第33羽 第2の村?
今日は健康診断です。朝ごはんが食べられないのが、辛いです。
あの朝の一件の後、周りを探索したが何も無かった。
僕たちは早々に探索を切り上げ、南の方角に向かって歩いて行った。
相変わらず、スライム以外の魔物に出会さない。
そのため旅は快適だった。
沢山の種類のスライムを倒したおかげで、ランドセルから出せるスライムの種類が少し増えた。
スライムたち……
チビスライム(手乗りサイズの可愛らしいスライム)
清掃スライム(体の表面からローション状の洗剤を出せるスライム。)
ソーダスライム(体青くしゅわしゅと音を立てて、相手を威嚇するスライム。)
薬スライム(食べた草の効能が、体液に蓄積され飲んだものの病を治したりできる。)
浮遊スライム(攻撃能力なし、酸素があればどごだって生活可能。動けない。)
吸血スライム(魔物や人の血を養分にする。A型だったら、攻撃能力が向上し、B型なら、防御能力が向上す、る。AB型は素早さが向上する。O型は、全ての能力がちょっとだけ向上する。)
スライムってこんなに種類が沢山いるんだね。なんか全種類コンプリートしたくなる。
※香月 莉緒は、昔からフィギアとか、人形とかを全種類集めるのが大好きで、何時も色んな店を点々として、大体1週間ほどで、全種類コンプリートをしたりする。
だから莉緒の部屋は、オタクオタクしい部屋なのだ。
「きゅう。」
「イースターさんどうしたの?」
イースターさんの向いてる方向を見ると、小さな村が見えた。ゆっくり警戒されないよう、ゆっくりと近づいたのだが……
「きゃーーーー!」
「白い化け物だぁーーーー!!!」
イースターさんを見た瞬間に、逃げ出す村の人たち。
終いには、皮の鎧を着て桑を構えて、村の人たちは、臨戦態勢である。
久しぶりに拒絶されたせいか、イースターさんが涙目になっている。
イースターさんの頭を撫でて、その足をカクカクさせながら桑を構える男を睨み付ける。
「ひぃ!?何だよ、やるってのかぁぁ、あ、あ?!」
「謝って…」
「?」
「イースターさんに謝って…」
冷たく鋭い眼光で見下すように言う。
「ひぃ!ご、ごめんなさい?」
「もう怖がりませんか?」
男も続けて言う。
「こ、怖がりません。」
震えながら男が言ったのを確認したら、イースターさんのほっぺを掴んで顔を上に向ける。
そして涙を拭いてあげた。
「大丈夫。僕に任せて。」
こういう時くらい、男みせちゃる!!(見た目女子小学生)
「きゅう♡」
「それじゃあ自己紹介をしましょう。」
男は桑を壁に立てかけて、ピシッとその場に直立する。
「僕はムーンナイト帝国の近くにある、世界樹の森出身香月莉緒公爵である!」
マッサルさんから貰ったムーンリングを見せる。
男とイースターさんを見て、逃げ隠れた村の人たちが一斉に走って来て、ひれ伏した。
「先程は誠に失礼しました。私はこの村モキュ村の村長をしてます、モキュミットと申します。どうか、私の命だけで、先程の無礼をお許し下さいませんか。どうか…」
村の村長と名乗る、頭がアフロで紫色の中年のオヤジが、何を勘違いしたのか、急に命を捧げて来た。
なんだ?僕は悪魔かなんかなのか?
「何か勘違いしてる見たいだけど、僕は怒っても人の命は奪ったりしないよ。悪い奴は別だけどね。」
「ということは、お許し下さるのですか?我々を?」
僕が頷くと、何故か村の人たちが泣き出した。
僕は気にせず、自己紹介を続けた。
「この白ウサギさんが、僕の妻のイースターさん。こっちのピンクウサギが、娘のソニカで、こっちの黒いウサギが娘の彼氏予定の、黒兎。そしてこの白い龍が、北の国の王様のリュウネだよ。」
黒兎がはぁ!?と、目を見開きながら、僕を見ていた。
「魔物が嫁と娘?その白いのが王様????」
村人の頭に、クエスチョンマークが大量に浮かんでいた。
僕は再度目を細くして、睨みつける。
「何か文句でも?」
ぶんぶんと首を横に振る。
その後イースターさんも一緒に泊まれる宿を探したのだが…
まずこの村には、宿屋が1つしか無かった。それもサイズは、人用サイズ。大きいのが2人もいる僕のウサウサパーティーでは、宿屋を逆に壊してしまいそうなのだ。
僕たちは途方に暮れていた。
ふと、ムーンナイト帝国の初日を思い出していた。たしかあの時も、イースターさんと一緒に泊まれる宿が無かったんだよな。なんでこの世界は、魔物兼用のお部屋が無いのだろうか。
まぁ、そうだよね。僕以外にサモナーの人居なかったもん。
「はぁ……」
「きゅ……」
「きょうものキャンプぅ〜?」
「体を洗いたいです。」
「あたいも体だけでも洗いたいやん。」
女性陣2人、黒兎とリュウネは体を洗いたいらしい。
黒兎は今だからオスだけど、もともと女の子だしね。
ソニカ以外がまた、はぁ〜とため息をつく。
ため息つくと運が逃げると言われても、吐きたくもなるよぉ〜
「どうしたのですか?公爵様?」
「?」
そんな時だった、誰もが僕たちを避け、話しかけて来なかったのに、1人の女の子が話しかけてきてくれたのだった。
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