少しずつ、ほんの少しずつ、荒んで行きました。でも、その子に会ってる間だけは、幸せな時間を過ごしていました。」


「そんなある日でした。そのいじめっ子がメルルの秘密を知ってしまったのです。」


「メルルは、そのいじめっ子に黙ってて欲しいと、懇願しました。その子は、そのときはうんうんと、言ってくれたんです。」


「それが次の日の朝でした。メルルは、何時ものように竜の子供に会いに行きました……ですがそこには、変わり果てた姿の、あの子が居たのです。メルルはその亡骸に抱きつき、涙を流しました。」


「そんな時でした、メルルのスキルが発動しました。視力が失われ、代わりに、その子は生命を回復させました。小ちゃくなったけど、その子とそれから共に暮らすので会ったとさ。」


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「で、そしてその子がこの子です。」


 赤髪の髪のなかから、赤い蜥蜴が出てきた。シューシューと、小さな炎を出していた。

 リュウネを見た瞬間に、メルルの肩から右手の手の上で、仰向けになる。


「そんな服従のポーズせんくても、食ったりせんよ。君は、その主人様を護ってあげるやんね。」


 ピシッと立って、首を立てに大きく振って、メルルの髪の中に入って行った。


 そういえばリュウネは、ドラゴンの女王様だった。


 どうやら丁度目的のメルル工房に到着したようだ。


「ここがメルルの工房です。」


 その工房は、煙突があり赤煉瓦で造られていた。

いつも読んでいただきありがとうございます!コメントや感想お待ちしております!誤字脱字報告もお待ちしております!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ